ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

残雪の赤城山(黒檜山・駒ケ岳)

 

 

グレートトラバース日本三百名山一筆書きで赤城山を観た事がありました。その中で、赤城山(黒檜山)の山頂は雪の季節は雪で1m程高さが高くなるので、山頂からの景色が良く見えるとの内容がなんとなく頭に残っていました。

 

私は山歩きは好きですし、冬の山歩きも空気が澄むので好きなのですが、寒いのは苦手です⛄。

昨年(2021年)末に甲武信ヶ岳にテント泊登山をした時に寒かったので、心が折れてしまい、高い山から足が遠のいていました。

kechico.hatenablog.com

 

そんなこんなでしたが、今年(2022年)も春になり、桜が咲き始めて温かくなってきました。とは言っても、高い山にはまだまだ雪が残っています。しかし、お天気が良く、風も少なければ意外に温かい事もあるので、お天気が良い日を狙って残雪期の赤城山(黒檜山から駒ケ岳)に行きましたヽ(^。^)ノ。

f:id:kechico:20220403131302j:plain

ストックをさしてみた

雪はまだたっぷり積もっていましたが、日差しが暖かく寒くありませんでした。そして、雪山の美しさに感動しました<(_ _)>。綺麗でした~。

日本百名山 赤城山

日本百名山でもある赤城山は、関越自動車道を新潟方面に走っていると右側に見える美しい裾野が大きく広がっている山です。関越道を走る時には何時も綺麗だなぁと思う山で、いつか登ってみたいと思っていた山でした。

日本百名山の著者である深田久弥氏は「見事なのは、のびのびと裾野へ引いた稜線であって、おそらくこれほど大きな根張りは他に例が少なかろう」と書かれています。

大きく広がる裾野から火山であることが解かる赤城山は、裾野の広さが富士山に次ぐ二番目の長さとWikipediaに書かれています。確かに。

 

赤城山に登りたいと思い、他の方の登山記録を観ていると累積登り標高差が600m程です。赤城山は周辺の山の総称とあり、一番高い山が黒檜山で標高は1828mなので、標高1300m程に登山口があることになり、ずいぶん高い場所まで行けるなぁと思っていました。赤城山は火口湖である大沼に観光施設や赤城神社があることは全く知りませんでした(;^_^A。

 

赤城山

実際に赤城山に行くと大きく緩やかな傾斜の裾野はずーっとまっすぐに山頂に向かっています。ゆるい傾斜をずーっと登る感じで、その先には山道らしいくねくね道になり、お約束のヘアピンカーブもあります(*^-^*)。くねくね道をどんどん上れば、道は少し下ります。??と思いますが、火口の中に入る為だと解かるとそうかぁとなります。

赤城山山頂付近は、火口湖の大沼を取り囲む外輪山があり、赤城山最高峰の黒檜山、お隣の駒ケ岳は外輪山とあります。

又、山頂カルデラ周辺には丸みを帯びた山頂を持つ山もあり、それらは溶岩ドームで出来た山とあります。電波塔が建てられている地蔵岳も溶岩ドームとあります。

f:id:kechico:20220403142314j:plain

地蔵岳 手前が大沼 向こうにある小さい火口湖が小沼
小沼の方が標高が高い

 

赤城山(黒檜山~駒ケ岳)に登る

赤城山とは、火山全体をさして言われており、赤城山と言う峰は無いとの事です。最高峰は黒檜山で標高は1828mです。周辺には1200m-1800mの山々がカルデラの周囲に並んでいます。

一般的に赤城山に登ると言えば黒檜山に登ることを指すことが多いようですが、周辺の山も登山道が整備されている様です。関東ふれあいの道群馬県35でもあります。

火口湖付近の登山口からは比較的急な登りが続きますが、標高差が600m程なので頑張って登ります。無雪期ならば難易度は比較的低いかもしれないですが、積雪期では積雪量が多く雪が深いので多少なりとも雪山歩きを経験されてから登る方が良いかもしれません。

黒檜山山頂

f:id:kechico:20220403141206j:plain

黒檜山山頂 標高1828m

一方、日本百名山でもあるので、登山者が結構多いと思われます、比較的道迷いが少ない山であろうことと、登山道が整備されているので、登りやすい山だとも思います。

黒檜山山頂の先にある絶景ポイントからは上州(群馬県)の向こうに越後山脈を見渡すことが出来ます。絶景ですヽ(^。^)ノ。

黒檜山山頂奥の絶景スポット

f:id:kechico:20220403140928j:plain

雪の越後山脈 黒檜山から

f:id:kechico:20220403141108j:plain

谷川岳も見える😺

グレートトラバースで見た光景を観れました。

f:id:kechico:20220403141310j:plain

埋まっている標識 積雪どれくらいかな

黒檜山~駒ケ岳(標高1685m)は尾根歩きで約1時間です。積雪期は雪で滑るので慎重に歩き進みます。

御黒檜大神

黒檜山山頂より少し駒ケ岳寄りに御黒檜大神と祀られています。

f:id:kechico:20220403142056j:plain

御黒檜大神 

駒ケ岳山頂

f:id:kechico:20220403142821j:plain

駒ケ岳山頂 標高1685m

この日は霞がかかっていましたが、関東平野が一望できる素晴らしい眺め👀。

駒ケ岳からは火口湖の観光施設辺りに下山する登山道で下山しました。急なのですが、随所に階段が整備されているので比較的安全に下山できます。

 

山は標高が高いので、多分、日中最高気温は5度も無かったのではと思っています。下山後に車の温度計は2度でした。しかし、お天気が良く、温かい日差しがたっぷりでしたので、寒い事は無く、時折汗ばむほどでしたので、ウエアの調節をしながらの山歩きでした。

まだ、登山道のほとんどに積雪があるので、軽アイゼンかチェーンスパイクは必須です。滑ります。

f:id:kechico:20220403143752j:plain

自撮りしてみた(*^。^*)

山の道路と駐車場

赤城に向かう道路は標高が高くなるにつれ、道路わきに雪が残っていますが、きちんと除雪され整備されているのでノーマルタイヤで十分走れました。

まだ寒いこの季節では観光客や登山者で混むことはありませんでした。

f:id:kechico:20220403144104j:plain

登山者用駐車場 ノーマルタイヤで大丈夫

山歩きの記録はこちら👇

yamap.com

お昼ご飯と下山後のおやつ

お昼ご飯は代り映えしませんが山頂でうどん。絶景を眺めながら温かいうどんを食べる。贅沢だなぁと何時も思う。

おやつはコンビニでパンを買って食べました。美味しかったです。

f:id:kechico:20220403144257j:plain
f:id:kechico:20220403144311j:plain
山頂での昼食とおやつのパン

使ったお金💰

  • ガソリン代 約2000円
  • 高速代 1080円(一般道も走る)
  • おやつのパン 150円
  • 合計 3230円

 

おまけ

赤城神社

f:id:kechico:20220403145243j:plain
f:id:kechico:20220403145227j:plain
凍っている火口湖(大沼)に浮かぶ赤城神社

赤城と言えばイニシャルD

f:id:kechico:20220403145344j:plain

観光駐車場から見る黒檜山と駒ケ岳

黄色いRX-7👀 

甲州街道① 日本橋~府中宿

 

 

五街道歩きを楽しんでいるのですが、歩き進んでいる中仙道は軽井沢先の追分宿で約1年間も停滞してしまっています。お恥ずかしい(;^_^A。

 

何故か甲州街道も歩きたくなり、歩き始めることにしました。

中仙道と甲州街道上諏訪宿で合流し、京都三条大橋に向かっているので、両方を歩き進んで合流してから京都に向かうのも良いかななんて思っています。

五街道の起点は東京・江戸日本橋。今回も日本橋からスタートします。

f:id:kechico:20220313125407j:plain

日本橋

日本橋に関しては中仙道の時のblogで👇

kechico.hatenablog.com

 

甲州街道

甲州街道は江戸日本橋から甲斐国(山梨県)を経由し、信濃国(長野県)で下諏訪宿で中仙道に繋がる距離53里24町(約211.3㎞)、44次あり五街道の1つです。

五街道日本橋から京都三条大橋に行くには東海道や中仙道が使われることが多かったにもかかわらず、甲州街道が作られたのは、江戸城陥落の際の将軍の避難路であったとの事です。甲州街道江戸城半蔵門より将軍が江戸城を出て、四谷に鉄砲隊を配置し、親藩でもある甲府城まで逃げる設定で作られたそうです。

f:id:kechico:20220313132354j:plain
f:id:kechico:20220313132406j:plain
半蔵門と四谷にある江戸城外堀

しかし、甲州街道は中仙道や東海道の様に多くの旅人に利用される事も無く、参勤交代で利用する大名も少なく、物価も高い。インフラの整備もそれほどでは無かった事もあり、次第に宿場は衰退したとの事です。距離が短いにもかかわらず宿場の数は多いようです。東海道53次に対して距離が半分以下の甲州街道には44次もありますし。

 

甲州街道国道20号

五街道として整備された甲州街道は、現在では国道20号(甲州街道)に伝承されています。日本橋を起点とし国道1号と並走しながら桜田門交差点で分岐し、新宿、八王子、神奈川県相模原市山梨県大月市甲府市、長野県茅野市諏訪市に続いています。

そして、高速道路では首都高4号新宿線、中央道とも並走しています。中仙道は埼玉方面から群馬、長野に抜けていく際に長く並走する道路はありませんが、甲州街道は継承されており、現代では親しみのある道路の様です。

 

都心の史跡が少ない気がする

甲州街道日本橋を出ると皇居内堀を通り、半蔵門から西に進んでいます。旧街道なので、街道沿いに寺社仏閣、石碑等があると思いますが意外に少ないというかほとんどない…。街道沿いで初めて石碑を観たのは次の宿場である下高井戸宿付近でした。

中仙道では結構見どころが多かった都心の街道沿いなのになぁと思います。東京大空襲の影響かと思うと、この辺りの被害は無い訳ではないようですが、大きな被害でも無いようで、関東大震災かなとも思うのですが、良く解りませんでした。

江戸城半蔵門から四谷を抜け宿場である内藤新宿に繋がる甲州街道は、新宿通り(麹町大通り)とも呼ばれています。江戸時代には大名屋敷や旗本が暮らしていた為栄えていたそうですが、大政奉還後に徳川が静岡に引き上げた際、旗本や大名も引き上げたとあり、有楽町線麹町駅が作られるまでは大きな発展が無かったそうです。現在はビルが沢山建っているオフィス街になっています。

甲州街道最初の宿場であった内藤新宿は、現在の新宿御苑付近であったと言われています。現在は国道20号は地下を通り抜けており、旧街道は御苑近くをなんとなく抜ける感じになっていました。

f:id:kechico:20220313143855j:plain

四谷4丁目、新宿御苑近くの石碑

一里塚バス停は甲州街道一里塚跡ではない?

新宿南口のバスタ新宿前を通りJRの線路を超え、代々木をかすめた辺りから首都高4号新宿線と合流し、高速道路の下を歩きます。

f:id:kechico:20220313150631j:plain
f:id:kechico:20220313150635j:plain
新宿駅南口、環7との交差点手前

環7を超え、明治大学を過ぎ、杉並区に入る辺りのバス停の名前が一里塚とあります。甲州街道の4番目の一里塚かなと思い調べてみると、4番目の1里塚は杉並区下高井戸壱丁目41付近とあり、場所は環8を過ぎた辺りで、3番目の一里塚に戻ると渋谷区笹塚にまで戻ります。甲州街道の1里塚跡ではないようです(;^_^A。

f:id:kechico:20220313150644j:plain

甲州街道の一里塚跡ではないと思われる一里塚バス停

街道沿いの史跡

高井戸宿の跡

甲州街道の2番目の宿場下高井戸宿、3番目の宿場上高井戸宿の跡は、恐らく国道20号(甲州街道)が環8交差点を過ぎすぐに旧甲州街道に分かれる場所の上り沿いにある杉並区立上高井戸宿公園が跡地と思います。ここより甲州街道より旧甲州街道に分かれ、旧街道を走るバス停の名前に中宿や下宿などがあります。しかし、甲州街道の高井戸宿には中高井戸宿は無いのですが…。

f:id:kechico:20220313153533j:plain

中宿バス停 次は烏山下宿

4番目の一里塚

高井戸宿であったと思われる旧甲州街道沿いに一里塚跡の石碑があります。

f:id:kechico:20220313155026j:plain
f:id:kechico:20220313155033j:plain
長泉寺入り口にある4番目の一里塚跡と石仏

 

近藤勇生誕の地

長谷山西光寺(調布市上石原)に、新選組近藤勇生誕の地として銅像が祀られています。周辺に旗が沢山掲げられているので気付きやすいです。

f:id:kechico:20220313154235j:plain
f:id:kechico:20220313154221j:plain
新選組 近藤勇生誕の地

小島一里塚跡 6番目の一里塚

甲州街道沿い、調布市小島町1丁目に6番目の一里塚が石碑として残っているそうです。GoogleMapに乗っているのですが、見つけられませんでした(T_T)。白いフェンスに囲まれている様で見つけにくいとありました。残念_| ̄|○

 

武蔵国八幡宮

武蔵国八幡宮大國魂神社末社とされている神社ですが結構歴史がある神社の様に思います。詳しく調べられていなくてすみません(;^_^A。

この神社の参道は旧甲州街道沿いにあるのですが、参道は南方向に長くあるとの事で、参道は途中で京王競馬場線が通っているそうで踏切まであるとの事。二の鳥居は京王電鉄が奉納されているそうです。

f:id:kechico:20220313161555j:plain

武蔵国八幡宮

大國魂神社

武蔵国の総鎮守。出雲大社に祀られている大国主の命が主祭神である大國魂神社。大きな神社なので名前を聞く機会も多い神社です。甲州街道を歩く計画を、いつも通り大雑把に立てていたのですが、府中に行くなら大國魂神社にも行きたいなと思っていました。そうすると、願いが叶ったのか(👈そんなはずはない(笑))旧甲州街道沿いに大國魂神社が祀られていました👀。さすが、街道沿いだわとおもいますが、神社のたたずまいを観て、その迫力に圧倒されました<(_ _)>。沢山の人々に大事に信仰されてきた神社だと感じます。

f:id:kechico:20220313162444j:plain

大國魂神社
f:id:kechico:20220313162535j:plain
f:id:kechico:20220313162547j:plain
隋神門と本社
f:id:kechico:20220313162711j:plain
f:id:kechico:20220313162641j:plain
人形に自分の悪い部分を託し、川に流す

武蔵国府跡

大國魂神社を過ぎて、この日の甲州街道歩きを終了しました。自宅に帰ろうと府中本町駅に向かうと、駅前に武蔵国府跡がありました。

f:id:kechico:20220313163005j:plain

武蔵国府跡 現在は広場になっています

そして、武蔵国府跡は徳川家康の府中御殿跡でもあったそうです。甲州街道が整備されるわけだなぁと思うと同時に、私が一日かけてヒーヒー言いながらここまで歩きましたが、江戸時代の人間は今よりもっと体力や精神力があったと思います。そうすると、家康が江戸城より甲州街道を逃げてきたとすると、おつきの人や荷物もあると考えれば、ここまでが一日の移動距離となるかもしれません。そうすると、自分の御殿を立てておく意味があると。

