ケチ子おばさんの空色ハット

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甲武信ヶ岳

 

昨年の今頃に行きたいと思った「甲武信ヶ岳」。

秩父山域にある甲武信ヶ岳は、山深いので11月末になれば寒いだろうなぁと昨年の今頃も思いました。冬用の装備一式もなんとか揃えましたが、予約が取れず残念した昨年でした。

今年(2021年)になり、ゴールデンウイークを過ぎた6月、テント泊の予約がとれました。シャクナゲの花が満開になる季節です。当日の天気予報は良くなかったのですが、重いテント泊装備で登山道を登り始めました。しかし、悪天候の為甲武信小屋にて下山_| ̄|○。まさかのテント泊装備で日帰りでした。

私の中では三度目で、やっと甲武信ヶ岳に登れました。

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甲武信ヶ岳 山頂の碑



 

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳奥秩父山塊にあり、文字通り、甲(甲州:山梨県)、武(武蔵国:埼玉県)、信(信濃国:長野県)の県境にある標高2460mの山です。山の事を色々知り始めていた頃、埼玉県の最高峰はどこだろうと調べた事があり、まさかの甲武信ヶ岳のお隣の三宝山であることを知りました。三宝山は、標高2483.6mであり、確かに甲武信ヶ岳より23.6m高く、三角点も三宝山にあるとの事。しかし、三宝山日本百名山にも、日本二百名山にも、三百名山にもなっていない埼玉県最高峰の山なのです。

各県の最高峰が百名山や二百名山、三百名山にになっている訳ではないのです。しかし、日本百名山の著者(深田久弥氏)が、甲武信ヶ岳日本百名山に選んだ理由は何なんだろうかと思い、山に登ってみれば何かが解るかもと思いました。

 

甲武信ヶ岳に登る

甲武信ヶ岳への登山ルートは前回と同じ「西沢渓谷 徳ちゃん新道」で登ることにしました。西沢渓谷入り口にある道の駅みとみで標高は1100mあり、甲武信ヶ岳までは累積標高で約1500mをのぼります。甲武信小屋までは一度登っており、結構な急登であり大変だったことを忘れた訳ではありませんが、やっぱり、同じこのコースで登りたいと思いました。前回と同じテント泊登山の重い荷物になり、それに加えて思い冬装備となりましたが、何とか登ることが出来てホットしました。

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徳ちゃん新道

今回は、11月いっぱいで小屋が閉まる最後の週末に登ったこともあり、電話で予約した時から「寒いので冬装備で来てください」と教えて頂きました。シェラフもスリーシーズン用では無理ですよとの事。

シェラフは今年(2021年)10月初めに「甲斐駒ヶ岳」に登った際に冬用の物をすでに使っていたので、同じ冬用を用意しました。それに加え、ダウンジャケットにダウンパンツ、ホッカイロも持って行きました。テントはダブルウォールの物を使っているのでそれで大丈夫でした。

そんなこんなで冬装備の重いザックを背負って向かった甲武信小屋はまさかの雪⛄。登る途中で降りだした雪は山小屋に着くころにはすっかり積もっており、まさかの雪中テント泊になりました。寒い(*_*)。

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積雪の中 甲武信小屋でテント泊

持っていった冬装備を駆使して、食事は温かいものを食べ、シェラフに潜り込み雪が降り続き、深夜には風も吹いていた寒い一夜を凍死することなく(笑)過ごすことが出来ました(;^_^A。水は勿論の事、濡れた手袋や自分の呼吸に含まれた水分を含んだネックウォーマーも凍り付く寒さでした。

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極寒の寒さの中では温かい鍋料理で温まる

翌日は山頂に登頂後、朝食をしっかりと食べてから、雁坂嶺、雁坂峠に向かい道の駅みとみに下山しました。甲武信ヶ岳より続く奥秩父山塊の稜線からは富士山がとてもきれいに観えました。

 

甲武信ヶ岳登山で行きたい場所

登山は、山頂に登るのが大きな目標の一つなのですが、甲武信ヶ岳は私にとってそれ以外にも行きたい場所があり、とても魅力のある山です。

 

