ケチ子おばさんの空色ハット

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両神山 八丁尾根の上級者向けコース

 

 

 

両神山は埼玉県小鹿野町秩父市の境にある山で、標高は1724m、日本百名山にも名を連ねています。

のこぎりの歯の様にギザギザした山容が特徴で、秩父盆地から眺めても目立っている存在感のある山です。

 

両神山に登山するには、日向大谷口から登るのが一般的で、私も2020年12月に登ったことがありました👇。

yamap.com

 

遠くから両神山の特徴あるギザギザした山容眺めると、ギザギザした尾根を歩きたくなった事や、ギザギザした尾根道に龍頭神社の奥宮があることを知り、いつか行きたいと思い、お天気が良い日に行ってきました。

両神山

秩父盆地から眺めてもすぐに解るほどのギザギザな山容をしている両神山で、日本百名山の著者である深田久弥氏は「巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している」と書いています。

通常、両神山と言えば山域全体の総称です。

私は、奥秩父山域で、狼が眷属として祀られている狼信仰に関心があり、狛犬として祀られている狛狼🐺探しを楽しんでいます(*^-^*)。三峯神社や武蔵御嶽神社等が狼信仰で有名です。

龍頭神社里の宮と狛狼🐺犬

狛狼探しをして、以前訪れた龍頭神社(りゅうとう・りょうかみ)(埼玉県小鹿野町河原沢)で気になる石碑がありました。

龍頭神社前の八日見山入り口の石碑

両神山の事を八日見山とも呼ばれるそうで、竜神山(りゅうかみさん)、鋸岳ともあります。

山の名前に諸説あることはよくあるのですが、少し気になっていました。後に、別の本(日本百霊山 とよた時著)には、両神山と言えば剣が峰から東岳、八日見山は西岳付近を指し、竜頭山は龍頭神社の奥宮がある峯(東岳北西側の峰)とその付近と名称がわかれていたとあります。これ、結構、興味あり👀。八日見山は存在したんだ…。

龍頭神社から両神山に登る登山道は現在ありませんが、龍頭神社奥宮が両神山東岳と西岳の間に祀られています。登山用の地図を観ると、龍頭神社奥宮は両神山東岳と西岳の間のやせ尾根にある小高いピークに祀られています。この辺りの尾根は切れ落ちているので、登るには西岳経由だったのかと思い、八日見山と言われる西岳に尾根が続いています。

龍頭神社奥宮 竜頭山



両神山は信仰の山で、一般的に多くの登山者が登る日向大谷口からの登山道が表参道になり、300体以上と言われる沢山の石碑や石仏があります。両神山を開山したのは役小角(役行者)と言われており、奈良時代になります。その後、修験道の山として信仰され多くの修験者が行場であったとあります。

剣が峰と東岳両神山と言うならば、両神山には両神山両神神社と、両神山御嶽神社の二社が祀られています。これも、とても関心があります。なんで、二社祀られているのかなぁ。(👈後日、blogに書きたいと思い、色々調べています(;^_^A)

参考)日向大谷口からの登山

yamap.com

 

 

八丁尾根は上級者向けコース

日本百名山の山ですが、多くの人は日向大谷口より登るので、八丁尾根は登山者が全くいないわけではないですが少ないです。道迷いは、私は時々するので何とも言えませんが、注意して登ります。他の人のログで、龍頭神社奥宮で迷われた事が書かれていました。確かに、龍頭神社奥宮は登山道より少し奥に入った場所に祀られています。

沢山ありすぎる鎖場は、使わなくても登れる場所もありますが、使わないと登れないほどの急斜面もあります。足場も少ないように感じました。

東岳手前より西岳と向こうに続く八丁尾根を見渡す。

尾根道は鋭く切れ落ちている崖の上で、落ちないように注意して進みます🙃。道中、甲斐駒ヶ岳の刀渡りのような岩場があるのですが、八丁尾根の方が難しいと思いました。私が甲斐駒ヶ岳黒戸尾根に行った時はテント泊装備だったのですが…(;^_^A。

コースの累積標高差は800m程なのですが、岩場の鎖を登っては下るの繰り返しなので、かなり体力を使います。私は比較的標準タイムか少し早い位の時間で登山することが多いのですが、八丁尾根は50-70%のゆっくりペースで、時間も6時間37分かかっています。そして、下山後はお約束の筋肉痛になり、両腕が結構辛かったです。

余裕は全くなく、緊張感のある山歩きでしたが、何故か、又行きたいなと思う、魅力がある登山になりました。上級者向けのコースなので、簡単にお勧めできませんが、行かれるならお天気が良い日を狙うと良いと思います。

岩場に足場が少ないので、雨でぬれると滑りやすく難易度が上がると思います。

 

山頂

両神山山頂の剣が峰は絶景が待っています。お天気が良ければ富士山も観れますが、山頂は広くなくゆっくり休憩できるスペースはなく、少し戻った場所にテーブルやベンチがあります。八丁尾根では東岳山頂にテーブルとベンチがあります。

両神山山頂 剣が峰に祀られている両神神社奥社

 

 

八丁峠に向かう登山口までのアクセス

八丁峠に向かう登山口はR299からとR140からの二か所あるようです。私はR140号より中津川経由で行きました。二か所の登山口は長いトンネル(八丁街道)で繋がっている様ですが、私が行った日は登山口の先で通行止めになっていました。冬季閉鎖のような感じ。

R140号から中津川方面に入り、道なりにどんどん進み、、途中で右に曲がる場所から工事中や通行止めの看板がありますが、どんどん先に進み、登山口までは車で行けました。普通の車で大丈夫です。

途中で工事関係?の方がいたので、登山口まで行けるかを聞きましたが、登山口が結構奥にあるので知らないようでした。登山口までたどり着けるか不安になる程の山道でしたが、GoogleMapに書いていない駐車場もあり、15台程は停められます。

登山口駐車場 (トイレはありません)

 

昼食は東岳で贅沢な山頂ランチ

両神山山頂は広くなく、登山者が写真を撮るほどのスペースしかありません。八丁尾根はやせ尾根ですが、東岳に1か所テーブルとベンチがあり、タイミングよく座ってお昼を食べることが出来ました。まさに、山頂レストランですヽ(^。^)ノ。

お昼ご飯はランチジャーでお弁当を持参

山にいて、絶景を眺めながら、美味しくご飯を食べている時はいつも「私って贅沢だなぁ」と、思う(*^-^*)。

詳しい山歩きのデータはこちら👇

yamap.com

お約束のおやつ

下山後はお約束となっているアイス🍦です。登山口がかなり山深いので、国道140号をひたすら秩父に戻り、道の駅大滝温泉にあるコンビニで購入しました。

コンビニアイス🍦198円

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1700円
  • アイス 198円
  • 合計 1898円

でした(*^-^*)。