庚申塔と石碑

f:id:kechico:20220313164806j:plain
f:id:kechico:20220313164746j:plain
f:id:kechico:20220313164824j:plain

 

五街道歩きの細かいデータはこちら👇

yamap.com

 

使ったお金💰

  • 電車代 984円
  • 食事  588円
  • 合計1572円

昼食とおやつ

昼食はなか卯の鶏天うどん(430円)。しかし、お腹が空いてしまい、途中のコンビニでパンを購入(158円)。

f:id:kechico:20220313164101j:plain
f:id:kechico:20220313164104j:plain

 

高尾山から陣馬山 関東ふれあいの道東京都2 鳥の道

 

 

 

 

2022年の冬は寒い⛄

山に積もった雪は直ぐには解けないだろうなぁと思っていましたが、やっぱり山に行きたい!ので、以前から行きたいと思っていた高尾山~陣馬山への関東ふれあいの道に行きました。

関東ふれあいの道東京都2 鳥の道

山歩きを始めた当初は関東ふれあいの道を歩いていました。理由はコースが整備されている事や、指導票や看板が多いので道迷いの心配がない事でした。

その頃に、このコースの随所は歩いていたのですが、通して歩いたことはありませんでした。車で移動することがほとんどなので、どうしても駐車場からの周回コースやピストンで歩くことが多いです。なので、関東ふれあいの道の様に公共交通機関を使って尾根を歩き反対側に降りるというコースは中々難しいのです。

鳥の道のコースは高尾山口駅からスタートし、高尾山、小仏城山、景信山、堂所山、陣馬山を経由して陣馬高原下バス停に降りるコースで、陣馬高原下バス停からは高尾山駅にバスがあります。

 

結構距離が長い

このコースの設定は、関東ふれあいの道の設定で、距離19.4㎞、所要時間7時間5分となっています。ふれあっているのか…と心の中で呟く(笑)。登山では長いコースだと思いますが、ハイキングコースとしてはありなのかな…。

尾根歩きのコースなのですが、比較的アップダウンが少ないように思います。体力があれば結構スピードが出せそうです。

高尾山で標高599m、一番高い陣馬山で857mと比較的低い山なのですが、累積標高の登で1383mとなりましたので、登りごたえもあり、お約束の筋肉痛にもなりました(*^-^*)。

 

雪解け期の登山道はずるずる滑る

私が行った2022年3月2日には、登山道にはまだまだ雪が残っていましたが、数日前からの暖かさで溶け始めている場所もありました。

解けた雪解け水が凍っている場所には注意。高尾山から小仏城山にあったような。

溶けた雪解け水で登山道がぬかるみずるずるに滑る場所も多くありました。

高尾山から小仏城山、陣馬山から和田峠までの区間は木の階段が整備されているので凍結に気を付ければぬかるみは避けて歩けます。

小仏城山~陣馬山間はすべてがぬかるんでいる訳ではないのですが、随所でぬかるんでいるので結構滑ります。無事に転ばなくても泥だらけになります。

ここ連日暖かくなってきているので、登山道の雪は解けるのでしょうが、登山道のぬかるみが乾くまでもう少しかかるかもしれないです。

チェーンスパイクや軽アイゼンを使う事はありませんでしたが、早朝冷え込むことも三月ではあると思うので、お守りに持っていたほうが良いと思います。

登山道が滑らなければとても歩きやすい登山道です。

 

高尾山

平日朝の高尾山は空いていて良かったです。お天気も崩れる前だったので写真もきれいに撮れました。高尾山は人が多いというイメージなので行くことが少ないのですが、ゆっくりと歩いていると修験道の山だなぁとしみじみ思います。

f:id:kechico:20220303100920j:plain

岩屋大師

f:id:kechico:20220303101026j:plain

びわ

f:id:kechico:20220303101107j:plain

眺めは素晴らしい

高尾山薬王院

真言宗智山派大本山である高尾山薬王院真言宗智山派の本山は成田山新勝寺川崎大師平間寺高尾山薬王院とあります。ご本尊は薬師如来とありますが、それより有名なのが神格化された天狗様です。

高尾山では天狗が神格化され、飯縄大権現様の眷属として信仰されています。お寺なのに神格化?とも思われますが、日本の信仰の歴史を思えば神様も仏様も分け隔てなく大切に進行してきた事もあるので、気にする必要は無いかなと。

 

高尾山薬王院参拝は二回目です。

人が少なくゆっくり参拝して奥の院まで来て気付きました👀

f:id:kechico:20220303102224j:plain

奥の院

何だか天狗様が狛犬の様にご本尊を守っている様だなぁと。

高尾山の天狗様は眷属なので一人解決して納得する。天狗信仰かぁ。この山には天狗いそうだなぁ(*^^*)。

 

高尾山から陣馬山

高尾山

高尾山薬王院参拝後奥に進めば高尾山山頂に到着します。

f:id:kechico:20220303102743j:plain

丹沢山系の山々が良く見えるのですが、生憎雲がかかっていました。

 

小仏城山

f:id:kechico:20220303102955j:plain

高尾山から小仏城山までは木道階段が作られています。ぬかるみが無いので比較的サクサク歩けますが、朝の冷え込みが厳しければ場所によっては雪解け水が凍る事もありそうなので、気を付けて歩きます。

小仏城山山頂は広く、テーブルやベンチもたくさんあり、売店もあります(平日は営業していないかも)。ハイキングの季節には人だらけになります(;^_^A。体力が心配ならばここで引き返すも良し、相模湖方面に降りることも出来るようです。

 

小仏峠

f:id:kechico:20220303103452j:plain

小仏峠 狸

小仏城山から小仏峠に進むと狸の置物がありました。ここから下山することも出来ます。

 

景信山

f:id:kechico:20220303103622j:plain

小仏峠に下り、再度登り返したら景信山に着きます。ここもテーブルやベンチが沢山あり売店もあります(営業日に注意)。私は、ここ景信山からの眺めが一番好きかな。都心を一望できますし、、反対方向に富士山も見えます。

 

堂所山

f:id:kechico:20220303103954j:plain

ぬかるんでいますが、これはまだ良いです(;^_^A

このコースは眺めがとても良いのですが、堂所山山頂からは周りの山しかみえません(;^_^A。小仏城山~陣馬山間を歩くのであればまき道があるのでそこを歩くのも良いと思います堂所山山頂直下は少し急登でもあります。

堂所山山頂からは八王子城山に降りることも出来そうです。

堂所山を過ぎ陣馬山方面に進めば先はどのコースも陣馬高原バス停に降りることになりそうです。

 

明王

f:id:kechico:20220303104510j:plain

売店跡とトイレ(ぼっとんだったと思う)があり、ベンチもたくさんあります。

 

陣馬山

f:id:kechico:20220303104616j:plain

明王峠を過ぎるころになると、もはや黙々と歩いており、何かの修行のような気分になります(;^_^A。黙々と歩き、歩き、陣馬山到着。

雲が出て白い馬が綺麗に映らずちょっと残念。

陣馬山山頂は高原になっておりとても気持ちが良いです(寒く無ければ…)。レジャーシートを広げて寝転びたい気分になります。寒く無ければ。

f:id:kechico:20220303105120j:plain

テーブルやベンチもたくさんあり、トイレもあります。

売店は3軒あり、この日も1軒営業されていました。

陣馬山から和田峠に降りる道は木の階段が整備されており、比較的楽に降りれます。

f:id:kechico:20220303105103j:plain

 

林道を歩き陣馬高原バス停へ

和田峠に降りると林道に出るので、林道を下り和田峠バス停に向かいます。陣馬山から和田峠を通らずに、この先の林道に降りる山道もあるそうなので、登山道のコンディションが良ければそのコースも良いだろうなぁと思いました。

ひたすら林道を下り、民家が見えてくるその先にバス停があります。

f:id:kechico:20220303105411j:plain

陣馬高原バス停 トイレ、登山靴洗い場あり

バスは1時間に1本程です。待ち時間があったので、登山靴の泥を落として、コーヒーを入れて飲みました。温まります。

f:id:kechico:20220303105658j:plain

この辺りは結構山奥なので、道路の幅は広くないのですが、バスは普通の大きい乗り合いバスでした。対向車が来るとどうするのかなぁと思っていると、運転手さんと助手さんは道幅が広くすれ違える場所を熟知されている様で対応早い👀。時にはバスがバックするのに驚きました。路線バスがバックするのを初めて知ったかも。

夕焼け小焼けを少し降りた頃に道幅が広くなり、先のバス停まで来ると助手さんはおりました。この場所より八王子行きのバスもあるので、それに乗り換える人もいました。

陣馬高原下バス停より終点の高尾山駅までは約35分。出発した高尾山口駅までは徒歩20分程で、車を置いていた高尾山口駅まで戻りました。

 

山歩きの記録はこちら👇

yamap.com

 

お昼ご飯と下山後のアイス

f:id:kechico:20220303110833j:plain
f:id:kechico:20220303110849j:plain

寒い季節は温かいうどんが美味しい。けれど、下山後はアイスが食べたくなる(;^_^A。

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約830円
  • 駐車場代 800円
  • バス代 567円
  • 高速代 530円
  • アイス 150円
  • 合計 2877円

梅の花と美味しい水(日本水)と長瀞散策

 

 

 

まだまだ寒い日が続いていますが、樹を観るとつぼみが見え始めてきました。そろそろ樹に花が咲く季節だなぁなんて思い、梅の花を観に行こうと思いました。

 

春、樹に咲く花のつぼみを観ると何だか生命力を感じます(*^-^*)。

 

関東地方の梅林を検索すると、三大梅林と通称されるのが水戸偕楽園越生梅林曽我梅林とあり、何処も満開の季節には混みそうだなぁと(;^_^A。

その中の越生梅林を調べると、今年(2022年)はコロナウィルスの影響があるものの、2月11日から3月21日まで梅まつりが行われており、平日休みに出かけました。

私が出かけようと準備していると、愛犬あきさんが「私も行く」と👀で訴えるので、梅林なら大丈夫だろうと一緒に行きました🐕。

梅の花

いそいそと、愛犬あきさんとおばさんコンビで(笑)、埼玉県にある越生梅林に行きましたが、2月中旬で、今年は寒い事もあるのか、梅の花は1分咲き?と思う程で残念(T_T)。今年は梅まつりが縮小されているとあり、入場料は無料ですが、駐車場代が500円なので後日出直そうかなぁと。

越生には何度か来たことがあるのですが、梅林には初めてきました。公園(約千本)含め周辺にもたくさんの梅の木(約2万本)が植えられており、関東三大梅林の一つに言われる事も納得させられます。梅の花が咲いたら綺麗だろうなぁ。

 

私が好きな越生町の隠れた名所はこちら👇

kechico.hatenablog.com

 

梅林はそのまま通過し、美味しい水を汲みに行こうと日本水の水くみ場に向かいました。日本水の水くみ場は山を登った場所にあるのですが、車で行けます。日当たりが良い場所の為かここでは梅の木に花が咲いていたので、愛車のS子さんと記念撮影📷。

f:id:kechico:20220219094219j:plain

日本水水くみ場近くの蠟梅

f:id:kechico:20220219094308j:plain

春を感じる(*^-^*)。

 

日本水(やまとみず)

名水100選にも選定されている日本水(やまとみず)は埼玉県寄居町にあります。山をかなり登った先にありますが、車で行けます。

f:id:kechico:20220219101827j:plain

日本水 水くみ場

日本武尊が東征の折、戦勝を祈願し御剣を岩壁に刺したところ、たちまち水が湧き、この冷たさに一杯しか飲めなかったとの伝説から「一杯水」の別名があるそうです。剣を刺した場所はこの山の山頂少ししたであり、今はいけないかもしれませんが山頂少し下に噴出地があるそうです。

日本武尊の剣って、スサノオの草薙の剣?ふと思いましたが、詳しく調べられていません(;^_^A。

この日本水が出ている山は釜伏山で、山頂に釜山神社が祀られています。この神社は日本武尊に由来する神社であり、狛犬が狼の神社です。

日本水に関してはこちら👇

環境省選定 名水百選/詳細ページ

ここのお水は煮沸したほうがよさそうですが、お茶やコーヒーを入れるととても美味しいですヽ(^。^)ノ。

 

長瀞散策

ここまで来たらもう少し足を延ばして、長瀞に行きました。きっかけは以前にみたブラタモリで、先日図書館で本を借りてきました。

f:id:kechico:20220219102529j:plain

もともとジオパークが好きなのですが、タモリさんの様に豊富な知識は無いです(;^_^A。しかし、秩父長瀞の地形って興味があります👀。

私は登山もするので、秩父の象徴である武甲山にも上ったことがあります。そして、何故石灰がとれるのかが不思議だったのです。この本の秩父武甲山について書かれており、1人で納得して喜んでいます(*^-^*)。

 

長瀞で有名なのは岩畳と川下りを思います。数年前に行ったことがあるのですが、色々知ると再度行きたくなります。

川下りはコロナの影響もありしていないだろうし、おばさん一人では敷居が高いし、料金も高そうだし(-.-)乗らない事にしました(;^_^A。実際に行ってみるとコロナの影響でしていなかったのですが…。

 

駐車場

長瀞宝登山神社があったり、川下りや岩畳もある事や、長瀞駅前で無料駐車場は無いようです(たぶん…)。観光地の駐車場はお高いイメージが強いので(;^_^Aどうしようかなと考える。

色々見ていると長瀞ゆうゆうハイキングマップに岩畳一周コース2時間15分とあり、これ良いなぁと。スタート・ゴールは岩畳になっていますが、一周する為どこでも良いので無料駐車場がある長瀞自然の道駐車場を起点にしました。

f:id:kechico:20220219104558j:plain

長瀞自然の道入り口

ポットホール

紅簾石片岩(こうれんせきへんがん)とポットホール | ジオパーク秩父

これを観たかったのですヽ(^。^)ノ。ポットホールはこちら👇

f:id:kechico:20220219105239j:plain

ポットホール

自然の力って凄いです👀。しかも綺麗に削られていますし、圧縮されてできた岩の地層が綺麗に出ているし。芸術だ~。こういうのを観ると、人間なんてちっぽけだし、自然の力にかなわないと思う。しかし、自然が作り上げた物って美しいと思う。

f:id:kechico:20220219105729j:plain
f:id:kechico:20220219105736j:plain

岩畳を散策すると小さなポットホールがあちこちにあります。

f:id:kechico:20220219105925j:plain
f:id:kechico:20220219105929j:plain

 

 

川の流れが変わった場所

ブラタモリの中で、長瀞の川の流れについて書かれています。その場所と同じような場所がありました。

f:id:kechico:20220219110418j:plain

青い矢印は元々の川の流れ。何事も無ければ川はまっすぐに流れるので不自然に流れることはありません。しかし、川は黄色い矢印の根元で急に流れを変え、その後さらに反対に流れを曲げています、流れも速くなり白くしぶきを立てて落ちています。

 