千曲川、荒川、笛吹川の源流

以前、甲武信ヶ岳から奥秩父の稜線で繋がっている「笠取山」に登った際に多摩川源流に行ったことがありました。

その時のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

笠取山の山頂付近に「小さな分水嶺」があり、分水嶺を境にしてこの辺りに降った雨はそれぞれに「荒川」、「多摩川」、「富士川(笛吹川)」に流れていく事を知りました。空から降った雨雫(水)は、重力に従って流れていくのは当然と思えば当然なのですが、何だか山って凄い、自然って素晴らしいと思いました。「小さな分水嶺」に立ち、空から降る雨を眺め、山の稜線で一人で感動しました。

そして、甲武信ヶ岳を調べていると、千曲川、荒川、笛吹川の水源でもあることを知りました。ぜひ、水源にも行きたいと思いました。

日本百名山の中にもこの水源の事が書かれています。著者の深田久弥氏が「甲武信ヶ岳」を日本百名山に選んだ理由の一つは三つの川の源流で、山頂が分水嶺である事に魅力を感じたのではないかと勝手に思っています(;^_^A。

今回、やっと「甲武信ヶ岳」に登れましたが、当日はかなりの冷え込みたっだこともあり、山頂からの景色をゆっくり眺めることも出来ず、源流にも行けなかったので、今度は無理せずに温かい季節に再度登ろうと思っています。

 

日本三大峠雁坂峠

甲武信ヶ岳から稜線上に南に行くと、日本三大峠の一つである「雁坂峠」に行けます。この雁坂峠・雁坂嶺も是非行きたいと思っていた場所の一つでした。二日目は早朝は冷え込みましたが、晴天に恵まれた事もあり、絶景の稜線歩きを楽しむことが出来ました。

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雁坂峠と富士山

雁坂峠は、埼玉県秩父から山梨県に抜ける唯一の道路で、現在は有料の雁坂トンネルで抜けることが出来ます。私はドライブも結構好きで数年前に初めて雁坂トンネルを通った時に(とってもお高い通行料金でもあったので)興味を持ち色々調べた事がありました。

埼玉県秩父地域は盆地でどこに行くにも峠を越さなければならない地形とあります。その中で雁坂道は「開かずの国道」とまで言われたそうで、雁坂トンネル開通は1998年(平成10年)開通されていて、今年2021年よりわずか23年前なのです。それまで埼玉秩父地域より山梨県には車で行くことが出来なかった。雁坂トンネル開通までは、国道140号は登山道に設定されており、雁坂峠にある雁坂小屋を通っており、小屋のトイレが国道140号の上に立っており、国道トイレと呼ばれたそうです。

又、雁坂峠古事記にも日本武尊が超えた記載があったり、武田信玄が整備されたともあります。そして、秩父大滝地域に住む人々が養蚕の繭を山梨県塩山に大正時代まで運んだと言われ、何十キロもの荷物を背負い峠を越えるのは大変であっただろうと。古くから人々が通った道でもありその道を歩いてみたいなぁと思っています。今回は雁坂嶺を超えて雁坂峠に行きましたが、旧街道ではなさそうなので、再度チャレンジしたいと思っています。

www.fruits.jp

 

三宝山

埼玉県最高峰の三宝山甲武信ヶ岳の隣の山でその間は約30分程とあります。せっかくなので、埼玉県最高峰にも行きたいと思っています。

毛木平より登るコースにして、千曲川源流、三宝山甲武信ヶ岳、十文字峠と歩いてみたいです。

 

甲武信ヶ岳を含む奥秩父山塊

奥秩父山塊はかなり大きくどっしりとしており、日本百名山の山もたくさんあります。日本の山と言えば北アルプス(飛騨山脈)、南アルプス(赤石山脈)、中央アルプス(木曽山脈)を思い浮かべる事が多いです。

日本の高い山の100位までの山は北アルプス52、と南アルプス31、中央アルプス(木曽山脈)9、八ヶ岳5で、日本の高い山100位までの97座が、この4か所の山脈にあります。残り3座は、独立峰の「1位:富士山」と「14位:御岳山3067m」、「90位:白山2702m(両白山地)」が加わっています。100位以下は、この4ヶ所の山脈の山が続く中に奥秩父山塊の山が入り始めてきます。日本アルプス八ヶ岳の山々は山脈の形をしています。奥秩父山塊も日本の山の中では2500mを超す山もあり、高さもあると共に山脈でなく山塊である事は山深い事が特徴と思います。歴史のある山、信仰の山も数多くあり、とても魅力的な山域だと思います。

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奥秩父山塊稜線からの絶景

山歩きのデータはこちら👇

yamap.com

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約2000円
  • テント泊 1000円
  • 飲料 1000円
  • アイス 140円
  • 合計 4140円