ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

雨の日の筑波山

山の魅力に取りつかれてしまっている私は、週末になると山に行きたくなります。

 

梅雨のこの季節は雲の中の山を楽しむことが出来ます。さらりと言えば、「天気が悪い」なのですが、天気が悪いとそれなりに人も少なくなるので、普段人が多い山に行こうと考えます。

 

日本百名山は標高1500m以上の山と選定基準がありますが、1500m以下の山も選定されており、一番低いのは877mの筑波山です。

筑波山は、ケーブルカーやリフトもあり、大変便利に山頂付近まで行くことが出来る山ですが、登山道も整備されており、山登りも楽しむことが出来ます。山頂からは、関東平野を一望できる大変すばらしい眺めを楽しむことが出来ます。

 

雨の筑波山に行ってきましたヽ(^。^)ノ。

その日は少し寝坊してしまい、早朝出発は出来ませんでしたが、首都圏からは高速道路で近くまで行けるので、距離はありますが、時間はそんなにかからずに行くことが出来ます。高速道路を降りて山に向かって走ります。

 

茨城県の道を快適に走るとその先に筑波山が見えてきます。標高1000以下とは思えない山容で、筑波山を実際に見たことがない私でも「あれが筑波山」と解ります。

 

雨の日に行ったので、山は雲の中です。

筑波山は、「西の富士山 東の筑波山」と美しさを表現されます。本当に美しい山容です。筑波山の特徴でもある二つの山頂を観なかったことは残念でしたが、雲をまとう姿も、堂々とした大きな存在感を感じます。

 

筑波山は、御神体が山であり、山全体が神域とされています。

二つの山頂の西峰は「男体山」でイザナギノ命、東峰は「女体山」でイザナミノ命が祀られており、夫婦神でもあります。古事記の神様で日本を作った神様です。

標高は女体山が6m高く、筑波山の標高とされており、三角点もあります。

 

 

車で行った私は、市営第3駐車場に駐車しました。(1日500円)

 

駐車場より少し歩けば筑波山神社に到着し、神社より登山道へ進みます。いくつかある登山道の中で、御幸ヶ原、男体山に登り、女体山に向かい、女体山より下山するルートで山歩きしました。

 

 

雨の登山道は、大変ぬかるんでいて、岩や敷かれている木も滑りやすくなるので注意が必要です。慎重に登山道を歩きます。雨は終始降り続けることはなく、レインコートは下山時に少し使用した程度でした。

 

雨の山歩きは、お天気が良い日より大変なのですが、雨の山の中も好きです。雲の中は幻想的な風景です。ぼんやりして見える木立はとても美しいです。新緑の木の葉や草花は雨のシャワーを浴び、より一層黄緑色が冴え、ついている雫はきらきら光って見えます。雨で空気も澄んで気持ちが良いですヽ(^。^)ノ。

 

雨の日は晴れの日より涼しいのですが、気温28度での登山は暑く大汗を掻きます。沢の水で手と顔を洗うと気分爽快です。

 

約1時間半で御幸ヶ原を経由して「男体山」に到着しました。

雲の中のお社も幻想的です。

御幸ヶ原はケーブルカーの到着駅でもあり、たくさんの売店やきれいなトイレもある広場になっています。

 

御幸ヶ原を過ぎたあたりから、風が強くなり、木々や草が大きく揺れ、葉がぶつかり合う大きな音が聞こえるようになりました。まるで山が「今日は危険だから早めに降りなさい」と言っているようです。男体山には自然散策路がありますが、そこには行きませんでした。御幸ヶ原では、風に流された雲が、山にぶつかり、急いで逃げていくように見えるほど、風が強く吹いていました。

 
御幸ヶ原より少し歩いたところに「紫峰杉」があります。樹齢800年と言われ、人口林の杉と異なる枝ぶりに、迫力と雄大さを感じます。紫峰は、筑波山の雅称でもあり、ご神木に近いものがあるのかなと思いました。

 この樹が生まれた800年前と言えば、1200年、1192作ろう鎌倉幕府、源政権の鎌倉時代ですφ(..)。

紫峰杉のすぐ向かいに「男女川」の源流があります。手を洗いました。冷たくてとても気持ち良かったです。

 

稜線を歩き、女体山に向かいます。木々がありますので、展望はなく、15分弱で到着します。

 

女体山山頂のお社もとても美しく素晴らしいです。どちらのお社もとても厳かです。

 

女体山山頂の「日本百名山」の碑。

その先の岩の上からパノラマに広がる絶景を観ることが出来ます。

 

 

女体山からは岩場を通り筑波山神社まで下山しました。筑波山花崗岩を主にした岩山で、たくさんの奇石を観ることが出来ます。その中でも特に目を引いたのは

北斗岩

 

出船入船

 

弁慶の七戻り

岩山である筑波山が長い年月をかけて風化侵食を繰り返し、このような奇石が見られるようになったと思います。しかし、偶然とは思えないほどのバランスです。弁慶は「頭上の岩が今にも落ちそうで、七戻りした」と言われているそうです。本当に落ちてきそうです(;^_^A。

 

無事に下山し、麓の売店で何時ものソフトクリームです。

ソフトクリームを買って、ザックの中のスマフォを探している少しの間に解けてきちゃいました(T_T)。急いで食べました(*^-^*)。

やっぱり、山を降りた後の🍦は美味しすぎる(^_^)v。

 

【山歩きの記録】

合計距離:5.98㎞

最高地点の標高:877m

最低点の標高:234m

累積標高(上り):702m

累積標高(下り):689m

出発時間:12時

到着時間:15時45分

山の中にいた時間:3時間45分

 

【使ったお金💰】

高速道路代:3800円

ガソリン代:約1200円

駐車場代:500円

ソフトクリーム:400円

合計 5900円