少し気になる登山用品の話
登山用品と一言で言っても色々あります。まず三種の神器と言われるのが登山靴・ザック・レインウェアなのですが、それとは違いストックに関して私が思う事を書きたいと思います。
少し自己紹介(*^-^*)
名前はケチ子
文字通りケチというかどちらかというともったいない症候群進化系のケチだと自負しています(笑)。余計に解りにくい表現になってしまいましたが、無駄にお金を使いたくないという強い思いが根底にあります。なので、自分が無駄ではないと思うお金は使います(*^-^*)。
年齢・性別はおばさん
職業は会社員。
山歩きをすれば、見かける登山者の半数以上は使っているように感じるストックです。ストックは使う派と使わない派に分かれるそうですが、私はストック使わない派です。今は(*^-^*)。
今はというのは、おばさんのこの先は足腰を含め身体機能は老いに伴い低下することが決まっています。そういう何年か先になった時は、それなりに自分の体力に見合うような山歩きをすれば良く、道具に頼り山に入る事の方がリスクがあるのではないかと思っています。なので、道具に頼らず自分の体力に合わせた山歩きを楽しみたいと思っているのですが、道具なしでも歩ける山歩きで、自分が楽に歩けるのであれば使う事も良いと感じています。気になっていることは、もし山でストックを無くしたり壊れた時に、自分の体力で安全に下山できるかです。下山するまでが登山と言われますし(*^-^*)。
もう一つは、雪山では使ったほうが良いと。私は雪山をする予定は無いのですが(機会があればしてみたい気持ちはあります)、冬の山は雪山に行かなくても雪が積もっていたり凍っていたりすることがあり、軽アイゼンやチェーンスパイクが必要な個所もあります。そのような場面ではストックはあったほうが良いと思っています。
ストック使わない派
私がストックを使わない理由は、「必要を感じていなかった」なのです。今まではストックなしでも登れていましたし、急な登山道で鎖や岩場があるような場所ではかえってストックをザックに収納する動作が増えます。登山道で写真を撮ったりするときにも手を持ち替えたりと面倒だろうなぁ感じる事もありました。そして、自分の体力で登れる山だと、使わないストックはただの荷物になります。そんなこんなで、登山を始めて今まではストックを使わずに楽しんでいました。
ストックを買った
そんなストック使わない派の私ですが、ようやくストックを購入しました。購入したストックはこちら👇
ストックを購入しようと思った直接のきっかけは、先日登山した甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根でした。黒戸尾根は急登であることも有名ですが、結構距離が長いのも特徴です。そこをテント泊一式を持っての登山にはストックがある方が良いかもと思ったのです。しかし、もし使わなかったら荷物が増えるだけですし、無駄にお金を使ってしまうので結構悩みました(;^_^A。
甲斐駒ヶ岳の記事はこちら👇
一言でストックと言っても種類はあり、重さが違う物や材質が違う物等があります。私が買ったのは好日山荘のPB商品かな。お値段は1万円しなかったです(*^-^*)。単刀直入に言うと、登山用の商品ですが、その中で一番お安い(👈リーズナブルともいう(笑))商品です。
余談ですが、登山用品は結構お高いのです。なので、色やデザインも含め自分が気に入った物を購入しています。で、私は赤やピンク系の色よりも青やネイビー等の寒色系の色や自然の中にある色が好きなのです。ですが、この商品のレディースモデルは赤かピンクしかないという現実(-_-)。メンズモデルは私好みの色なのが残念感を倍増させる次第で(;^_^A結構悩みました。結局、テント泊用の青色のザックのアクセントカラーがピンクだったことでピンクをチョイス。しかも、ストックのピンク色の部分は写真に写っている部分だけしかなく、ストックを伸ばした部分は黒色であったことも良く、まぁまぁ気に入っていいます。
テント泊用のザックに取り付けるとこんな感じ👇
ストックを使い山登りをした
そんなこんなでストックを購入し、いざ登った甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根。
思った事は、テント泊装備での急な傾斜ではない登りの時はストックを使ったほうが歩きやすかった。でした。