元々の流れが変わった理由はがけ崩れで川がせき止められた。川は流れを変えるしかないので、流れやすい方向に変えた理由は岩畳にあるとの事。納得👀。自然って凄いなぁ。

荒川橋梁

大正3年に作られたレンガ作りの橋梁で、今でも秩父鉄道が走っています。SL[も走るので、電車マニアにとっては写真撮影スポットの様です。

f:id:kechico:20220219112002j:plain
f:id:kechico:20220219112014j:plain

秩父に鉄道が走ったのは、武甲山の石灰を運ぶためだったのかなと思う…。

秋さんお散歩

f:id:kechico:20220219111057j:plain
f:id:kechico:20220219111108j:plain

岩畳に向かい川岸を秋さんとお散歩していると、リードを放してしまい、秋さん私に気付かずにどんどん先に行ってしまう(;^_^A。秋さんは逃げないので、何時気付くかなぁなんて思いながら後ろを歩いていると、ようやく気付いたら自分から戻ってきた。秋さんも楽しそう。

 

自然に癒される

この日の長瀞はお天気が良く温かかったです(*^-^*)。荒川沿いを歩いていると、岩畳の規則のある大地に自然の力の大きさを感じ、岩壁の上に家が建っていたり、白い鳥(サギ?)がいたり、カモが泳いでいたり。自然に癒されます。

f:id:kechico:20220219112232j:plain
f:id:kechico:20220219112217j:plain

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1300円
  • アイス 180円
  • 合計1480円

お昼ご飯とおやつ

お昼ご飯はスープジャーにお茶漬け(;^_^Aを入れて持参し、東屋で食べました。外で食べると美味しい(*^-^*)。贅沢だなぁ。

しかし、お茶漬けだけではお腹が空いて、帰りに道の駅よりいでアイスを買って食べましたヽ(^。^)ノ。

f:id:kechico:20220219112309j:plain
f:id:kechico:20220219112314j:plain
温かいお茶とお茶漬けは美味しいけれどお腹が空くのが早い

 

大山(神奈川県)と大山阿夫神社

 

 

 

大山阿夫神社

2200年以上前に創建された相模国総鎮守の神社です。水の神、山の神として祀られ、海洋守り神、大漁の神として信仰されてきた神社です。

古くは奈良時代神仏習合の神社として栄え、江戸時代には大山参りと古典落語で語られ、2016年(平成28年)には大山参りが日本遺産に認定されています。

 

大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)

大山大神は富士山の御祭神のサクヤコノハナ姫の父であり、大山は富士山とのお参りも一緒に行われる両社参りも盛んにおこなわれたそうです。

富士に登らば大山に登るべし、大山登れば富士に登るべし

山頂の本社に祀られているのですが、写真を撮り忘れてしまいました(;^_^A。

f:id:kechico:20220208100635j:plain

大山阿夫神社(下社)

 

高龗の神(たかおかみのかみ)

水神様であり、高は山、龗は龍で龍神と言われているそうです。お社は下社より美晴台に続く登山道の途中にある二重社。

f:id:kechico:20220208101138j:plain

二重社

二重社の脇に滝があり、古くより禊が行われていたとありますが、滝は枯れていました。

この場所にかつて生えていた杉の木?に、丑の刻参りがされた説明が書かれていました。木は現在は無いそうです。下社から二重社を超えて歩いた先に大きな木にしめ縄がされていました。確かに大きな木は信仰の対象にされていることが多いのですが。

 

大雷の神(おおいかずちのかみ)

雷の神様との事で、神社の奥社で祀られています。火災・魔除け・盗難徐けの神様とあります。

f:id:kechico:20220208102732j:plain

山頂に祀られている奥の院

獅子山

下社の鳥居をくぐった左手に富士山の岩に獅子が祀られています。大山獅子と言われているそうです。実は狛犬好きです。周りの十二支の親子の干支があり、自分の干支の親子をなでなでさせていただきました<(_ _)>。

f:id:kechico:20220208103732j:plain

獅子山

大山登山

大山登山は麓から下社、下社から大山山頂の本社までに分けられます

下社から本社のある山頂まで

下社の奥にある入山祓所で(自分で)お祓いし(100円)、登拝門より本社に向けて登ります。私は裏側から登り、表参道に降りてきたので、事後承諾となりました(;^_^A。

登山道は比較的整備されている場所もありますが、大半は岩がゴロゴロしています。

f:id:kechico:20220208104149j:plain

登拝門

麓から下社まで

大山にはケーブルカー🚠があり、麓から下社までケーブルカーで登ることが出来ます。ケーブルカーを使わなければ、ケーブルカーの麓より男坂と女坂の二か所参道がありますのでそこから登る方が多いと思います。自力でも、ケーブルカーでも登れる山ですヽ(^。^)ノ。

 

今回のルート

私はは男坂・女坂より空いているだろうと考え、日向渓谷に向かい隣の尾根から美晴台を経由し山頂に登りました。

f:id:kechico:20220208110030j:plain
f:id:kechico:20220208110039j:plain
大きなお地蔵様と美晴台

山頂からは表参道で下社に下山し、関東ふれあいの道でもある二重社を経由して美晴台に抜け下山しました。

急な斜面に登山道が九十九折になっていると思いながら下山したら、つづら坂と書かれていました(*^-^*)。

f:id:kechico:20220208112121j:plain

駐車場

日向渓谷にある市営ふれあいの森日向キャンプ場駐車場を利用しました。

f:id:kechico:20220208110702j:plain

市営ふれあいの森日向キャンプ場駐車場(無料)


約50台ほどが停められる川沿いの駐車場です。

 

大山への参拝道付近(ケーブルカーや男坂女坂がある)にも市営駐車場がありますが、有料の様です。

 

山歩きの記録はこちら👇

yamap.com

 

鹿🦌がいる👀

人なれしている?のか、人間が近くに居ても逃げない鹿さんに山頂と下社の二か所で会いました(*^-^*)。

f:id:kechico:20220208111119j:plain
f:id:kechico:20220208111126j:plain

 

使ったお金💰とお昼ご飯

使ったお金

ガソリン代 約950円

コンビニコーヒー 100円

高速代 1070円

合計 2120円

お昼ご飯

f:id:kechico:20220208111544j:plain

山頂での山ご飯はうどんですヽ(^。^)ノ。

寒い冬はうどんが美味しいし温まります。

 

秩父三十四観音霊場 十番から十九番

 

 

秩父三十四観音霊場の霊場巡りの続きをしてきました。

前回のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

秩父三十四観音霊

秩父三十四観音霊場は1234年(2021年より787年前)室町時代に作られたとも言われています。

江戸時代に入ると、観音霊場巡りは伊勢参りと並ぶ庶民に人気の旅になったと言われます。街道が整備されたこともあり、善行寺参りや成田山新勝寺などへの参拝も盛んに行われて旅行ブームだったともあります。しかし、ひと月以上もかかる旅は費用もかかり裕福でないと難しかったようです。

秩父三十四観音霊場は江戸からほど近い距離にあったこともあり、多くの江戸庶民の観音信仰巡礼の聖地として賑わいました。

秩父方面にドライブすると、宿場町であった場所を観ることが多くあり、宿場があったという事は、街道があり、その道を通る人が多くいた。多くの人々が訪れた秩父霊場巡り。江戸時代は今の様に電車や車もありません。人々は歩いて秩父に向かい、約100㎞ある三十四観音霊場を参拝した。多くの人々が信仰してきた観音様。私も観音様にお参りしよう。歩いてお参りしよう。今回霊場巡りをしようと思ったきっかけでした。

何故、秩父だったのだろうかと思う事もあります。川越でも良かったのではないかとか…。江戸の五街道では甲州街道と中仙道の間にあり、交通の便があり、少し足を延ばして行くという距離でも無かったであろうし…。そもそも、秩父地域は盆地であり四方を山で囲まれていて、何処から行くにも峠を越えなければいけないという、難所と言えば難所だと思います。しかし、人々を引き付ける魅力が秩父にはあったのだろうと思います。

私は結構秩父地域が好きだなぁと思いました。

秩父地域はジオパークだったことを思い出しました。秩父は複雑な断層が重なっていたり、それが観える場所に露出していたり、武甲山石灰岩でできているし。関東平野の奥にある盆地なのですが、地形がとても複雑だったりします。それが結構楽しいです。

交通手段

前回同様、今回も道の駅秩父よりスタートしました。公共交通機関を使うならば秩父駅になります。そして、今回のお寺は町の中心街にもあり、そこを歩く巡礼になりました。秩父観光ですヽ(^。^)ノ。

f:id:kechico:20220131142642j:plain

道の駅 秩父

秩父三十四観音霊場巡り 十番から十九番

十番 万松山 大慈寺

f:id:kechico:20220131143802j:plain

 

お寺と御朱印の写真を撮り忘れました(;^_^A。御朱印は頂きました。

十一番 南石山 常楽寺

f:id:kechico:20220131143908j:plain

十一面観音が祀られています。

f:id:kechico:20220131143955j:plain

 

十二番 仏道山 野坂寺

f:id:kechico:20220131144024j:plain

仁王門に閻魔大王が祀られているそうですが、気付きませんでした<(_ _)>。

仁王門の正面に祀られていた預かり観音に目が行きました。正面の顔は修理復元されている様ですが、観音様の左側には怒りの顔があり、左側には妬み煩みの顔があり、小面の顔は病による苦しみと。それらをすべて預かってくれる観音様であり、観音様の裏側には慈悲の観音様が祀られていました。

仁王門の片側には、牛が祀られており、反対側には、山の神、風神、雷神が祀られていました。

f:id:kechico:20220131144657j:plain

十三番 旗下山 慈眼寺

f:id:kechico:20220131144753j:plain

秩父市街地にほど近い場所にあります。

境内には目薬の木が植えられており、御朱印を頂く人はと目薬の木のお茶を頂けます。はい、私も頂きました<(_ _)>。市街地に近い事もあるのか、参拝者が多いように思いました。

f:id:kechico:20220131144814j:plain

十四番 長岳山 今宮坊

f:id:kechico:20220131144835j:plain

秩父市街地より、今宮神社を抜けた先にあります。

 

f:id:kechico:20220131144851j:plain

十五番 母巣山 少林寺

f:id:kechico:20220131144911j:plain

少林寺の事が良く解らないです<(_ _)>。

こちらのお坊さんは、少林寺と聞いて想像する独特の服装?和装?をされていました。禅寺の様です…。まだまだ良く解らない事があります(;^_^A。

f:id:kechico:20220131144936j:plain

 

十六番 無量山 西光寺

f:id:kechico:20220131144958j:plain

真言宗豊山派のお寺で、四国八十八か所霊場に祀られている仏様が祀られています。大日如来阿弥陀如来薬師如来、不動菩薩、千手観音、十一面観音、他、まだまだ、仏像を拝見しても仏様が解らいなぁと思いました(;^_^A。

f:id:kechico:20220131145018j:plain

境内にいた猫ちゃんたち。人慣れしていて可愛かった(*^-^*)。

f:id:kechico:20220131145033j:plain


十七番 実正山 定林寺

f:id:kechico:20220131145107j:plain

正方形のお堂の形に惹かれました。

 

f:id:kechico:20220131145131j:plain

 

十八番 白道山 神門寺

 

f:id:kechico:20220131145217j:plain

こちらのお堂も正方形。お堂の周りをまぐることが出来、裏側には観音様と繋がっているという組紐がありました。

 

f:id:kechico:20220131145236j:plain

十九番 飛淵山 龍谷

 

f:id:kechico:20220131145301j:plain

大きな岩の上に建てられている言われているお堂です。確かにこのお堂の周りは岩です。何故、こんな大きな岩があるのか。

 

弘法大師がこの地に訪れた際、雨が降らず干ばつが深刻であったと。弘法大師は杖で岩を割り、雨を降らせたという。

 

この岩をよく見ると、細かい石が集まってできているのが解ります。しかし、さざれ石の様に細かい石が多くないように感じます。ここは荒川の浸食で出来た海岸段丘の上に露出した大きな岩盤の上に本堂が建てられているとありました。

 

突然、荒川を見下ろすこの場所にある大きな岩盤を観ると、不思議です(*^-^*)。

f:id:kechico:20220131145322j:plain

 

立ち寄った神社

秩父神社

f:id:kechico:20220131155924j:plain

秩父三社(秩父神社三峯神社宝登山)の一つである秩父神社です。初めて境内に入りましたが、参拝行列が出来ていました。秩父の市街地に鎮座されており、参拝者が多いです。狛犬がとても立派です。

 

秩父今宮神社

秩父神社からほど近い場所にあります。修験道の開祖でもある役小角も祀られています。境内にある大きな木に圧倒されます。

f:id:kechico:20220131160535j:plain

 

今回の記録

19番の龍谷寺で、16時となり終了しました。

  • 歩行距離 15.6㎞
  • 歩行時間 5時間41分

昼食とおやつ

f:id:kechico:20220131145846j:plain

昼食は、秩父市外にあるお蕎麦屋さんで頂きました。

f:id:kechico:20220131145353j:plain
f:id:kechico:20220131145408j:plain

 

道の駅ちちぶに戻り、ちちぶの水をマイボトルに汲んで、隣のスーパーで前回とおなじサンドイッチを購入して、国道299号を走って帰宅しました。

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約850円
  • 御朱印代 300円×10=3000円
  • 昼食のお蕎麦 1000円
  • サンドイッチ 214円
  • 合計 5064円

 

 

 

 

 

大洗磯前神社と酒列磯前神社、めんたいパーク

 

 

山が好きになってから、山には神様が祀られていることが多くあり、結構、神社にお参りしているなぁと思いつつ、昨年には秩父三十四観音霊場巡りを始めた事も重なり、神社やお寺には良く足を運ぶようになりました。

 

セミリタイアしてからは平日に休みがあるので、日帰りで大洗に行きたいなと思っていました。おばさんになってから、思う事はなるべく我慢せずに実行しようと考えなおしたこともあり、お正月休みが落ち着いてから行ってきました。

大洗と言えば、水族館やマリンタワー那珂湊漁港のお魚市場など、観光名所でもあり、海鮮三昧を楽しめる場所でもあります。一泊して、ゆっくり観光しながら、アンコウ鍋に海鮮三昧してというのも良いと思います。

しかし、ただいま子供が絶賛大学受験中であり、私がすることは何もないのですが、1人、泊りで遊びに出かけるのはやめておこうと平日日帰りにしました。しかも、高速代をケチって(平日なので(;^_^A)、大洗磯前神社と、酒列磯前神社参拝とかねふくめんたいパークに行先を決めて行ってきました。

大洗磯前神社酒列磯前神社

856年、古事記の神様である大己貴命と小彦名命がこの地の民を救うためにこの地に降り立ったと言われています。古事記の中ではこの二神の神様がセットで登場しているとの事です。856年は平安時代で、天然痘が大きく蔓延していたと言われています。

 

大己貴命大国主神(おおくにぬしのかみ)であり、スサノオの子孫でいなばの白兎を助けたり、出雲の国づくりをした神様で、出雲大社の祭神です。また、大国はだいこくとも読めることで、神仏習合より大黒様とも言われています。

 

小彦名命(すくなひこなのみこと)も古事記に出てくる神様で、大国主命の手のひらに乗る程の小さな神様であり、大国主命と一緒に国づくりをした神様とあります。多様な性質を持っていたとされる少彦名命は医薬・温泉・まじないの神様でもあり、神仏習合では薬師如来と言われているそうです。また、大己貴命が大黒様と言われることに対して、小彦名命は恵比寿様とも言われているそうです。

