ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

日光 男体山

昨年(2020年)の11月末、日光白根山に登りました。

その時に観た男体山中禅寺湖の美しさ👀。

男体山は日光にあり日本百名山でもあります。円錐形で凛々しく聳え立つその山容は、誰もが目を引かれる魅力がある山です。又、火山でもある男体山の噴火による溶岩でせき止められてできた中禅寺湖とわさっての光景はなんとも言えないほどの美しさです。

日本百名山の著者である深田久弥氏は「すべての湖はそのそばで聳え立つ山の姿で生きてくるが中禅寺湖男体山という取り合わせほど過不足なく彼我助け合って秀麗雄大な景色を形作っている例もまれである。天の造形の傑作というほかない。」と書かれています。

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男体山中禅寺湖 日光白根山 山頂より

男体山を含む山域の美しさ👀。

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男体山 女峰山 大真名子山 小真名子山 太郎山  日光白根山 山頂より

山域にある山々と自然の美しさに感動しました<(_ _)>。

いつか、ここから見えている山にも登りたいと思いました。

男体山

男体山は782年(2021年より1239年前)に勝道上人によって開山されたとありますが、男体山山頂には古くは古墳時代に奉納されたと思われる品が出土されているそうで、もっと古くから人々の信仰の山であったことが解ります。

 

現在は男体山というのが一般的なのですが、男体山をご神体とする神社の名前が二荒(ふたら)山神社であることが気になっていました。そして日光山とは?。

二荒山

二荒はふたらと読んだり、にこうと呼ばれたりされており、男体山の古い呼び名の様です。男体山麓の洞穴から年に二度嵐が生じる為に「二回荒れる=二荒」ともあります。

又、古来より二峰ある山は男神・女神が宿るとされることが多く、三神信仰である日光山は男体山、女峰山、太郎山とされたという説があります。

二荒を「にこう」と読むことは、にこう=日光になったとも言われています。

日光山

日光山とは男体山、女峰山、太郎山の総称とも言われる説があります。日光山には三山三神信仰(女神と二男神の三神)があります

男体山をご神体とする二荒山神社新宮(中禅寺湖畔に祀られている中宮祠)

女峰山をご神体とする滝尾神社中宮(二荒山神社本社の奥、徒歩20分程)

太郎山をご神体とする二荒山神社本宮(日光東照宮の奥に祀られている本社)

神と仏のの霊山

神が宿る二荒山、仏が守る日光山という意味で神仏習合の霊山と言われています。山岳信仰の山でもあり日光連山の神仏をめぐる山岳練行と展開され、日光修験として独自に厳しい修行が行われていたそうです。

男体山(標高2486m)に登る

現在、男体山に登るには二荒山神社境内にある表参道より登ることが推奨されています。男体山をご神体とする二荒山神社が整備・管理されています。

神社の社務所で奥宮参拝(男体山登山)の受付があり、入山受付(1000円)をしてお守りを頂きます。

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表参道から山頂の奥宮までは結構な急登を登ります。一合目から9合目まで石碑があり、どれくらい登ったかを確認できます。途中より岩場になりよじ登る感じです。累積標高は約1300m、登りの平均所要時間は約4時間になっています。美しい円錐形の山なので、途中のアップダウンは無く登りは登るのみ、下りは下るのみです(*^-^*)。

 

私は自宅にあった本をみて裏参道から登る登山コースを決めました。後で解った事ですが、裏参道は現在荒廃しており、男体山を管理している神社より裏参道から登ることを控えるように参拝者に言われています。自宅にある本を再度確認すると発刊が2012年で、今から9年も前👀。そりゃそうですよねぇ。

 

裏参道から登ったのですが、裏参道に入ってすぐに二荒山神社志津宮が祀られており、志津非難小屋があります。

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二荒山神社 志津宮

結局裏参道より登ったのですが、参道は大きくえぐれ荒廃していましたので、参道を縫うように山の中を登りました。途中に一合目から9合目(4合目は確認できず)までの木の碑はありますが、ピンクリボン等は極めて少なく道迷いの危険もあります。倒木は沢山あるし、がけ崩れも数か所、そこをロープだよりに進みました。こちらを通る参拝者もほとんどいませんでした。

結論、裏参道はお勧めできません(;^_^A。というが、そもそも神社より裏参道から登るのは危険とされています。はい(^_^;)。

ただ、裏参道の9合目を過ぎ、山頂付近までの道はかなり景色も良く気持ちが良い平坦で整備されている登山道ですので、表参道から登られて体力に余裕があれば散策されるのも良いかもしれません。

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男体山山頂 標高2486m

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男体山の象徴でもある剣

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おばさん休憩中 山ご飯のおうどんを煮ています
レジャーシートが子供が小さいころに使っていたポケモンなのがおばさんらしい(笑)

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太郎山神社 山頂の少し先に祀られています

下りは表参道より降りました。表参道は噂通りの急登の岩場で何とかかんとか無事に下山。表参道は随所に指導標があり、道迷いの危険が少ない登山道でした。

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瀧尾神社(女峰山がご神体) 8合目

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中禅寺湖が直下に見えます 急登で岩場の表参道

四合目-三合目間は林道なのに少しびっくり👀。その間の登山道が九十九折になっている事に納得しました。

 

無事に下山しましたヽ(^。^)ノ。

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登山の記録はこちら👇

写真もたくさんUPしています(*^-^*)。

使ったお金💰

  • 登拝料 1000円
  • バス代 475円
  • 男体山登山合計 1475円

 

※日光男体山は冬季閉山となります。今年(2021年)は11月11日で閉山されます。