使って良かった事
テント泊装備は重いのです。はい。ここ最近続けてテント泊をしたこともあって、少しテント泊装備を背負っての山歩きにも慣れてきたようにも思うのですが、重さが軽くなることはありません(*^-^*)。そして、荷物を背負う分重心を保つことも大変なのです。ストックを使っての急ではない登りはかなり楽に歩けました。二足歩行に二点の支持が加わるので重心が保てるし、登りの足の負担も少しですが手に分散させることも出来ました。これは良いなぁと思いました。
使わずにザックに収納
黒戸尾根は日本三大急登ともいわれる急な傾斜が特徴の登山道です。登り初めは緩やかな登りが続く気持ちよい森の中の道なのですが、途中よりはしごの連続で岩場も加わり、しがみついてよじ登るような登山道になります。両手ははしごや鎖をつかまなくてはならないのでストックは不要であり、持っていることも危険なのでザックに収納して登ります。テント泊用のザックはとても重いのでザックを下ろして、ストックを装着して又背負うのって結構大変なのです(;^_^A。そして、よく考えるとただの荷物ではないかと(;^_^A。
下山時はどうだっかというと、登りと同じようにはしごや鎖場は手を使わないと危険なのでザックに収納しました。急な下りを過ぎれば穏やかに下山するだけなので、ストックが役に立つかと思ったのですが、結局使いませんでした。
ストックは登りは短く、下りは長めに調節して使います。下りで使って何だかしっくりいかず、長さも色々調節しましたがそれでも無いほうが歩きやすかったです。私には下山時のストックは合っていないのかもしれません。
二日間のテント泊登山でストックを使ったのは緩やかな登りの時のみで、その他はザックに収納して荷物になってしまいました(;^_^A。
私にとってのストックは
テント泊の時はこれからも荷物になっても持って行こうと思います。急な傾斜でなければ使ったほうが楽でしたヽ(^。^)ノ。
日帰りの場合は荷物が重くないのでストックの必要性を感じていないです。しかし、荷物が少ない日帰りなので、持って行っても負担にはならないので持って行くだけでも良いかな。その時の登山道や自分の体力や気分次第かな。
テント泊用のザックに比べて日帰り用は小さいのでストックがはみ出しています(*^-^*)。
登山用のザックなので、ストックを取り付けられるように作られており、ストックの先をしまったらこのように取り付けられるようになっています👇。
好きな色を買ったので、違いが良く解らないのですが、二つを並べる観るとこんなに大きさが違います。
山とストック
本来山は人間の住みかではなく樹が生い茂る動物の住みかであります。その中に人間がお邪魔している印象を持っています。
ストックを使う事が悪い事ではないですが、最近の山のごみにストックの先についているキャップが落ちている事が良くあります。
ストックの先は尖っており、その先にキャップが付いています。外すとこんな感じです。雪が無い山ではキャップを外さないで付けたまま使います。ゴムで滑らないですし、土で出来ている登山道に突き刺さることも防げます。
キャップが無いストックで登山道にストックの先が突き刺さることは問題があり、その少しの穴が1人で左右二本を歩いた分、集団であれば×人数分のストックの穴が登山道に空きます。そういう事が重なると登山道は少しずつ掘られてしまいます。百名山など登山者が多い登山道などでは良く山肌より掘り下げられた自然では作られないであろう登山道をよく見かけます。
そういう登山道は歩きにくいし、雨が降った時の水はけも悪く粘土質の地質に滑ることも良くあります。山にとっても登山者にとっても良くないです。
ストックを使う時は必ずキャップを使い、落ちているキャップはたとえ自分の落としたものでは無くても、山で落としたものを落とし主が拾いに来ることはまずないので、同じ山を楽しむ人間として回収することも心掛けたほうが良いかもと思っています。
自分のストックのキャップを無くしてしまったら、登山用品店に行けば合うキャップを買う事が出来ます。
キャップを外してストックを使う時は雪山や凍った登山道を歩く時です。このような登山道ではストックを雪や氷に突き刺すことは問題ないですし、滑らないようにして怪我を防ぐ事はとても大事です(*^-^*)。
そんなこんなで、ストックを購入しての小話でした。