 

大洗磯前神社酒列磯前神社は兄弟社であり、大洗磯前神社主祭神大己貴命で、配祀神は小彦名命、酒列磯前神社主祭神小彦名命で、配祀神は大己貴命が祀られています。

水戸黄門様である水戸藩二代目藩主の水戸光圀公は1690年(江戸時代初期)神社を造営・起工したとあります。

 

大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)

海近くに祀られているこの神社には、大己貴命と小彦名命が降り立ったと言われている岩礁に鳥居が奉納されています。

f:id:kechico:20220122110116j:plain

この日は波が高く、太平洋から大きな波が押し寄せられ岩礁で大きく白波を立てていました。海の大きな力を感じます。大きな波を受け止め、何事も無かったように波を消し海水を海に返す岩礁は、自然の大きな力を吸収し、お社や信仰する人間を守ってくれているようにも感じました。1200年前も人間は大きな自然の力をこの地で感じたのではないか。そして、自然の大きな力を目の当たりにして、神々しさを感じて大事に祀ろうとしたのかと思った。

新春初日の出には多くの人が訪れるようです。丁度、海の向こうにサンフラワーが観えました。大洗港から北海道苫小牧港まで就航している様です。

 

f:id:kechico:20220122112120j:plain

一の鳥居は道路に建てられており、鳥居を車でくぐり駐車場に行きました。写真は二ノ鳥居です。駐車場は二ノ鳥居をの向こうの階段を登った向こうの、神社の境内と同じ高さにあります。階段は91段あります。

 

f:id:kechico:20220122112647j:plain
f:id:kechico:20220122112703j:plain
随神門と社殿
f:id:kechico:20220122112725j:plain
f:id:kechico:20220122112740j:plain

三の鳥居からも海がきれいにみえました。

令和3年に奉納されている二宮金次郎像。昔とは違い座って本を読んでいるのが令和らしい。歩きスマフォ禁止の世の中なので仕方がないのか、時代の移り変わりを感じました。

 

酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)

大洗磯前神社と兄弟社である酒列磯前神社は、車で約20分ほどの海近くの丘に祀られています。

f:id:kechico:20220122113457j:plain

酒列磯前神社

何だか、宝くじ当選祈願を行った事があるそうで、境内にある亀像は金運があるとかないとか…。私は、宝くじを買うのがもったいないと思います。だって、買った分の金額はほとんど戻らないし…。そう言うと、夢を買うんですよと言われたことがありますが、夢はお金で買わないかなぁと、心の中で反論したことがあります(笑)。

 

この神社の鳥居から境内までは木々に囲まれた中を歩いて行きます。海が近く小高い場所に良く樹があり続けることが出来るなぁと思っていまら、樹齢300年を超える物もあるそうで、このような自然林はとても貴重だとありました。参道は石畳できれいに整備されています。

f:id:kechico:20220122114609j:plain
f:id:kechico:20220122114622j:plain
木々に囲まれた参道と参道脇、鳥居越しに見える海
f:id:kechico:20220122114641j:plain
f:id:kechico:20220122114656j:plain
社殿と社殿中央にある左甚五郎の彫刻

厳かに鎮座する社殿の中央に左甚五郎作と言われる彫刻があります。左甚五郎は日光東照宮の有名な眠り猫を彫刻したことで有名である、江戸時代初期の伝説的な彫刻職人です。ブドウとリスが彫られていますが、意味は良く解らないようです。ブドウと言えば薬師如来に繋がるので、医薬の意味もあるのかなぁ。再興したのが水戸藩2代目藩主の徳川光圀と3代目綱條。再興された本殿は、日光東照宮の建設時期と同時期のため、装飾が非常に似ています。

 

かねふくめんたいパーク

明太子大好きです。工場見学も大好きで、私にとって大洗と言えば神社と明太子なのです。海鮮三昧も良いですが、今回は時間も無かったのでめんたいパークです(*^-^*)。

f:id:kechico:20220122120151j:plain

めんたいパークとめんたいソフト360円

相変わらずお昼を食べ損ねてしまい、めんたいパークの巨大おにぎり🍙を食べようかと思ってたのですが、思いのほか大きすぎるので(;^_^A、せっかくだからとめんたいソフトを頂きました。

めんたいソフトはですね。個人の味覚と思うのでなんとも言えませんが、美味しくない事は無いです''`ィ (゚д゚)/。美味しいと言えば美味しいです''`ィ (゚д゚)/。一度食べると話題になって良いかなぁ(*^-^*)。やっぱり明太子は白いご飯が良く会います<(_ _)>。

ソフトにトッピングされている明太子せんべい(👈お土産に買った)との融合が、微妙な味を醸し出しており、早々にせんべいはせんべいの味をソフトなしで美味しく頂きました(;^_^A。次、機会があればめんたい肉まんを食べたいです(*^-^*)。

 

めんたいパークは工場内を見学できるようになっています。平日だったので空いていたのですが、週末などではゆっくり見学できない日もあるようです。トレイに詰められた沢山の明太子を観ると白いご飯と食べたくなります。フードコートで大きなおにぎりが売られている事にも納得できます。

f:id:kechico:20220122121250j:plain
f:id:kechico:20220122121234j:plain
フードコートのメニューと大きな🍙
f:id:kechico:20220122121416j:plain
f:id:kechico:20220122121338j:plain
オリジナルグッズと店内の様子

オリジナルグッズ欲しいと思ったのですが、使い道が無いなぁと思い泣く泣く諦めました(T_T)。こういうの好きなんです😭。店内は比較的すいていましたが、お客さんの購買率の高い事にびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!。ケチな私ですら自宅用明太子を買っているのだから当然ですよねぇ(;^_^A。

オリジナルグッズは諦めましたが、オリジナル保冷バックは買っちゃいました(;^_^A。

f:id:kechico:20220122121851j:plain

タラピヨバック 330円 保冷剤付き

お土産に買った物

f:id:kechico:20220122121831j:plain

  • 明太子せんべい 1080円
  • 家庭用辛子明太子 1080円
  • 明太からし高菜 510円
  • タラピヨ(保冷)バック 330円
  • 合計 3000円

でした(*^-^*) たまにはね。

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1900円
  • めんたいソフト 360円
  • お土産 3000円
  • 合計 5260円

三ツ峠山 開運山

 

2022年 新しい年を無事に迎えることが出来ました。

新年と言えば、富士山🗻が観たくなるのは日本人あるあるでして、私もその一人です。青空を観るとなおさら富士山が観たくなり、富士山🗻が良く見える山の一つである三ツ峠山の開運山に行きましたヽ(^。^)ノ。

f:id:kechico:20220104104035j:plain

三つ峠山(開運山)山頂 標高1785m

 

三つ峠

三ツ峠山山梨県にある山で、三つの峰からなる山とあります。三つの峰とは北側の御巣鷹山(1775m)、西側の毛無山(1732m)と、開運山(1785m)の総称ともありますが、開運山を三ツ峠山という事もあるようで、二等三角点は開運山(三ツ峠山)にあります。神鈴峰や仙泉山とも呼ばれているそうです

三ツ峠山(開運山)山頂からは遮るものが無く富士山🗻を眺めることが出来ます。大きく裾を延ばす雄大で美しい姿。麓に広がる街並み。ため息が出るほどの美しさです。

f:id:kechico:20220104104406j:plain

三つ峠山(開運山)山頂より観る富士山🗻

開運山とは、とても縁起が良い名前だなぁと思い、由来を調べてみましたが、よくわかりませんでした<(_ _)>。たた、山頂直下にある、ロッククライミングで有名な屏風岩はとても雄大で迫力のある岩壁です。

 

修験道の山である三ツ峠山

三ツ峠山奈良時代役小角(役行者)によって開かれたと言われている霊山でしたが、一時衰退し、江戸時代後期(1832年)に善応空胎上人が三ツ峠山(神鈴峰)を再興をされ、参道には沢山の石碑・史跡があります。

達磨石

写真撮り忘れました(;^_^A。三ツ峠山の表参道に向かい林道を進み登山道に入ると高さが1mもあるほどの大きな岩が祀られています。その岩の表面には文字が彫られています。調べると、大日如来を意味するアークという梵字で、修験道の本尊とされているそうです。達磨石が祀られている周辺は出水により一瞬で埋まってしまった経緯があり、幕末期に水難防止の願いを込めて達磨石が建てられたとの事です。

股のぞき

登山道と進んでいくと視界が開け富士山🗻がドンと目の前に現れます。股のぞき。誰もいなかったので、股から覗いてみようかと思いましたがおばさんだしなぁと思い直しました(;^_^A。股から覗かなくても絶景を楽しめます。

f:id:kechico:20220104112012j:plain

股のぞき

愛染明王

修験道の山では不動明王が祀られいる事が多いように思いますが、同じ明王でも愛染明王が祀られていました。愛染明王は恋愛、縁結び、家庭円満、そして愛が藍になり染物、織物職人の守護仏との事です。

f:id:kechico:20220104112458j:plain

愛染明王

不二石(ふじいし)

1831年に作成された木版画に記録があるという石。石の前に鳥居が描かれていた事より信仰の対象であったと言われています。現在、鳥居は無いです。また、富士山に形が似ている事で富士石とも言われているそうです。写真の角度では富士山🗻の様に見えない(^_^;)。

f:id:kechico:20220104113029j:plain

不二石

空胎上人の墓

1832年、空胎上人が三ツ峠山(神鈴峰)に登り、衰退してい修験道の山が再興されたと言われています。そうすると前述の👆不二岩の記録が1831年になっているので、衰退していた期間も何かしらで信仰の山として人々に大切にされてきたのではないかと思います。霊山と言われる山対して人間は、何かしら感じるものがあったのではないだろうかと思う事があります。空胎上人は本宮を再建し参道を整備されたとの事です。三ツ峠山の表参道は山梨県西桂町からの登山道です。

f:id:kechico:20220104114204j:plain
f:id:kechico:20220104120453j:plain
富士山に向かい建てられている空胎上人の墓

八十八大師

f:id:kechico:20220104114710j:plain

八十八大師

空胎上人をはじめとする神鈴峰の歴代上人の布教活動により奉納されたとある八十八大師。弘法大師ゆかりの西国八十八か所巡りがなかなか出来ない地方では模倣が造られています。三ツ峠山の八十八大師像は1860年に祀られたと言われているそうです。

八十八大師の最上部の真ん中に惣講中と書かれた台座の上に祀られている大師像を囲むように祀られていますが、八十八大師であるからすべて弘法大師なのかな。

約160年経過している石仏であり、風化は仕方がないのですが、それでも圧倒されるというか、人々の信仰により尊いものであると感じます。

 

八十八躰供養塔

空胎上人は約30年間この地で修業をされた後、1862年に亡くなられています。その2か月後に修善大道浄阿和尚により、空胎上人の供養と信者の安全祈願をこめて建てられたとあります。

この地は、上人や和尚が埋葬されたと言われており、神鈴峯において大切な信仰の場であったとの事です。

f:id:kechico:20220104120519j:plain

八十八躰供養塔

親不知(おやしらず)

この先は、がれ場となり危険を伴う登山道となる事より登山者の安全を祈願して、1859年に岩に文字が刻まれたとの事です。

f:id:kechico:20220104121645j:plain

親不知岩

現在は登山道が整備されているので危険を伴う登山道という程ではなく、比較的初心者でも登れる山だと思います。

 

秩父三十四か所御詠歌文字塔

西国三十三か所観音文字塔

坂東三十三か所観音塔

f:id:kechico:20220104122715j:plain
f:id:kechico:20220104122651j:plain
秩父三十四か所御詠歌文字塔 西国三十三か所観音文字塔

江戸時代より多くの人々の信仰を集めた霊場巡りであり、その文字を刻まれた石碑が奉納されているとの事です。三ツ峠山を登ると、屏風岩付近にも古い石碑が多くみられるので、人々の信仰の深さを感じます。坂東三十三か所観音塔は愛宕尊近くにありました。

 

愛宕

この場所は空胎上人がこの地で修業をする際に、草庵と言われる修行をするための仮小屋とした場所とあります。その入り口に祀られたのが愛宕尊。愛宕というと京都にある愛宕山山頂に祀られる愛宕神社は雷神が祀られており防火の神様として信仰されています。

f:id:kechico:20220104123418j:plain

愛宕尊 坂東三十三か所観音塔

一字一石供養塔

1835年に空海上人により作られた石塔とあります。空胎上人が神鈴峯を開山する際に小石に経文を写経して地に埋め、その上の石塔が一字一石供養塔。

仏教の信仰修行の一つに写経があります。書物ではなく石に写経することで経文を長く書き留める風習があり、空胎上人の神鈴峯に対する霊山の思いの大きさを感じられます。

f:id:kechico:20220104124812j:plain

一字一石供養塔

神鈴権現社(みすずごんげんしゃ)

登山道には案内があるのですが、社が良く解らずに登りではスルーしてしまいました(;^_^A。下りの時、登山道より少し入っていくと石の社が祀られていました。

f:id:kechico:20220104125412j:plain
f:id:kechico:20220104125430j:plain
神鈴権現社

山の神様が祀られていました。

1835年空胎上人が再建されたとあるそうですが詳しくは解らなさそうです。現在の社は1998年に地元の方々により石祠と鳥居が祀られており、三ツ峠山の安泰、五穀豊穣などを祈願する例祭が行われ、地域の方に大切にされている神様です。

 

三ツ峠山 登山

表参道のピストンで登りました。

駐車場

三ツ峠山登山道にある憩いの森駐車場(無料)を利用しました。駐車場にトイレはありますが、水が無いのか手洗い場は無かったよに思います(;^_^A。

登山道

登山道は大変良く整備されています。木で階段も多く作られています。真冬の寒い季節では沢?滝?の水が凍っており、それが橋が架けられている登山道にまで凍り付いている箇所が二か所ありました。

f:id:kechico:20220104130443j:plain

カチカチに凍っているのでつるつるに滑ります(;^_^A。何とか凍っていない場所を進みましたが、滑ると危険なので場合によっては軽アイゼンが必要かと思います。

屏風岩付近では岩より染み出した水がとても大きなつららになっていました。

山頂では雪が積もっていましたが、滑るような事も無くアイゼンやチェーンスパイクなしでも大丈夫でしたが、冬場は持参する必要はあるようです。私は軽アイゼンを持って行きました。

f:id:kechico:20220104130846j:plain

山頂と山頂付近

三ツ峠山の山頂からは富士山は勿論、絶景が広がっています。南アルプス方面も良く見えますが、山頂は雲がかかっていました。しかし、ここからの眺めにはうっとりします。私が登った日はお正月二日であった為か、人が思ったより少ないような気がしました。

山頂付近にはNHKと書かれた大きな看板が目に留まります。FMの中継局が設置されているとの事です。

f:id:kechico:20220104131344j:plain
f:id:kechico:20220104131324j:plain

 

山歩きの記録はこちら👇

yamap.com

山ご飯と下山後のお楽しみ

何時もと同じですが、寒い季節の山ご飯はうどんの一択です(;^_^A。今回もうどんを美味しく頂き温まりましたヽ(^。^)ノ。

山頂は余り広くないのですが、少し降りた場所にも展望がある広い場所があります。

寒かったにも関わらず、やっぱり下山後にはアイスが食べたくなり、途中のコンビニで購入(*^-^*)。

f:id:kechico:20220104131721j:plain
f:id:kechico:20220104131748j:plain

 

