ケチ子おばさんの空色ハット

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西沢渓谷 七ツ釜五段の滝

以前より行きたいと思っていた

西沢渓谷 七ツ釜五段の滝に行ってきました。

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七ツ釜五段の滝 新緑

 

昨年は落石にて三重(みえ)の滝より先に行けなくなっていました。冬季は通行止めになることもあり、今年(2021年)4月29日渓谷山開きに合わせて通行止めも解除されました。

 

ここ最近の関東地方は梅雨入りを思わせられるお天気が続いており、晴れることが無く、小雨がぱらつく日が続いていますが、行きたいと思った時に行こうと、ハイキングに行ってきました。

 

西沢渓谷

西沢渓谷は、山梨県・埼玉県・東京都にまたがる奥秩父山塊の埼玉と山梨の間を通っている雁坂みち(国道140号)から少し入った所にあります。甲府盆地を流れる笛吹川の上流です。西沢渓谷があれば東沢渓谷もありますが、東沢渓谷はハイキングコースではないようです。

ハイキングルートとして整備されている西沢渓谷は、渓谷入口より渓流に沿って自然が造った造形美を楽しみながらハイキングし、最後のクライマックスに七ツ釜五段の滝に圧倒される素晴らしい渓谷です。

冬季は閉鎖されていますが、新緑、紅葉共にとても美しい自然を楽しめる場所です。5月初旬はシャクナゲの時期でもあります。

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七ツ釜五段の滝を過ぎれば少しだけ山を登り、その後はトロッコ線路跡に沿って静かな山道を楽しみ渓流入り口に戻る周回コースとなっています。

1周約10㎞で、約4時間程度で歩けますが、絶景だらけなので見とれてしまい、写真を撮ったりでついつい足を止めてしまいます。

七ツ釜五段の滝までの道は、沢に沿って歩く登山道のようなハイキングコースで、鎖は可能な限り整備されていますが、歩きなれた靴は必須で、登山用やハイキングシューズを履いて行ったほうが良いと思います。標高も1000m少しあり、沢沿いは寒い事もあるので、衣類も一枚か二枚多め、持ち物も両手が使えるリュックが良いと思います。

 

七ツ釜五段の滝

七ツ釜五段の滝は、日本の滝100選に選ばれている滝の一つです。周辺の山より流れ込んでくる沢水で豊富な水量がありとても迫力がある滝です。音も轟音がします。

滝が見えた瞬間、誰もが無意識に感動の声が出てしまいます。

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どうしたら、こんな滝が出来るのかなぁと思っていたら、一枚の大きな花崗岩に沢の水が流れ落ち風化侵食が繰り返されてできた自然の造形美とありました。

この場所で撮影された写真を観ることが多いのですが、実際の場所に行くと落差も水量もとてもダイナミックで、圧倒されます。本物見て…という事は全く無く、良い意味で期待を裏切られます(*^-^*)。

 

流れてくる豊富な水は、透明で大迫力で滝つぼに流れ落ちます。滝壺は、流れ落ちる水に侵食され釜の形。水は透き通ったエメラルドグリーン。しかも五段も連なっており、(迫力+美しい)×5段ですヽ(^。^)ノ。山奥で自然が作り出した美しさは偶然が重なってできた物かもしれませんが、とても雄大で、観る人々が感動できる大変すばらしい場所です。本当に美しいです(*^-^*)。

 

自然が造った芸術作品

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大吊橋と砂防堰堤 ここも規模が大きく迫力があります。

 

大久保の滝

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三重(みえ)の滝

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この辺りでは、水の色はコバルトブルーに見えます。

 

ふぐ岩

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ふぐに見えるかも(´艸`*)

 

竜神の滝

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恋糸の滝

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貞泉の滝

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母胎渕(欧穴)

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ここもすごい。花崗岩の岸壁を水流が回転して洞穴が出来ている。流れがとても速いので、水流の回転は少ししか感じられませんが、これだけ大きな洞穴が出来るくらいなので、深いところで水流が回転してるかなぁ。作ろうと思って作れるものではないです(;^_^A。自然の力は素晴らしいです。偉大です。

 

七ツ釜五段の滝

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到着した時に初めて見る場所です。五段の滝の五段目の落差がとても高く、流れ落ちる様は大迫力です。多くの写真は、この先で撮られている様です。

 

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シャクナゲ

5月初旬はシャクナゲの時期ですが、この日はすでに終わっていました(T_T)。何とか撮った一枚の写真です。満開の時期に行くととても美しいと思います。

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ハイキングデータはこちら👇

yamap.com

道の駅大滝温泉でお風呂

渓谷ハイキングを堪能した後は、雁坂トンネルを通行料590円(軽自動車)を通り、秩父に抜けました。その先にあるリピしている立ち寄り温泉「道の駅大滝温泉」で温泉♨満喫しました。

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 休日は大人1人800円です。

ここのお湯はぬるぬるしていて塩気があるお気に入りの温泉です。HPによると、㏗8.4の弱アルカリ性温泉で、主成分はナトリウム・塩素・炭酸水素・メタホウ酸とあり、硫黄の匂いはしない感じです。

お風呂は内風呂のヒノキ風呂と荒川沿いに解放感がある岩風呂があります。温泉は露天風呂好きなので、岩風呂に直行し、ぼーっと山と空を観ながらゆったりお湯につかりリラックス。岩風呂は室内なのですが、荒川に面している部分大きく解放されているので、露天風呂気分が味わえます。休日だった為か、結構人手が多く賑わっている道の駅立ち寄り温泉でした。

 

交通手段と駐車場とおやつ

詳しくは西沢渓谷/七ツ釜五段の滝/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報にあります。バスは山梨市駅塩山駅より出ていますが、本数が少ないようです。

車🚗で行く場合は山梨側から雁坂道(国道140号)。埼玉側からは秩父を抜けて雁坂道(国道140号)ですが、雁坂トンネルを通るので、お高い通行量が必要です(;^_^A。

都内より行く場合は埼玉秩父経由で行くか、中央道で山梨に抜けるか、もう一つは青梅街道で奥多摩を抜け、大菩薩ライン(国道411号)を走り山梨に抜けて雁坂道に登り直すかになります。どこを走っても日帰りできますが、地味に遠いです(;^_^A。

 

駐車場

駐車場は渓谷入口近くに公共の駐車場と民間駐車場(500円)があります。少し離れた道の駅みとみの隣にも公共の駐車場があります。

 

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今回は、青梅街道~大菩薩ラインで山梨に抜け、雁坂道に登り直していきました。時間は約3時間半(;^_^A。帰りはそのまま雁坂道を秩父に抜けて帰宅しました。

駐車場は、渓谷入口近くの駐車場に停めることが出来ました。

 

おやつ

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よもぎ餅 160円

 普段はあまり食べないのですが、山に来るとお腹が空いて甘いものが美味しい。バス停隣の不動小屋さんでよもぎ餅を購入。高級なよもぎ餅だなぁ(笑)とケチな私は思いましたが、美味しいヽ(^。^)ノ。よもぎの風味がすごく出ている!。こんな、よもぎよもぎよもぎ餅を初めて食べました。甘さ控えめなのも嬉しい。あっという間に完食しました。ご馳走様でした<(_ _)>。

 

使ったお金💴

  • ガソリン代 約1500円
  • 雁坂トンネル通行料 590円
  • よもぎ餅 160円
  • 立ち寄り温泉 800円
  • サンドウィッチ 258円
  • 合計 3308円

余談 サンドウィッチは温泉入った後、併設されているファミマで買いました。一切れのみ食べて残りは翌朝頂きました。

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