ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

秩父三十四観音霊場 20番から24番



 

秩父三十四観音霊場巡りをしています。

総距離約100㎞ある秩父三十四観音霊場で、車やバイクで回る人、バスなどの公共交通機関で回る人もおり、皆さん様々な形で霊場巡りをされています。

そんな中、出来る限り昔の様に歩いて巡礼しています。

三十四か所を通して回れれば良いのですが、まだ仕事をしているのでまとまった休みを取るのは難しいのと、都内に住んでいるので秩父は日帰りで行けることもあり、通称しゃくとり虫🐛方式で歩いています。

江戸から秩父までの街道を歩くのも良いのですが、現在、五街道歩きにも挑戦しているので、そちらが落ち着いたら歩いてみようかなとも思っています(;^_^A。

 

これまでの記録はこちら👇

秩父三十四観音霊場と狛🐺犬探し城峰神社、道の駅万葉の里 - ケチ子おばさんの空色ハット

秩父三十四観音霊場 二番から九番 - ケチ子おばさんの空色ハット

秩父三十四観音霊場 十番から十九番 - ケチ子おばさんの空色ハット

 

秩父三十四観音霊

👇前回のblogと同じ内容です(;^_^A

秩父三十四観音霊場は1234年(2021年より787年前)室町時代に作られたとも言われています。

江戸時代に入ると、観音霊場巡りは伊勢参りと並ぶ庶民に人気の旅になったと言われます。街道が整備されたこともあり、善行寺参りや成田山新勝寺などへの参拝も盛んに行われて旅行ブームだったともあります。しかし、ひと月以上もかかる旅は費用もかかり裕福でないと難しかったようです。

秩父三十四観音霊場は江戸からほど近い距離にあったこともあり、多くの江戸庶民の観音信仰巡礼の聖地として賑わいました。

秩父方面にドライブすると、宿場町であった場所を観ることが多くあり、宿場があったという事は、街道があり、その道を通る人が多くいた。多くの人々が訪れた秩父霊場巡り。江戸時代は今の様に電車や車もありません。人々は歩いて秩父に向かい、約100㎞ある三十四観音霊場を参拝した。多くの人々が信仰してきた観音様。私も観音様にお参りしよう。歩いてお参りしよう。今回霊場巡りをしようと思ったきっかけでした。

何故、秩父だったのだろうかと思う事もあります。川越でも良かったのではないかとか…。江戸の五街道では甲州街道と中仙道の間にあり、交通の便があり、少し足を延ばして行くという距離でも無かったであろうし…。そもそも、秩父地域は盆地であり四方を山で囲まれていて、何処から行くにも峠を越えなければいけないという、難所と言えば難所だと思います。しかし、人々を引き付ける魅力が秩父にはあったのだろうと思います。

秩父地域はジオパークだったことを思い出しました。秩父は複雑な断層が重なっていたり、それが観える場所に露出していたり、武甲山石灰岩でできているし。関東平野の奥にある盆地なのですが、地形がとても複雑だったりします。それが結構楽しいです。

 

※実際に行った日は春の良く晴れた温かい4月7日でしたので、綺麗な写真が沢山取れたのですが、御朱印帳を忘れるというとんでもない事をしでかしてしまいました(;^_^A。

ようやく御朱印を頂いてきましたのでようやく投稿することが出来ました。

 

秩父三十四観音霊場巡り二十番から二十四番

二十番 法王山 岩之上堂

20番岩之上堂

この岩之上堂に行くと、場所が荒川の河岸段丘の崖の上にあることが解ります。結構な絶壁の上に建てられているので岩之上なのかなと思いました。しかし、本堂の向こう側を観ると、このお寺も9番の龍谷寺と同じような感じの岩の上に建てられているのが良く解ります。

 

花が満開の本堂と御朱印

二十一番 要光山 観音寺

21番 観音寺

 

二十二番 華台山 童子

22番 童子

通行量が多い道路より少し入った場所にあります。

お寺の正面の仁王門の仁王様がとても印象的です。また、とげぬき地蔵、身代わり地蔵も祀られています。広々とした境内はとても気持ちが良く、こちらで休憩してお昼を頂きました。

仁王門とその奥が御本堂  通りの入り口のお地蔵様の後ろには武甲山が観える
身代わり地蔵 不動明王 御朱印

 

二十三番 松風山 音楽寺

23番 音楽寺

音楽寺は秩父ミューズパークがある山の上にあるので、結構な高さを登ります。登った先に納経所があり、そこで御朱印を頂くのですが、本堂はさらに上にあります。

秩父盆地の眺めはとても良く、時間が合えば秩父SLの警笛が聞こえてきます。

音楽寺と名前を聞くと何か音楽に聞こえる物がある?と、思えば、ここは風の音、風に心地よく吹かれる木々の音、鳥の声が聞こえてきます。この山の松風の音を聴いた時に菩薩の音楽が奏でられている様だったから音楽寺となったそうです。

御朱印と梅雨の季節の十三体地蔵
十三体地蔵

秩父34観音霊場を作ったと言われる十三賢者との事です。

音楽寺本堂からさらに山道を歩いて山を登った先にあります。この場所からも秩父違いを一望でき、向こうに武甲山が聳え立っています。

十三体地蔵(春)

二十四番 光智山 法泉寺

24番 法泉寺

法泉寺も山に建てらえており、かなりきつい階段をたっぷり登った上にあります。立派な本堂があり、本堂に向かって右側にあるご神木に圧倒させられます。

長い石段と御朱印

交通手段と巡礼道

前回同様に車で道の駅秩父に行き、拠点にしました。

公共交通機関を使われるならば初めと終わりの霊場で最寄りのバス停もありますし、秩父鉄道に乗ることも出来ます。

 

江戸巡礼古道長尾根道

二十一番観音寺から二十三番音楽寺と二十四番法泉寺の間が江戸巡礼古道長尾根道であり、江戸時代の古道があります。ここは普通の山道ですので、舗装もされていませんので、当時の江戸時代の雰囲気が良く解る道でもあります。

念仏坂 江戸の巡礼者が極楽往生を願い念仏を唱えながら坂を登った

私は登山もするので、山道を歩くのは比較的慣れていますし、道迷いをしないようにGPSと地図も持参しているので古道を歩きましたが、一般的には道路に降りて歩かれる様です。

沢を渡る場所もあります(;^_^A

 

立ち寄ったお店

コロッケを買ってお昼に食べた。一個90円

 

今回の記録

歩行距離 15.5㎞

時間 4時間59分

詳しいデータと写真はこちら👇

yamap.com

昼食と何故か馬🐎

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約900円
  • コロッケ 90円
  • 合計 990円
  • 御朱印代 1500円