富士山の傘雲

今回、初めて富士山の傘雲を観ることが出来ました。以前から見たかったので結構嬉しかったです(*^-^*)。

f:id:kechico:20220104132540j:plain

富士山に傘雲がかかるとお天気が崩れると言われますが、この日は下山するころには傘雲は流されて山頂が観えるようになっていました。

富士山の傘雲は、西から雲が流されてきて、太平洋側から山頂に周りついていう感じで大きくなっていく事を観て何だか感動。台風はどっち向きだったけ?と思うと、台風と同じ回り方だなぁと気付く。北半球だから?太平洋側の静岡側の方が温かいから?よくわからないですが(*^-^*)。富士山の山頂にかかる傘雲は、とても大きな綿あめが造られていくようにも感じました。そして、自然が造る大変美しい光景でしたヽ(^。^)ノ

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1700円
  • アイス 190円
  • 合計 1890円

 

 

※参考・引用URL

- 西桂町教育委員会 - 西桂町の史跡

【登山用品の話】登山三年目突入… 意外に持っていない物

 

 

明けましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

 

月日が経つのは早いもので、2022年元旦を迎えることが出来ました。

気付けば、私も山歩き3年目に突入です。この2年間の山歩きはどれもみんな楽しかった思い出しかありません。山は大好きです。

 

そこに山があるから…とか、自分探し…とか、そんなことは全く無く、ただ一人で山に行ったらはまってしまいました(笑)。そして、体力にあわせて色々な山に登り、そうこうしているとテント泊登山もしたくなり、お金ないのにいろいろ必要な道具を購入しました(;^_^A。

今では、(スペックを考えると良いものは沢山あるので)なんとなくですが、テント泊登山できる山道具は一応そろっています。ですが、名前の通りケチな性分ですので(笑)、ハイスペックな物が欲しいと思うけれど、何だか、もったいないと思うのか、自分が本当に必要だと思っていないのか、何気に購入していない物もあります。

それに加え、面倒くさがりな面も併せ持っており苦笑、物が多くては準備片付けや管理が面倒に感じます。あると便利な物でも、無くても良い物があり、それらは使うのが面倒に感じる時があります。心の中で「私には無くても良いかな」と、つぶやいています(;^_^A。

登山用品は何かとお高い事もあるのですが、欲しいなぁと思いつつ何だかそのままになっています。

意外に持っていない物

ナルゲンボトル

未だに100均のマイボトルを使っています。意外に落としても割れた事が無く、丈夫なので助かっています。一回山に行くのに2本は持参しています。

容量が500mlであり、少し量が足りないと思う時がしばしばあります。出来れば750mlの物が欲しいなぁと思っています。ナルゲンボトルはそこそこのお値段ですが、金額自体は手が届く値なので、そのうち購入しようと思うのですがずるずると買っていないものの一つです(;^_^A。

f:id:kechico:20220103094503j:plain

初めて山歩きした頃から使っている100均のマイボトル

椅子

椅子も持っていません。代わりではありませんが、荷物にならないレジャーシートは毎回持参します。軽くて荷物にならなくて、広げればプライベートスペースを確保できるレジャーシートは最強アイテムです(^_^)v。私の休憩時のスタイルは、ベンチがあれば使わせて頂くこともありますが、レジャーシートにべたすわりで、靴を脱いでいることが多いです。リラックス全開ですヽ(^。^)ノ。山では全くの平地でない事がほとんどなので、傾斜を上手く使ってすわれば結構収まりも良いです。

f:id:kechico:20220103094056j:plain

子供のお下がりのポケモンのレジャーシートがおばさんらしい
日光男体山山頂

チタンマグ(シェラカップ)

山に行くとマグカップは必要な時が多いです。コーヒーやお茶は勿論、テント泊の時にはお味噌汁を入れたりもします。

私が使っているのは100均のプラカップで、初めてテント泊に行った時にカップが無いと不便だと思い購入した物です。洗面所で歯磨きの時に使っていても不思議が無いかなと(;^_^A。

色が鮮やかな赤なのですが、これが意外にも写真映りが良いです。しかし、山で温かいものを入れるとすぐに冷めてしまうので、出来ればチタンのダブルマグが欲しいなぁと思っています。これも、別に100均のプラカップでも問題なく使っていますが、欲しいなぁと思いながら買っていない物の一つです。

f:id:kechico:20220103093934j:plain

意外に写真写りが良い100均の赤いカップ

山専ボトル

私は、サーモス製品が大好きで、水筒やランチジャー、スープジャーと色々なサイズで持っています(;^_^A。なので、普通のステンレスボトルの水筒はあるので、寒い冬場は温かい飲み物をそれぞれのサイズの水筒に分けて(お茶は500ml、コーヒーは200ml等)入れて持って行くので、これも無くてもなんとかなっているのです。しかし、山専ボトルは普通のステンレスボトルよりも保温力がよいのです。お湯を沸かすだけの為にバーナーとコッヘルを持って行くには荷物が増えるので、熱いお湯を持参できる山専ボトルは価値があります。私は、山でカップラーメンを食べることはあまりありませんが、コーヒーを淹れられることはとても魅力があります。寒い季節に温かいものは何気に嬉しい物です。これも、欲しいなぁと思っており、いつか買うのだろうなと思っています(*^-^*)。

f:id:kechico:20220103094756j:plain

使い込んだステンレスボトルを愛用し続けています。

スタッフバック

これも、100均の巾着タイプの袋を使っています(笑)。テント泊は時々していますが、一泊しかしたことが無いです。利便性は当然劣りますが、1泊だと100均でも何とかなっています。今後、2泊以上のテント泊登山をする時が来れば、防水のスタッフバックは購入しようと思っています。

f:id:kechico:20220103095117j:plain

登山用手袋

夏場は無印良品で購入した軍手(100円位)、寒いときは100均の手袋。もっと寒い場所に行くときは、子供がスキーに行くときに買った手袋を使っています(;^_^A。夏場の低山等、寒くない普段の登山ならこれで十分で使いやすく、コストもかからずに良いなぁと思っています。

しかし、寒い季節に濡れると大変なので、防水手袋の必要を感じています。山は寒いので、濡れると乾かないし、氷点下では凍るので凍傷の危険が高くなります。濡れないように細心の注意が必要だと痛感しています。

ゲイター

ゲイターは使った事が無いので何とも言えませんが、便利という記事もあるし、お値段もそんなに高い物ではないので、買っても良いかなと思い続けている物の一つです。雪山に行く機会があればその時に購入しようかな。

スペックの良いレインウェア

夏でも冬でもレインウエアは必ず持参していますし、私が一枚上に何かを着る時の第一選択肢はレインウエアです。雨にも風にも対応できるので、レインウエア最強です。今使っているレインウエアでも困ったことが無いので使っていますが、スペックが良いレインウエアが欲しいなと思うのは、私も例外ではありません(*^-^*)。でも、お値段がお高く、さすがに3万円以上はまだ手が出ていません(;^_^A

登山用腕時計

チープカシオを使っています(;^_^A。

f:id:kechico:20220104092130j:plain

本格的な登山用の時計やスマートウォッチも良いなぁと思いますが、今は現実的に思っていないかな。チープカシオは最低限の時計機能はあるのでおばさんには問題なしです。

 

ニット帽

ニット帽欲しいです。しかし、自分が気に入るものが見つからない事もあるのですが、私、ウルトラニット帽が似合わないのです(T_T)。どうしたらこんなになるのと思うくらい似合わない_| ̄|○。それでも氷点下の山歩きをする時はニット帽は温かくて良いので、セブンイレブンで買った1000円の黒いニット帽を愛用しています。ニット帽が似合う小顔に借りたかったと思う、おばさんです。

買ったけれど使っていない物

防水ソフトシェル

一番初めに山歩きをしようとしたときに購入したのが登山用のズボンと防水のソフトシェルと帽子でした。その後、何回かはソフトシェルも使いましたが、山を登ればとても暑いので、すぐに脱いでザックにしまってしまいます。雨が降った時にも対応できると思い、防水を買いましたが、雨が降ればレインウエアを着ます。そうすると、着る事はほとんどないと気が付きました(;^_^A。すべてレインウエアで賄えてしまいます(;^_^A。

私にとってお高かったソフトシェル(諭吉様1人以上しました(;^_^A)は、現在ジョギングの時に使っていますので、無駄にはなりませんでしたが…。デザインもシンプルなので、普段着にも着ています(*^-^*)。低山や里山などのハイキングがメインの方には良いのかなぁと思っています。レインコートもおしゃれになっていますが、ソフトシェルのほうが親しみやすいし、使いやすいし、デザインも良いし。

余談ですが、某低い山で下山途中に雨が降り出した時、近くにいた方がザックから傘を出して、傘をさして手に持ち下山したのを観て、登山道が危なくなければこれもありなのかと思った事があり、私にとって衝撃的な光景でもありました(;^_^A。

あると便利だと思う物

登山用テーブル

あれば便利。でも、出し入れは結構面倒(;^_^A。意外に荷物になる。という感じで、使っていないわけではないですが、無くてもなんとかなるかな。

実は、登山用テーブルを買うのにかなり悩みました。理由は上記に加えてお値段でした。登山用の物を買えばそこそこお値段がいります。そんな中、リーズナブルな価格で軽いプラ製品?のようなものもあります。こちらで良いかもともさんざん悩み、結局登山用の商品を購入しました。購入した登山用のテーブルには満足しています。

f:id:kechico:20220104092035j:plain

ただ、意外に面倒なのです(;^_^A。日帰りでは荷物の量を気にしていないので持ってくことが多いのですが、出したり片づけたりが結構面倒。

テント泊の時は荷物になっても持って行っています。テント場に着いたら、ゆっくり過ごすので、テーブルはあると便利です。翌日の撤収するときまで出しっぱなしで良いし、軽いからさっと場所移動できるし。ゆっくりしている時はテーブルがある方が食事も美味しく感じるかも( *´艸`)。

 

ストック

元々、ストックは使わない派です。あったら便利な時もありますが、無いと困る時はと考えると…。凍った登山道を歩くときや、軽アイゼンを着けて歩くときかな。

テント泊の重い荷物を背負っての登りでは、ストックがある方が歩きやすいです。なので、テント泊の時には荷物になっても持参しています。手に持てなくなる時に、重いザックを下ろしてストックを畳んで収納するのは面倒だなぁと、やっぱり、何時も思うのですが、テント泊の時は仕方がないかな。

ストックを購入してから日帰り登山も何回かしましたが、持って行っても使う事がないかな。使っても良いけれど、ストックを出したり、使った後に手に持つのが邪魔になり収納するのが面倒だなぁと思うと、そのまま使わないでも良いかと思ってしまうズボラな私です(;^_^A。

 

買い直したコッヘル

私はコッヘルを二つ持っています。その事のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

初めに買ったコッヘルに樹脂加工が無く、フライパンとして使えなかった事と、ご飯を炊いた時に失敗して焦げ付いた事もあり、ほとんど同じ大きさで樹脂加工のあるコッヘルを購入しました(;^_^A。

購入すると嬉しくて、山で無駄に?魚肉ソーセージを炒めて食べたりもしましたが、

f:id:kechico:20220103112310j:plain

よく使うのは最初に買った普通のコッヘルです(;^_^A。これで十分なのかなと。炊飯は何度か炊いているとコツをつかむので焦げ付かすことは無くなり、それなりにご飯が炊けるようになりました。そして、フライパンを使うような料理をする事ってあるようでない事にも気付きました。しかし、山で焼肉だって食べられると思えることも大事かもしれないと自分で自分を納得させています(;^_^A。

f:id:kechico:20220103112613j:plain

ウインナーと目玉焼きもフライパンなしで食べられない事はない(;^_^A

2022年、今年もいろんな山に行きたいと思っています。

もっともっと、自分の心が嬉しいと感じる体験をしたいです。

さんざん、道具の事を書いておきながら、道具は二の次?的な表現になってしまいましたが、道具も大事。自分に必要な物を便利に使って、快適な時間を過ごす。大事な事ヽ(^。^)ノ。

伊香保露天風呂 (群馬県渋川市)

 

 

私は温泉が好きで、時々温泉に行っています。

 

一般的に温泉を楽しむには、温泉旅館に泊まって、美味しい食事を頂き、温泉に入ってゆっくり非日常を味わうというプランになることが多いのでしょうが、1人で気軽に出かける私は日帰り温泉もちょこちょこ出かけています。

blogに温泉の事を書いていたかなぁと思いましたが、そんなに書いていなかった事に気付きました(;^_^A。一言で温泉旅館や日帰り温泉と言っても色々な施設があるので、その時の気分で書かなかったのか、ちょこっと出かけてしまうからなのか。

私の温泉の楽しみ方は、温泉旅館に泊まる事や旅館の食事に舌鼓というよりは、山奥で人が少なくひっそりしていて、自然の中のワイルドな感じの露天風呂に浸かる事。泊まるか日帰りかはそんなに気にしていません。しかし、なかなかそのようなワイルドな温泉が無いなぁと思っています。

 

グーグルマップが好きで、ぼーっと見ていることが多いのですが(笑)、私が好きな山奥のワイルドな温泉のような場所を見つけたので早速出かけました。出かけたのは群馬県渋川市にある人気の伊香保温泉にある伊香保露天風呂です。かなり私の好みの温泉でしたヽ(^。^)ノ。

 

伊香保温泉

有名な温泉の一つであり、人気温泉ランキングでは常に上位にランキングしている温泉街です。場所は群馬県渋川市にあり、都心からのアクセスが良く、泉質が良いことも人気がある理由だと思います。

f:id:kechico:20211227095306j:plain

伊香保温泉石段街

伊香保温泉と言えば石段街周辺にお店や温泉宿が立ち並び、365段の石段を登った先に伊香保神社が祀られています。日帰り温泉では石段街に石段の湯(大人1人410円)があり、立ち寄るには便利な日帰り温泉で、私も以前に利用したことがあります。ここも伊香保温泉特徴である黄色みのある温泉、黄金の湯(硫酸塩泉)なのですが、内湯のみなのと、場所がら人が多いという印象です。

伊香保露天風呂

源泉近くに露天風呂がある温泉ってないかなと思いながらグーグルマップを観ていると、みつけました👀。伊香保露天風呂です。

伊香保温泉の石段を登った先の伊香保神社から先に進んだその先に、伊香保温泉の源泉が湧いている場所があり、そこに露天風呂があります。

12月末で、大寒波がやってきている週末の日曜で、群馬県も大雪になりそうな天気予報が出ていましたが、伊香保温泉ならまだ大丈夫かと思い出かけました。

東京都心でも日中最高気温が10度に届かない日で、群馬県に向かい北上するとだんだん気温が下がり渋川市に着くころには小雪がちらちらと舞い始めました。伊香保温泉に着くころには氷点下となり、マイナス3度での露天風呂となりました(*^-^*)。お湯につかるまでが寒い(*_*)。

f:id:kechico:20211227090927p:plain

伊香保露天風呂 写真はお借りしました<(_ _)>

写真では普通の露天風呂の様に見えるのですが、そんなことはありません(笑)。真冬では問題ないですが、夏場ではアブ等の虫さんとの格闘が必要だと張り紙があり、多分そうだよなぁと納得する程で、かなりワイルドなのにびっくりします👀。そして、この感じは私好みでありますヽ(^。^)ノ。山奥のひっそりした場所にあり、周りには木が生い茂り、更衣室は掘っ立て小屋(👈失礼な表現<(_ _)>)の様で、ドアも窓ガラスも無く暖簾やカーテンがあるだけ。グーグルマップの口コミを観ましたが、混浴ではないよねぇと思う程のワイルドさがあります。実際は男女別であり、鍵付きのロッカーも一応あります。

