ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

雲取山 東京都最高峰 日本百名山

先日、テント泊に必要な物を購入しました。そうするとテント泊をして山歩きをしたくなるのが世の常です。はい、結構「お高かった買い物をした自分」をなんとか肯定しようとしています(*^-^*)。

 

雲取山  近くて遠い山】

雲取山は、東京都最高峰であり、日本百名山にも選定されている標高2017mの山です。

往復8時間以上かかる雲取山へ行くには、日帰りでは難しく、山頂付近での宿泊が推奨されています。雲取山山荘や七ツ石小屋、三条の湯があります。トレランをするにも良い山で、トレランの方はもちろん日帰りです。すごい。

 

東京都最高峰の山に行ってみたい。百名山に選定されるほどのすばらしさを見てみたい。そして、有名「ダンシングツリー」も観たいと思い、思い切って行きました。

 

雲取山に行くにはいくつかあります。メジャーな登山口は奥多摩より青梅街道をさらに進んだ「鴨沢バス停」からの「石尾根コース」です。帰りに石尾根コースで戻ってこようと考え、車移動の私は鴨沢バス停より少し進んだ先にある「小袖乗越駐車場(丹波山村営駐車場?)」(標約732m)に車を停めました。

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丹波山村村営駐車場(無料 協力金トイレあり)

 

【一日目は「三条の湯」テント泊と温泉】

三条の湯に行くには、一旦青梅街道まで戻り、「お祭りバス停」付近にある登山口より「後山林道」を約4時間登ります。駐車場から青梅街道に戻るには来た道ではなく、近道である林道を歩きました。途中、「奥多摩湖」がとても良く見えました。

 

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駐車場から「お祭りバス停」まで約40分、すっかりお昼前の時間でしたが、一日目は三条の湯に15時頃までに到着しようと思っていたので、何とかなるかなぁと、林道を登り始めます。8月の暑さ真っただ中で、重いテント泊装備をもっての山歩きは結構きついです(;^_^A。途中、棒ラーメンを作って食べようと思っていましたが、とてもそんな気力は無く、お茶、スポーツドリンク、持参したおかきを食べながら頑張りました。沢沿いの林道なので、所々、涼しい場所があったのがせめてもの救いでした。そして、真新しい「砂防」を発見。、顔に見える、結構かわいい。いずれ、号泣するのかな?楽しみです(*^-^*)。

 

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砂防堰堤 顔に見えます

約3時間半で、三条の湯に到着、時刻は15時少し前で、なかなかのペースで到着しました。

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三条の湯

受付を済ませて、テント場で、テントを張ります。人生初です。はい!(^^)! ショップで教えてもらったことを思い出し、何とかかんとか頑張ります。空では、ゴロゴロと雷の音が聞こえます。テントを張り終えた瞬間にザーっとバケツをひっくり返したような雨が降ってきました。初めてのテント泊で雷雨とは「何だかなぁ」と思いますが、テントってこんなにしっかりしていると、思えたことは良かったです。

「テントを広げたら、まず荷物を中に入れる」と教えてくれていたので、荷物もぬれずに済みました。

 

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テント 初使用

雷雨が過ぎ去った後、温泉に入って一休み。三条の湯の評判はとても良いのですが、評判通りのとても良いお湯でした。初めてのテント泊はなかなか寝付けず、朝までゴロゴロ、うとうと繰り返しましたが、不思議と疲労感はありませんでした。

 

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三条の湯 お風呂

 

 

【二日目 雲取山山頂を目指す】

夜明け前より出発する登山者もいましたが、私は比較的ゆっくりとして、お湯を沸かしスープを飲んで、朝食も卵を焼いてしっかり食べて出発しました。

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それでも、早朝の山は快晴はすがしく、差し込んでくる朝日が眩しく木漏れ日も大変美しいです。影もきれいに映し出されます

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三条の湯から、雲取山までは、標高差約1000m、3時間の道のりですが、自分のペースで頑張ります。雲取山山頂付近で急登となっていて、結構登りごたえあります。というか、山奥なので、すでに体力を使い果たしている所に止めを打たれたような感じです(;^_^A。

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三条ダルミ

雲取山
頑張って、雲取山に到着しましたヽ(^。^)ノ。

念願だった山ですので、少し感動します(T_T)。

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雲取山(標高2017.1m)山頂の碑 日本百名山の碑

 

東京都にもたくさん山があり、東京都の山で楽しい山歩きを知ったので、その最高峰であり、奥多摩・奥秩父・山梨にまたがる大きな山塊の中心にどっしりとそびえたつ、雲取山は憧れの存在でした。

 

 

石碑には東京都と埼玉県の連名で書かれています。

雲取山は、東京都・埼玉県・山梨県の三県にまたがる山ですが、山梨県は山頂より少し離れた所にありました。県境が、微妙にそれている様です。山梨県残念(T_T)。しかし、山梨県は富士山はじめ、南アルプス八ヶ岳等、沢山の名峰があります。

埼玉県では、「雲取山」は第6位で、最高峰は甲武信岳の隣の三室山2483mです。

 

 雲取山の素晴らしさは、広大な山塊の中心的役割を持つ最高峰の山だと思いました。雲取山から望む景色は、周囲の山々の山容です。とても美しい山並みを名がけることが出来ます。綾線も谷も山脈も、その向こうの山脈も、またその向こうの山まで見ることが出来ます。

 

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綾線より周囲の山塊、その向こうの山々を望む

 

山頂も景色が良いのですが、雲取山山頂より小雲取山までつながる綾線は、ずーっと美しい景色を眺めることが出来ます。このような景色の美しさは、他では見られないのではないかとも思いました。

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雲取山山頂より小雲取山に続く綾線

 

 

 

 

【ダンシングツリー】

本当に踊っています(*^-^*)。何だか足も踊っている。こういう木良いですヽ(^。^)ノ。そして、「オタカラソウ?」の黄色いお花畑が舞台を華やかに彩り、空を背景に、まるで一枚の絵のようです。

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ダンシングツリー

 

【七ツ石山と、七ツ石神社】

また、少し頑張って「七ツ石山」に登れば

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七ツ石山(標高1757.3m) 山頂の碑

 山頂も景色が良いのですが、雲取山山頂より小雲取山までつながる綾線は、ずーっと美しい景色を眺めることが出来ます。このような景色の美しさは、他では見られないのではないかとも思いました。

雲取山山頂まで続いている綾線を望むことが出来ます。七ツ石山山頂は、石碑がある広場ですが、時間があればゆっくりと留まって、景色を見続けたいような場所です。

 

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七ツ石山より 雲取山山頂に続く綾線

 

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七ツ石山神社

 

そのあとは、七ツ石小屋を通り、ひたすら下山します。

 

駐車場に着いた時はホットします。

2日目もお昼を食べそびれてしまい(;^_^A、途中のコンビニで、至福のアイスタイムです。ちょっと張り込んで、プレミアムにしました。絶品ですヽ(^。^)ノ

 

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下山後のお楽しみ 絶品アイスヽ(^。^)ノ

【山歩きの記録】

  • 合計距離 28.7㎞
  • 最高地点の標高 2017m
  • 最低地点の標高 556m
  • 標高差 1461m
  • 累積標高(上り) 2644m
  • 累積標高(下り) 2644m
  • 山の中にいた時間 11時間37分

 

【使ったお金💰】

  • ガソリン代 約840円
  • 三条の湯テント使用料 1500円
  • 入浴料 500円
  • 缶ビール 500円

・アイス300円

・高速代 370円

合計 4010円