二つに分かれているお湯は熱めのお湯とぬるめの湯です。この日は本当に寒かったのでまず熱めの湯で温まり、ぬるめの湯でゆっくりと温泉を楽しみました。源泉であるこの露天風呂では体を洗う事はせず、ゆっくりとお湯を楽しむようになっています。タオルを持って入りますが使う事は無く頭の上にのせたり、浴槽の淵に置いたりして、少し濡れてしまったら、後に凍っているし、少し濡れた髪も凍っているという寒さで、そんな事も楽しめました。ゆっくりお風呂に浸かって温まるので、温まってしまえば寒くはありませんでした(*^-^*)。

山奥の温泉、そして源泉かけ流し。ぼーっとしてずっと浸かっていられます(*^-^*)。きれいな施設も良いけれど、温泉旅館も良いけれど、私が一番好きなのはこういう温泉だなぁ。お湯が良い、自然の中、静か。ヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノ。

伊香保温泉 源泉

伊香保温泉の源泉噴出部に作られているので、お湯は勿論、伊香保温泉の源泉かけ流しです。黄金の湯(硫酸塩泉)の伊香保の湯は金属のようなにおいがします。

f:id:kechico:20211227103341j:plain

伊香保温泉 噴出口

伊香保温泉は飲めるようで、伊香保温泉露天風呂に行く途中に飲泉場所があります。

Googlemapの口コミを観ると、「日本一まずい飲泉」、「錆びたお湯」等の内容であり、どんな味なのかと私も飲んでみました。はい、口コミ通りの味でした<(_ _)>。飲める温泉は結構珍しいので、口コミを観てはいましたが、少し持って帰りたいなと2リットルのボトルを持参しましたが、素直に持って帰るのは辞退しました<(_ _)>。隣にある水は口直しの為にあるのかとも思いましたが、せっかくボトルを持ってきていたのでこちらを汲んで帰りました(笑)

f:id:kechico:20211227104228j:plain

伊香保温泉 飲泉所

伊香保温泉露天風呂 アクセス

伊香保温泉露天風呂は有名な伊香保温泉街を抜けたその先にあります。車で行くと石段の前を通り過ぎ、少し進んだ先にある駐車場に車を停められます。ここから河鹿橋を渡り、少し(5分程)歩いた先に伊香保露天風呂があります。

f:id:kechico:20211227110304j:plain
f:id:kechico:20211227110702j:plain
渋川市営河鹿橋駐車場(無料 トイレあり)と河鹿橋

バスなどでは、伊香保石段街を抜けて、伊香保神社を抜けた先で河鹿橋に着きます。

 

都内から伊香保温泉に行くには関越道練馬ICから渋川伊香保ICまでを走ると高速道路だけで1時間強なのでとても便利なのですが、気になる高速料金は、片道で普通車3150円(軽自動車2590円)。休日割引で普通車2590円(軽自動車2090円)です。

頑張って一般道を走る方法もありますが、片道約130㎞、所要時間は3時間強でした(;^_^A。

 

使ったお金💰

  • 入浴料 450円
  • ガソリン代 約1700円
  • 高速料金 2090円(軽自動車 休日割引) 
  • 合計 4240円

行きは国道17号をひたすら走りました(;^_^A。帰りは高速道路を走りお金💰で楽をしました(笑)。温泉♨に入るだけと思うとお高い?(;^_^A。

おまけ 走り屋の聖地?

渋川市伊香保温泉、榛名山は「イニシャルD」の舞台でもあり、走り屋の聖地とも言われています(笑)。街中にはイニシャルDが描かれたバスが走っていますし、観光地には旗もあります。

f:id:kechico:20211227112337j:plain

伊香保露天風呂の建物とイニシャルD

渋川伊香保観光協会のHPには👇のイラストもあり、ぐんまちゃんまでいるし( *´艸`)。

f:id:kechico:20211227084342p:plain

渋川伊香保観光協会HPより

左上が伊香保石段街、左下が今回行った伊香保露天風呂、右が河鹿橋かな(笑)。登場人物も結構良い感じです(*^-^*)。

 

私が訪れた日帰り温泉一覧はこちら👇

kechico.hatenablog.com

冬のテント泊登山は寒い⛄

 

 

初めての冬のテント泊登山を甲武信ヶ岳でしました。その時、まさかの雪中テント泊になったのは想定外でしたが、天候なので仕方がありません(^_^;)。

冬の登山は寒いので気を付けなければいけないと思うポイントがありますが、寒いだけでなく雪が積もれば雪対策もしなければならなくなります。

冬登山は、昨年に日帰りですが日光白根山に登ったことがあり、寒さ、風、汗の危険な事や対策等を知ることが出来ました。

その時のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

日光白根山に登った時もかなりの寒さを経験しましたが、日帰り登山でした。そして、山の経験も少ないので、一度冬の山を経験したと言ってもそんなに大きな事を言えることは全くないです。

 

甲武信ヶ岳に登山する前日まで天気予報を確認したり、小屋に電話をして天候を伺い、少し前に降った雪は解けているけれど、夜間はマイナス7-8度まで下がる事を教えて頂いたり、私にしては、かなり慎重になっていました。

お世話になった甲武信小屋は甲武信ヶ岳山頂近くにある山小屋で、標高は2350m程の場所にあります。2000mを超えるテント場だなぁと思い、寒さの覚悟はしていたつもりでした。

小屋の方は登山者に寒さ対策を十分してくるようにと、かなり心配される気持ちが伝わる対応をしてくれました。シェラフはスリーシーズン用の物では難しい事や、テントもシングルウォールでは無理という話など…。

甲武信ヶ岳日本百名山でもあり多くの人が登る山である反面、奥秩父山塊の山奥にあり、積雪はもちろんの事、天候の不安定さに加え、冬季には冬山・雪山の難しさがあるのだろうと感じました。

実は前年の同季節に甲武信ケ岳に登りたく、冬用のシェラフを始め冬装備を購入したのですが、コロナ渦の影響もありテント場の予約が取れず残念しました。

寒いのは苦手なのですが、それでも甲武信ヶ岳に登りたくて、今年(2021年)、小屋の営業が終わる最後の週末に出かけました。

 

 

冬装備をして山に登った

普通にテント泊装備で山に登るのでも大変なのですが、それに加え冬装備となればさらに荷物は増えて重くなります。しかし、自然の中に行くので万全の装備をしないと危険なので、必要だと思うものはすべて持って行きました。結果、荷物は増えましたが、それが出来ないならば冬のテント泊をすること自体を考えることも必要かもしれません。

実際、私が登った日は雪が積もるテント場で、私の他数名がテント泊をされていましたが、その中の一組は日が落ちた後、テントを撤収し小屋泊に変更されましたし、他にも、小屋の方に小屋泊に変更できるかを聞いている人もいました。それくらい、冬で、標高2000mを超えるテント泊には不安を感じます。

 

そして、冬に山に登ると一言で言っても同じ山は無く、標高も違えば天気も違う。積雪量だって同じではありません。気温も違うので、これだけの装備を持って行けば大丈夫という保証はないと思いました。今回、私が使った装備があれば冬の山を安全に楽しめるという保証は全くないと思います。

そう考えると、山のプロでもない私が装備や技術を語ることなどもってのほかであり、返って危険かもしれないと気付きました。山に関しては山のプロにお任せするのが一番です。

 

冬山の過ごし方

当日は山梨県西沢渓谷より徳ちゃん新道で甲武信ヶ岳に向かいました。徳ちゃん新道は結構な急登で、テント泊装備を背負っているとかなりきついです(;^_^A。日が短い時期で16時30分頃には日没なので15時までにテント場に到着するようにして14時半には到着。受付等済ませ、テントを張るのですがとにかく寒いです。

f:id:kechico:20211217112834j:plain

積雪の中でのテント泊

シェラフから出られない(T_T)

テントに入り、まずは温かいコーヒーを入れて飲み、持参したダウンジャケットとダウンパンツ、フリースは勿論すべてを着こんで(笑)冬用のシェラフに頭まですっぽり潜り込みました。持ってきていた使い捨てカイロで手先を温めますが、全く温まりません(;^_^A。

そうこうしていると日が落ち始めます。寒すぎて温まるどころではないなぁと気付きましたが、何とか外に出られる位にはなったので、テントより出てトイレに行きました。甲武信小屋のトイレには石油ストーブが炊かれてあり、凍り付くような寒さではない事にホットしました。

小屋から埼玉方面を眺めた時の日没後の景色はとても綺麗でした。

f:id:kechico:20211217112756j:plain

甲武信小屋からの景色

凍ることが出来る物すべてが凍る

テントに戻り再度シェラフに潜り込みつつ、少し荷物の整理をしました。小屋で買ったビールがキンキンに冷えているのは良いとして…。あれ、凍っている👀。

考えてみると普通の事なのですが、氷点下の中では凍るのです。ボトルに入っているお茶、小屋でくんできたプラティパスの水は勿論、周りから凍ってきています。登るときに使ったネックウォーマー、口元の吐いた息がかかった部分が湿っていてカチカチに凍っている。

よく考えると、テント泊なので暖をとれるようなストーブはあるはずがない事に気付く。そう言えば何かで読んだことを思い出す。凍らないようにシェラフの中に入れると。使い捨てカイロの温かさで凍ってしまったネックウオーマーを溶かし、水分をタオルで拭きシェラフの中に入れる。勿論、タオルも手袋もシェラフの中に入れる。これで凍る心配はない。

その後、ザックの中身に凍るものが無いかを確認しすべて出して空にした。登山用品店の店員さんが教えてくれた話「寒ければシェラフの足元をザックの中に入れる」を思い出したから。そして、そのザックとシェラフの間に水やお茶を入れた。初めはシェラフのなかに入れようかと思いましたが凍り始めた冷たい水やお茶で自分の体が冷やされない方が良いと考えたから。お水とお茶はそれで何とか朝までそれ以上凍ることはありませんでした。

 

温かい食べ物で温まる

寒い中で温まるには、温かい物に頼る。夕飯はご飯を炊いて、持参した野菜とお肉でお鍋にして頂きました。ビール🍺を呑みながらのお鍋は結構美味しいです(*^^*)。

f:id:kechico:20211217115740j:plain
f:id:kechico:20211217115725j:plain
夕食はご飯を炊いて野菜と豚肉のお鍋を食べました

そして身体がとても温まりました。これは必須だと思います。冬のテント泊で暖を取るには温かい食べ物ヽ(^。^)ノ。温かい食べ物に勝るものは無いとしみじみ有難さを感じました<(_ _)>。

私の持っているバーナーはシングルバーナーなので、鍋を煮ながら食べるのは、鍋ごとひっくり返しそうで結構気を使いながら頂きました。持参したカット野菜に豚肉、出しはめんつゆでしたが美味しくて、お代わりし二杯分を食べました(笑)。

野菜でお腹がいっぱいになってしまい、ご飯は少ししか食べなかったのですが、そのままウトウト寝てしまいました。そうしたら、お腹が空いて夜中に目が覚めてしまい👀、残ったご飯とお鍋のスープ、勿論凍りかけていましたが(;^_^A、何と水分を少量足して夜食におじやを食べました。卵も入れると結構おいしいヽ(^。^)ノ。

f:id:kechico:20211217120644j:plain

夜食( *´艸`)

美味しくおじやを頂き、体も温まりそのまま朝まで眠れました。夜中から明け方にかけては風が強く吹いていましたが、そんなに緊張感はありませんでした。

 

持って行って良かった物と持って行けば良かった物

持って行って良かった物

使い捨てカイロ

出掛ける準備をしていた時にたまたま目について持って行ったのですが、これは良かったです。寒い冬のテント泊では暖を取るものが無いので、唯一の温まるものでとても助かりました。

スープの素

私は山に行くときにフリーズドライの味噌汁やうどんスープの素を持って行く事があります。この日は、深夜にお腹が空いておじやを食べましたが、粉末のうどんスープを持って行っていました。寒い所に行くときは飲み物やスープになるものがあると心も体も温まるとしみじみ思いました。

ニットの帽子とネックウォーマー

山では行動中には結構身体は温まるものですが、予想を超える寒さもあることを学びました(;^_^A。

レインコート

雪が降る中での登山。街中で降る雪の様に人の温かさで溶けるような事はないので濡れることが無いのは助かりましたが、やはり、フードのついているレインコートを着て雪を払い、自分が雪だるま⛄にならないように(笑)、防寒することも大事でした。

持って行けば良かった物

ステンレスボトル

これは、すっかり忘れてしまいました。氷点下の世界では水が凍るので、凍らないようにステンレスボトルを持って行く事が大事だと反省しました。

速乾性のタオル(今回は必要なかった)

私がもたもたしたこともあるのですが、雪が降る中でテントの設営すると、どうしてもテントの中に雪が入ってしまいました。雪が解けると濡れるなぁとかなり心配しました。雪が解けて水になり、シェラフが濡れてしまうと危険だなぁと。シェラフカバーは使っていますが、もし雪が解けた時には普通のタオルを使うかな。濡れたタオルが凍ってしまった時には仕方ないと思っていました。

結果は、寒すぎてテントの中に入り込んだ雪が解けることはありませんでした。良かったのか悪かったのか、それくらい寒かったです。

ナルゲンボトル

実はまだナルゲンボトルを購入していません(笑)。山に行くときに持って行くのは100均で購入したマイボトルです。

ナルゲンボトルを持って行けば良かったと思うのは、ナルゲンボトルは耐熱性があるので湯たんぽとして使えるからです。100均のマイボトルでも熱すぎないお湯を入れれば使えないわけではないと思いますが、耐熱仕様のナルゲンボトルがあれば心強かったと思います。

低温やけどの危険があるので使うには十分注意が必要です。寒すぎて血流が悪くなり凍傷になりかけている場合や、糖尿病等で末しょう神経障害がある人にはお勧めできないです。

 

寒いのは苦手ですが、空気の澄んだ冬の山は好きです

今後、雪山に行くかと言えば余り考えてないですが、機会があれば行きたいと思う気持ちはあります。やはり、冬山は難しいです(;^_^A。今回は積雪量が多くなく、道迷いの心配はありませんでしたが、積雪で登山道が解らなくなっている山に登るには知識と技術が必要だと思っています。

しかし、冬の山には冬でなければ経験できない素晴らしい景色が広がっているのだろうなと思っています。

【登山用品の話】コッヘル(クッカー)とバーナー

 

寒い季節になれば、温かいものが美味しく感じます。

山歩きなど、自然の中に行くと、温かい山ご飯が美味しいとしみじみ思う物です。はい。

 

山歩きを始め、その勢いでテント泊登山もしているのですが、山で食べる食事はとても美味しいです。

最近では、山ご飯という言葉も定着し、山歩きや登山と食事の美味しさはセットの様になってきています。それと共に、テント泊登山だけでなく、日帰り登山や山歩きでも、山で調理をして食事を楽しむ人が増えてきています。

先日、埼玉県にある飯能アルプスに行った時、多峯主山(標高271m)のテーブルとベンチで4名ほどが自宅で使うようなカセットコンロとアルミのお鍋を使ってワインを飲みながら鍋料理を楽しまれていました。

勿論、その方々の写真はありませんが、低山で体力もそんなに必要が無い山であれば、自宅で使っているカセットコンロやお鍋、ピクニック用の食器などがあれば手軽に山ご飯が楽しめると、食事をされている方々を観て思いました。

コロナ渦で、アウトドアというか、青空の下で色々な事を楽しむ人が多くなった事もあり、山も同様に人が多くなったような気がしています。私もその一人ですけれど(;^_^A。

目的に応じて道具を揃える

低山で、みんなと楽しむ食事であれば参加者で分けて持てば何とか運べるのですが、標高のある山や、宿泊を伴う山であれば、道具や材料も考える必要が出てきます。山道具はお高い事もあるので、自分の目的に合った物をよく考えて購入する事も大事です。

 

コッヘル(クッカー)

クッカー(コッヘル)とは山用のお鍋兼食器です。一言でコッヘルと言っても色々な形や大きさがあります。ネットを観ていると用途別に分けられた解かりやすい表がありましたのでお借りしました👇。

f:id:kechico:20211214104218j:plain

クッカーと表 (ネットよりお借りしました)

私が持っているクッカー(コッヘル)はこちら👇

f:id:kechico:20211214105740j:plain

平型と深型のセット 殆ど同じ大きさの物を二つ持っています(;^_^A

私は日帰り登山を楽しみ始めていた頃の山ご飯はおにぎり🍙とお弁当でした。山歩きではとてもお腹が空くので、山で調理するよりもおにぎりや🍙やお弁当のほうがすぐに食べられるからで、山で調理する事にはあまり関心がありませんでした。

しかし、登山を楽しみ始めた時にテント泊登山がしたくなりました。テント泊登山をすれば山で調理して山ご飯を食べる事になるので、コッヘルとバーナーを購入し山ご飯をしました。そのblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

私はご飯が大好きなので、山でもご飯が食べたいのです。ですので、炊飯が出来るクッカーが欲しいと思いました。そして、収納性があり多用途に使える物が良いと考えました。

炊飯が出来るクッカーと言えばメスティンを思います。山でもメスティンで炊飯している人も良く見かけますし、私の様に平型と深型セットのクッカーで炊飯している人はほとんどいないのではないかと思っています。メスティンも良いと思うのですが、道具が増えると荷物が増えるのです。日帰り登山では持ってく荷物は結構適当で、忘れ物が無ければ良いと思うのですが、テント泊になると荷物は考えます。ですので何事にも使える万能タイプであり、ガス缶(OD缶)とバーナーがすっぽり収納できる物が欲しいと思いました。

f:id:kechico:20211214121558j:plain
f:id:kechico:20211214121614j:plain
OD缶(ガス缶)を逆さにしてその上にバーナーを乗せるとすっぽり収まる

 

私が持っているクッカーは上👆の表の食べたいメニューに使えるか?

コーヒーやスープ 湯沸かし

f:id:kechico:20211214114349j:plain

蓋を兼ねている平型で湯沸かししてカフェオレを飲んだ (谷川岳にて)

湯沸かしは全く問題ないです。湯沸かしだけならジェットボイルも良いと思います。(今は欲しいと思っていませんけれど…。) 日帰り登山ならばステンレスボトルで飲み物を持って行くのも良いのではないかと思っています。山専ボトルは保温力が良いと言われており、カップラーメンも可能とあります(*^-^*)。私のクッカーで湯沸かしは可能ですが、湯沸かしのみで持って行くには少し考えるかな。熱い湯だけを用意するならば山専ボトルが便利かな。

 

袋ラーメン 煮る・茹でる

私の持っているクッカーに袋麺は入らないので、二つに割って無理やり入れます笑。

f:id:kechico:20211214120121j:plain
f:id:kechico:20211214120050j:plain
初めて作った山ご飯は袋ラーメンでした(奥多摩 御前山)

袋麺は茹で上がるまで箸でかき混ぜると麺に傷がつき味が落ちると言われます。袋麺を一番おいしく食べたい!と思うならば角型のコッヘルをお勧めしますが、深型でも作れないわけでは無いです(;^_^A。

 

目玉焼きや焼肉 焼く・炒める

テント泊登山をした時の朝ごはんに、目玉焼き🍳やウインナーを焼いて食べたいと思ったのです。はい。なので、私は同じようなクッカーを二つ持っています(;^_^A。

f:id:kechico:20211214122740j:plain

モンベルは小鍋が便利 コールマンはフライパンに使える

私が持っている殆ど同じサイズのクッカーの違いは、モンベルのは樹脂加工が無く、蓋と兼用の小鍋は少し深みがあり、お値段はリーズナブルです。もう一つのコールマンのは蓋はモンベルに比べて少し浅いのですが、樹脂加工されておりフライパンとして使えるので、卵やウインナーを焼けますヽ(^。^)ノ

コールマンの深型のクッカーも樹脂加工されているので焦げ付かず、炊飯時の焦げも無いので使い勝手が良いです。しかし、お値段は少しお高いです(;^_^A。

モンベルの小鍋で、油をひいて卵を焼こうとしましたが、山用のバーナーは結構火が強い事もあり、修行が必要です(;^_^A。結構難しく私は諦めました。しかし、モンベルのクッカーで(焼肉は無理ですが(;^_^A)卵とウインナーを美味しく食べる方法はありますヽ(^。^)ノ👇。

f:id:kechico:20211214123252j:plain

ご飯を炊いた時、火から下ろす直前に卵とウインナーを入れる

これ、卵の火加減が難しいですが結構おいしいですヽ(^。^)ノ。

ご飯 炊飯

平型・深型セットのクッカーでの炊飯は、少しコツが要りますがご飯は炊けますヽ(^。^)ノ。メスティンのように火加減お任せの様にはならず、ほぼ付きっ切りでの炊飯になりますが慣れれば大丈夫です。標高が高い場所で気圧が低くても調節しながら炊飯できます(*^。^*)。

テント泊登山の際は毎回ご飯を炊いています。しかし、この平型と深型セットのクッカーで炊飯すると平型が蓋になるので、蒸らしている間に平型が使えない事を不便に感じました。何か、蓋の代わりになるものは無いかと色々試行錯誤した結果、今はアルミホイルを使っています。私は、山に行くときにアルミホイルに包んだおにぎりを持って行くのでそのアルミホイルをクシャクシャにしないでとっておきます。そして、ご飯を火から下ろす直前にアルミホイルを蓋にしてコッヘルを覆い、少し火を入れてからタオルに包んで蒸らしています。それで何とかなっているかな。ご飯を蒸らしている間には、平型でお湯を沸かしてスープを作ったり、レトルト食品を平型にあけて温めたり、樹脂加工の物であれば卵を焼いたりしています。

f:id:kechico:20211214124407j:plain

甲斐駒ヶ岳テント場での朝食 フリーズドライのお味噌汁と卵を焼いた

 

燃料とバーナー

登山用のバーナーの燃料は主に二種類あり、家庭で使う卓上カセットコンロのガス缶(CD缶)と丸いガス缶(OD缶)があります。

家庭用カセットコンロでも使うCD缶は100円ショップでも売られている程でお値段リーズナブルです。しかし、標高が高く気温が低い場所では使えない物もあります。(登山用に作られている物もあります)

OD缶は寒冷地に対応している物があるので、これを使っていますが1缶600円程いります。お高いですが、思うより結構長く使える気がしていますが…。そして、クッカーの中にすっぽり収まるので、山ではこちらを便利に使っています。

f:id:kechico:20211214115633j:plain

CD缶と分離型バーナー (写真はネットよりお借りしました)

バーナーはガス缶に取り付けて使います。一体型のシングルバーナーと、分離型のバーナーがあります。当然、分離型の方がクッカーの安定感があります。

私の様に一人登山をするのであればシングルタイプが便利だと思いますが、ガス缶直結なので、クッカーを置く位置が高くなるので滑り落ちないように注意が必要です。山では平らな場所を作ってガス缶を置くように気を付けて、調理し終わったらガス管の上に置かないようにしています。しかし、鍋料理の時だけは火にかけたまま食べるのでかなり注意します。

f:id:kechico:20211214131607j:plain

鍋料理を食べるときは要注意 食べるときは必ずコッヘルを手に持つ (甲武信ヶ岳)

 

自分が美味しいと思う山ご飯を楽しむ

山で食べるとご飯は美味しい

山ご飯は美味しい。はい、山で食べるご飯はとても美味しいのです。それは、山を楽しむ人々の同じ意見だと思う。山で調理する山ご飯はツールの一つであり、それでないといけない場面もありますが、そうでなく、持参した物を山で食べることもあります。

山で食べるご飯は美味しいから

山で調理できる道具を、自分にとって必要な用途に合わせて購入した今でも、私は山で調理することも好きですし、持参したお弁当を食べることも好きです。

f:id:kechico:20211214140919j:plain
f:id:kechico:20211214140708j:plain
f:id:kechico:20211214140736j:plain
f:id:kechico:20211214140800j:plain
ランチジャーで持参する温かいお弁当も美味しい
夏の暑い季節はスープジャーの冷たいうどん弁当も美味しい

冬の寒い季節にはお弁当は冷えてしまうのですが、私は日常でランチジャーを使っているので、寒い冬山でも何とか温かいご飯を食べることが出来ます。

f:id:kechico:20211214135939j:plain

氷点下の寒さの日光白根山 
ランチジャーで持参したお弁当も食べ終わる頃には冷えるほど寒かった

日帰りでは、やっぱりお弁当が良いと思うのですが、冬の寒い季節は温かいうどんも捨てがたい(*^-^*)。冬の日帰り山歩きでは山でうどんを煮て、美味しくうどんを頂いています。

f:id:kechico:20211214140226j:plain
f:id:kechico:20211214140258j:plain
f:id:kechico:20211214140335j:plain
f:id:kechico:20211214140416j:plain
冬の寒い季節 山で食べるうどんはとても温まり美味しい。

山ご飯とお弁当では荷物の違いはある?

はい、あります(*^-^*)。私は山で調理する方が荷物は多くなります。

f:id:kechico:20211214141947j:plain

コッヘルと保温ジャーのお弁当箱はサイズが変わらない

コッヘルの中にガス缶とバーナーは入っていますが、食材や調味料などは別に持参するので、山で調理する方が荷物は多くなります。

日帰りでは荷物が増えてもそんなに気にならないので、自分が食べたいと思う物を持って行くようにしています。荷物が多くても、冬の寒い季節に山で食べるうどんはとても美味しいですし温まります(*^-^*)。

 

最後に気になる二つのコッヘル

ほとんど同じようなコッヘルを購入してしまい、ケチな私は何だかなぁと思う事も無い訳ではないのです(;^_^A。ん~、最初から樹脂加工されたコッヘルを買えば良かったのではないかと思った事もあります。しかし、樹脂加工のコッヘルを購入した後も、最初に買ったコッヘルも使っています。

良いじゃないか、と思う事にしよう。使わないでお蔵入りはもったいないけれど、使うならばもったいなくない。

山で調理して食べたいと思うメニューに応じて便利に使えば良い。美味しいご飯を食べることは心が嬉しいと思う事。

二つ目のコッヘルを購入した理由は、山ご飯の失敗…でした(;^_^A

二つ目のコッヘルを購入したのは、山ご飯の失敗でした。今では何とか山ご飯を楽しめるようになってきましたが、当時は調理経験のないコッヘルやバーナーを使い、標高の高い山で作る山ご飯は、何度も失敗しました。

f:id:kechico:20211214144415j:plain
f:id:kechico:20211214145242j:plain
焦げ付いたコッヘルと、炒めるのに便利な樹脂加工のコッヘル

深型のコッヘルは炊飯で失敗し、中型のコッヘルは焦げついてはいませんが、卵を焼いて失敗しました。その頃には、焦げ付かないコッヘルが欲しいなぁと思い、もう一つコッヘルを購入しました。今でもフライパンとして使うならば樹脂加工がされているコッヘルはとても便利です。

余談ですが、その他にも、コッヘルが滑り落ちで中身(その時はお湯)をすべてこぼしたり、忘れ物をして、お昼が食べられず、予定変更して下山したり、大事に至らない失敗もしました(;^_^A。

自分の技術を補ってくれる道具

道具は、自身の技術不足を補ってくれるものだなぁと。

それが良いのか悪いのかと考えると、道具があって当然の世の中なのか、そうでないのかという事なのかなぁと思う。と、同時に、自分の技術を補ってくれる道具が無いときに、自分の技術で乗り切れるか。と思うきっかけになった。道具を便利に使うことも良い事だし、自分自身に技術があることはとても大事な事で、それを取得したいと思っています(*^-^*)

失敗もしているけれど、失敗を反省し、自分が失敗する事を受け止めて、同じ失敗はしないようにしたい。想定できる失敗にも注意し、起こった事に対応できる能力を身に付けられれば良いなぁと思います(*^-^*)。

 

秩父三十四観音霊場 二番から九番

 

 

先日、ふと霊場巡りをしたいなぁと思い立ち、秩父三十四観音霊場の一番目のお寺に行き、専用の御朱印帳(納経帖)を購入し、御朱印を頂きました。

kechico.hatenablog.com

この日は、思い立っただけだったので、霊場巡りをするにはもう少し調べないとと思い、これだけでした(;^_^A。無鉄砲な性格ですが、たまに慎重になる時もあります。

秩父三十四観音霊場巡り

日本百観音霊場は西国三十三観音霊場坂東三十三観音霊場、そして、秩父三十四観音霊場を合わせていうそうです。近畿地方にある西国観音霊場も、関東にある坂東観音霊場も霊場があるお寺が結構広範囲にありますが、秩父三十四観音霊場は比較的まとまってあり、全行程も約100㎞とありました。

都内にすんでいるので秩父はそんなに遠くないので日帰りで出かけることが出来ます。何回か日帰りで秩父に出かけると三十四観音霊場は歩いて回れることが出来るだろうと、基本は歩いて霊場巡りをしようと考えました。

 

秩父三十四観音霊

1234年(2021年より787年前)室町時代に作られたとも言われています。

江戸時代に入ると、観音霊場巡りは伊勢参りと並ぶ庶民に人気の旅になったと言われます。しかし、ひと月以上もかかる旅は費用もかかり裕福でないといく事が難しかったと。秩父三十四観音霊場は江戸からほど近い距離にあったこともあり、多くの江戸庶民の観音信仰巡礼の聖地として賑わいを見せたとの事です。

秩父方面にドライブすると、宿場町であった場所を観ることが多くあり、宿場があったという事は、街道があり、その道を通る人が多くいたと思います。何故、人々は秩父に行ったのかと思う事がありました。秩父霊場巡りであったのではないかと思った事が、今回霊場巡りをしようと思ったきっかけでした。

何故、秩父だったのだろうかと思う事もあります。川越でも良かったのではないかとか…。江戸の五街道では甲州街道と中仙道の間にあり、交通の便があり、少し足を延ばして行くという距離でも無かったであろうし…。そもそも、秩父地域は盆地であり四方を山で囲まれていて、何処から行くにも峠を越えなければいけないという、難所と言えば難所だと思います。しかし、人々を引き付ける魅力が秩父にはあったのだろうと思います。

 

交通手段

私は出かける時は車でいきます。霊場横瀬町に始まり、秩父市内に多くあります。この辺りを巡るには、秩父駅にほど近い道の駅ちちぶを拠点としようと考えました。公共交通機関を使われるのであれば秩父駅になります。

f:id:kechico:20211208115545j:plain

そして、霊場巡りは基本歩いて廻ろうと計画しました。そうすると、ここからの距離が遠くなるのは30番から34番の様です。時間をかければ歩いて回れなくなさそうなので、歩いて回ろうかなぁと思っていますが、まずは回り始めてみて、距離感や自分の体力と歩く速さを知ろうと思いました。

霊場の多くは駐車場もトイレも完備されていることが多く、バイクでも車でも回ることが出来ます。巡礼コースは時折車が通れない道もありますが、回り道をすれば大丈夫です。歩いて巡礼するにも地図が頂けますし、道には標識も設置されており、そんなに迷う事も無く安心して回ることが出来ます。道しるべは石にかかれているものも多く残っており、古くから人々が歩いて来た道であると感じます。

f:id:kechico:20211208115614j:plain

 

秩父三十四観音霊場巡り 二番~八番

二番 大棚山 真福寺

f:id:kechico:20211208114033j:plain

真福寺は標高370m程の山の上に建てられています。ちょこっとした山歩きをしてお参りします。

f:id:kechico:20211208114355j:plain

秩父の美しい山並みが観えます。

御朱印は麓にある光明寺で頂きました。

f:id:kechico:20211208114403j:plain

f:id:kechico:20211208114411j:plain

御朱印帳の右側は前のお寺の歌が書かれています。見開きでは無かった(;^_^A。

 

三番 岩本山 常泉寺

f:id:kechico:20211208115652j:plain

 

f:id:kechico:20211208120847j:plain

石仏と蓮池、向こうに見える観音堂が美しい光景です。

f:id:kechico:20211208115823j:plain

 

四番 高谷山 金昌寺

f:id:kechico:20211208115934j:plain

f:id:kechico:20211208115942j:plain

f:id:kechico:20211208115949j:plain

境内には石仏が沢山祀られており、石仏だらけです。全部で1319体との事。

ここの見どころは👇

f:id:kechico:20211208115957j:plain

本当に不整合です👀。実はこういう地形を観るのが好きです(。・ω・。)ノ♡。

f:id:kechico:20211208120005j:plain

 

五番 小川山 語歌堂

f:id:kechico:20211208120055j:plain

御朱印は近くにある長興寺で頂きます。

f:id:kechico:20211208120102j:plain

武甲山に向かって歩きます。武甲山日本二百名山でもあります。

武甲山を眺めながら気持ちの良い道を歩きます。

f:id:kechico:20211208120109j:plain

 

六番 向陽山 卜雲寺

六番 卜雲寺と七番 法長寺は、順番を変えて回りました。そのほうが効率がよさそうでしたので(;^_^A。

f:id:kechico:20211208120309j:plain

f:id:kechico:20211208120318j:plain

 

七番 青苔山 法長寺

f:id:kechico:20211208120223j:plain

f:id:kechico:20211208120231j:plain

今年ももう終わりそうですが干支の牛🐄

f:id:kechico:20211208120239j:plain

 

八番 清泰山 西善寺

f:id:kechico:20211208120625j:plain

f:id:kechico:20211208120632j:plain

 

九番 明星山 明智

f:id:kechico:20211208120649j:plain

f:id:kechico:20211208120656j:plain

 

今回の記録

9番の明智寺で終了しました。ここからは西武横瀬駅が近いのですが、車をおいているので道の駅ちちぶまで歩いて戻りました。

  • 歩行距離 20.7㎞
  • 歩行時間 5時間47分

詳しい記録はこちら👇

yamap.com

道の駅ちちぶまで戻り、お腹が空いたのでスーパーの焼き立てパンコーナーでサンドウィッチを購入して食べました。美味しいヽ(^。^)ノ

f:id:kechico:20211208120703j:plain

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約950円
  • サンドウィッチ 214円
  • 御朱印料 300円×8 2400円
  • 合計 3564円

甲武信ヶ岳

 

昨年の今頃に行きたいと思った「甲武信ヶ岳」。

秩父山域にある甲武信ヶ岳は、山深いので11月末になれば寒いだろうなぁと昨年の今頃も思いました。冬用の装備一式もなんとか揃えましたが、予約が取れず残念した昨年でした。

今年(2021年)になり、ゴールデンウイークを過ぎた6月、テント泊の予約がとれました。シャクナゲの花が満開になる季節です。当日の天気予報は良くなかったのですが、重いテント泊装備で登山道を登り始めました。しかし、悪天候の為甲武信小屋にて下山_| ̄|○。まさかのテント泊装備で日帰りでした。

私の中では三度目で、やっと甲武信ヶ岳に登れました。

f:id:kechico:20211204163030j:plain

甲武信ヶ岳 山頂の碑



 

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳奥秩父山塊にあり、文字通り、甲(甲斐国:山梨県)、武(武蔵国:埼玉県)、信(信濃国:長野県)の県境にある標高2460mの山です。山の事を色々知り始めていた頃、埼玉県の最高峰はどこだろうと調べた事があり、まさかの甲武信ヶ岳のお隣の三宝山であることを知りました。三宝山は、標高2483.6mであり、確かに甲武信ヶ岳より23.6m高く、三角点も三宝山にあるとの事。しかし、三宝山日本百名山にも、日本二百名山にも、三百名山にもなっていない埼玉県最高峰の山なのです。

各県の最高峰が百名山や二百名山、三百名山にになっている訳ではないのです。しかし、日本百名山の著者(深田久弥氏)が、甲武信ヶ岳日本百名山に選んだ理由は何なんだろうかと思い、山に登ってみれば何かが解るかもと思いました。

 

甲武信ヶ岳に登る

甲武信ヶ岳への登山ルートは前回と同じ「西沢渓谷 徳ちゃん新道」で登ることにしました。西沢渓谷入り口にある道の駅みとみで標高は1100mあり、甲武信ヶ岳までは累積標高で約1500mをのぼります。甲武信小屋までは一度登っており、結構な急登であり大変だったことを忘れた訳ではありませんが、やっぱり、同じこのコースで登りたいと思いました。前回と同じテント泊登山の重い荷物になり、それに加えて思い冬装備となりましたが、何とか登ることが出来てホットしました。

f:id:kechico:20211204163124j:plain

徳ちゃん新道

今回は、11月いっぱいで小屋が閉まる最後の週末に登ったこともあり、電話で予約した時から「寒いので冬装備で来てください」と教えて頂きました。シェラフもスリーシーズン用では無理ですよとの事。

シェラフは今年(2021年)10月初めに「甲斐駒ヶ岳」に登った際に冬用の物をすでに使っていたので、同じ冬用を用意しました。それに加え、ダウンジャケットにダウンパンツ、ホッカイロも持って行きました。テントはダブルウォールの物を使っているのでそれで大丈夫でした。

そんなこんなで冬装備の重いザックを背負って向かった甲武信小屋はまさかの雪⛄。登る途中で降りだした雪は山小屋に着くころにはすっかり積もっており、まさかの雪中テント泊になりました。寒い(*_*)。

f:id:kechico:20211204162937j:plain

積雪の中 甲武信小屋でテント泊

持っていった冬装備を駆使して、食事は温かいものを食べ、シェラフに潜り込み雪が降り続き、深夜には風も吹いていた寒い一夜を凍死することなく(笑)過ごすことが出来ました(;^_^A。水は勿論の事、濡れた手袋や自分の呼吸に含まれた水分を含んだネックウォーマーも凍り付く寒さでした。

f:id:kechico:20211204163202j:plain

極寒の寒さの中では温かい鍋料理で温まる

翌日は山頂に登頂後、朝食をしっかりと食べてから、雁坂嶺、雁坂峠に向かい道の駅みとみに下山しました。甲武信ヶ岳より続く奥秩父山塊の稜線からは富士山がとてもきれいに観えました。

 

甲武信ヶ岳登山で行きたい場所

登山は、山頂に登るのが大きな目標の一つなのですが、甲武信ヶ岳は私にとってそれ以外にも行きたい場所があり、とても魅力のある山です。

 

千曲川、荒川、笛吹川の源流

以前、甲武信ヶ岳から奥秩父の稜線で繋がっている「笠取山」に登った際に多摩川源流に行ったことがありました。

その時のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

笠取山の山頂付近に「小さな分水嶺」があり、分水嶺を境にしてこの辺りに降った雨はそれぞれに「荒川」、「多摩川」、「富士川(笛吹川)」に流れていく事を知りました。空から降った雨雫(水)は、重力に従って流れていくのは当然と思えば当然なのですが、何だか山って凄い、自然って素晴らしいと思いました。「小さな分水嶺」に立ち、空から降る雨を眺め、山の稜線で一人で感動しました。

そして、甲武信ヶ岳を調べていると、千曲川、荒川、笛吹川の水源でもあることを知りました。ぜひ、水源にも行きたいと思いました。

日本百名山の中にもこの水源の事が書かれています。著者の深田久弥氏が「甲武信ヶ岳」を日本百名山に選んだ理由の一つは三つの川の源流で、山頂が分水嶺である事に魅力を感じたのではないかと勝手に思っています(;^_^A。

今回、やっと「甲武信ヶ岳」に登れましたが、当日はかなりの冷え込みたっだこともあり、山頂からの景色をゆっくり眺めることも出来ず、源流にも行けなかったので、今度は無理せずに温かい季節に再度登ろうと思っています。

 

日本三大峠雁坂峠

甲武信ヶ岳から稜線上に南に行くと、日本三大峠の一つである「雁坂峠」に行けます。この雁坂峠・雁坂嶺も是非行きたいと思っていた場所の一つでした。二日目は早朝は冷え込みましたが、晴天に恵まれた事もあり、絶景の稜線歩きを楽しむことが出来ました。

f:id:kechico:20211204163328j:plain

雁坂峠と富士山

雁坂峠は、埼玉県秩父から山梨県に抜ける唯一の道路で、現在は有料の雁坂トンネルで抜けることが出来ます。私はドライブも結構好きで数年前に初めて雁坂トンネルを通った時に(とってもお高い通行料金でもあったので)興味を持ち色々調べた事がありました。

埼玉県秩父地域は盆地でどこに行くにも峠を越さなければならない地形とあります。その中で雁坂道は「開かずの国道」とまで言われたそうで、雁坂トンネル開通は1998年(平成10年)開通されていて、今年2021年よりわずか23年前なのです。それまで埼玉秩父地域より山梨県には車で行くことが出来なかった。雁坂トンネル開通までは、国道140号は登山道に設定されており、雁坂峠にある雁坂小屋を通っており、小屋のトイレが国道140号の上に立っており、国道トイレと呼ばれたそうです。

又、雁坂峠古事記にも日本武尊が超えた記載があったり、武田信玄が整備されたともあります。そして、秩父大滝地域に住む人々が養蚕の繭を山梨県塩山に大正時代まで運んだと言われ、何十キロもの荷物を背負い峠を越えるのは大変であっただろうと。古くから人々が通った道でもありその道を歩いてみたいなぁと思っています。今回は雁坂嶺を超えて雁坂峠に行きましたが、旧街道ではなさそうなので、再度チャレンジしたいと思っています。

www.fruits.jp

 

三宝山

埼玉県最高峰の三宝山甲武信ヶ岳の隣の山でその間は約30分程とあります。せっかくなので、埼玉県最高峰にも行きたいと思っています。

毛木平より登るコースにして、千曲川源流、三宝山甲武信ヶ岳、十文字峠と歩いてみたいです。

 

甲武信ヶ岳を含む奥秩父山塊

奥秩父山塊はかなり大きくどっしりとしており、日本百名山の山もたくさんあります。日本の山と言えば北アルプス(飛騨山脈)、南アルプス(赤石山脈)、中央アルプス(木曽山脈)を思い浮かべる事が多いです。

日本の高い山の100位までの山は北アルプス52、と南アルプス31、中央アルプス(木曽山脈)9、八ヶ岳5で、日本の高い山100位までの97座が、この4か所の山脈にあります。残り3座は、独立峰の「1位:富士山」と「14位:御岳山3067m」、「90位:白山2702m(両白山地)」が加わっています。100位以下は、この4ヶ所の山脈の山が続く中に奥秩父山塊の山が入り始めてきます。日本アルプス八ヶ岳の山々は山脈の形をしています。奥秩父山塊も日本の山の中では2500mを超す山もあり、高さもあると共に山脈でなく山塊である事は山深い事が特徴と思います。歴史のある山、信仰の山も数多くあり、とても魅力的な山域だと思います。

f:id:kechico:20211204163421j:plain

奥秩父山塊稜線からの絶景

山歩きのデータはこちら👇

yamap.com

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約2000円
  • テント泊 1000円
  • 飲料 1000円
  • アイス 140円
  • 合計 4140円

寒くなった。でも年内にもう一度テント泊登山がしたい

11月に入っても暖かい日が続いている秋でしたが、先日の雨の日を境に急に寒くなった。

寒い。実は寒いのは苦手です(;^_^A。

でも、冬は嫌いではありません。

寒いのは苦手なのですが、冬は空気が澄むので結構好きです。

 

今年の8月より始めた休みの日限定のジョギングもなんだかんだで続いており、寒くなってからも寒い中を走っています。走っているとだんだん温かくなり今でも少し汗ばみます。

f:id:kechico:20211124115653j:plain

ようやく都内も紅葉が見ごろになってきました。東京都は都の木が銀杏ですので銀杏の木が沢山あり、私がジョギングしている公園の中にも銀杏並木があります。銀杏の木と言えばぎんなんがつきもので、想像通り銀杏の木の下にはぎんなんが落ちてあり時々踏んづけています汗。

 

そんなこんなで、冬が来たなぁと思うのですが年内にもう一度テント泊登山がしたいなぁと思っています。

山小屋に予約の電話を入れると、10月末に降った雪は解けたとのことですが山はすでに冬であり冬装備で来てください。と、念を押されました。そうですよね。はい、冬用の装備で向かいます。寒いのは苦手なので(;^_^A。

実は昨年の今頃にもその山に登りたいなぁと思い冬装備を何とかそろえたのですが、11月末で営業を終了する山小屋で、コロナの影響もありテント泊の予約が取れずに残念しました。今年は何とか予約は取れましたが、先日の雨の影響で雪が降っていないかと心配しましたが、何とか積雪はなさそうなのでホットしています。

山の南側の尾根道からのコースに決めた。食事は何を持って行こうかな。寒いから温まるものが良いなぁ。

少しづつテンションが上がってきた。