ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

おばさんになれば 自分が楽しい時間を持とう

気が付いた時にはおばさんと言われる年齢になっていました。

思えば仕事に子育てに主婦業に。毎日慌ただしい生活を送ってきました。そして子供が高校卒業しました。まだ学生を続けますが子供はもう自分で色々な判断が出来る年になっていました。無事にここまで来れた事には感謝の気持ちしかありません。私の中での子育ては卒業した。

子育て卒業と同時に自分の時間が持てるようになった。

これまで頑張った自分にご褒美がもらえたように、私は自分の時間を持つことが出来た。この時間をどう使うか

 

自分の時間は 自分の為に使う

おばさんになるまでよく頑張ったと自分を誉めよう。そしてご褒美のように得られた時間は自分が楽しいと感じるように使おう

 

その頃、私は登山を始めていました。私の登山は一人で登るソロのみ。1人でいる事の良さを知ることが出来た。すっかり山が大好きになっていた私はふと思った。いつまで山に登れるのだろうか。おばさんになって得られた自分の時間はいつまで続くか解らない。確実に老いが迫ってくる。

 

登山家の中には70代、80代の元気な方もいるかもしれない。私も、もしかしたら70代になっても山に登っているかもしれない。しかし、おばさんになった今日この頃思うのは、老いに伴う変化であり、結構実感してしまっている。目は老眼になり、頭には白髪。老眼はコンタクトレンズを使い、白髪は定期的に染めてごまかしている。しかし、おばさんになるまで生きた私の体は確実に老化している。

 

人生80年ともいわれる世の中であり、元気にされている人が多くいることも事実。判断能力があり、運動機能も低下無く歩いたり登山出来たり、美味しくご飯が食べられるのであれば、長生きすることも良いと思う。しかし、自分自身はいつまで自分で判断能力を持って生きられるのかを考えた時に、70歳まで出来るだろうかと考えた。

 

今は特に生活習慣病も無く、元々足腰も丈夫なのでそんなに心配はないと思われるタイプですが、人間何事もなく、なんて保障は無いなぁと思っています。いつ癌になるかもしれないし、難病になるかもしれないし、事故にあう事もあるかもしれない。そんなもしもの事を言っていれば何も出来ないと思われそうですが、それを反対に考えました。

 

今、したいことをする そして今を楽しんだら良い

 

もしもの事を理由にするのではなく、自分自身が楽しんでも良いじゃないか。

これまで仕事に子育てに主婦業、頑張ってきてようやく卒業した。これから先、したいことが出来る時間がどれくらいあるかはわからないけれど、おばさんでは20年程ではないか。50歳なら70歳、55歳なら75歳。20年なんてあっという間だ。今から20年前を思うとつい先日の事の様に思い、若い頃でなくおばさんには一年が短く感じるので、おそらくあっという間に20年なんて過ぎるであろうと思う。そして、もし病気に罹ったり、事故やケガなどに合えば自分が楽しめる時間が短くなるだけだと気付く。短くなることはあるかもしれない。(長くなることには期待しない方が良い。結果的に長くなれば、自分へのご褒美と思おう。)

あっという間であったと言って、したいことをしないでいるのも自分。

あっという間であると思い、したいことを実行するのも自分。

どちらにするのかは自分次第。

 

人それぞれ、色々なしたいことがあると思う。それで良いじゃないか。

その人がしたい事はその人にとってとても大切な事。

 

私がしたいことは

私の心が嬉しいと感じる事

目で見るものに美しいと思い、風の音や鳥の声、好きな音楽を聴いたり、大好きな山や森の匂いを感じ、自然の日差しを受け、暑さ寒さで四季を感じ、自分が美味しいと思うご飯を食べる。

五感が嬉しいと感じる事

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私は登山に加えて、五街道歩きにも挑戦している。五街道歩きはここ最近行けていないが、積極的に計画をしていかないと、あっという間に月日が経ちそうだ。

そして、霊場巡りもしてみようと始めた。

いろいろ、欲張りすぎかなとも思う。

でも、欲張ってもよいじゃないか。自分が楽しければそれでよい。自分の心が嬉しいと感じればそれでよい。いつまで(何歳まで)自分のしたい事が出来るかは誰にもわからない。それなら、出来るときにしたい事をしておく方がよい。そう思っている。

秩父三十四観音霊場と狛🐺犬探し城峰神社、道の駅万葉の里

思い立った時が吉日

秋の青空が広がる日に、支度して出かけました

霊場巡りをしたいと思った

ふと、霊場巡りが頭に浮かんだ。霊場巡りと言えば西国八十八か所の弘法大師霊場に行ってみたいけれど、都内に住んでいる私には四国は遠い。江戸時代には、四国までは遠くなかなか行けないという人々の願いがあり、御府内八十八か所といい四国八十八か所霊場のうつしが開かれているけれど、行くならば四国の八十八か所に行きたい。

四国八十八か所は仕事を辞めてからゆっくり行こうか。

そう思っていると、百観音霊場に目が留まった。

西国三十三か所、坂東三十三か所、秩父三十四か所で合計百観音となっています。

観音様(観音菩薩)は阿弥陀如来の慈悲の現れとされ「すべての人を必ず絶対の幸福に救う」という阿弥陀如来の本願を求める人を守る菩薩とあります。

慈悲とは「仏の心」であり、抜苦与楽(苦しみを取り除いて楽しみを与える)とありますが、何せ仏教の教えですのでかなり奥が深い話であり、凡人で煩悩だらけの私には本来の意味を理解できることは大変難しい。しかし、霊場巡りをしてみて少しでもその言葉の意味を理解出来れば自分にとって良い事ではないかと思いました。

西国三十三か所は遠いので、こちらも仕事を完全リタイアしたら行きたいなと思いますが、坂東三十三か所は頑張れば行けるなぁと。そして、秩父は三十四か所ありますが、総距離で100㎞程との事。3日か4日あれば歩いて回れそうだなぁと思い、早速一番目のお寺に行ってきました。

 

秩父三十四観音霊場の一番目のお寺四萬部寺

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四萬部寺 秩父市栃谷

今回は一番目のお寺「四萬部寺」にお参りして御朱印帳を購入して御朱印を頂くのみ。

御本尊は六観音の内の聖観音様。

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秩父三十四観音霊場納経帖

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四萬部寺御朱印

この先は地図とにらめっこしながら自分のペースでゆっくりと回りたいと思っています。

 

道の駅万葉の里

四萬部寺御朱印を頂いた後は、狛🐺犬探しに行こうとして、少し遠回りになりますが、Googlemapで目に留まった道の駅万葉の里に寄りました。

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神流川沿いに沿ってあり、休憩できるテラスも完備。ゆっくりできそうな場所です。中には食堂もあり、お店では地元の野菜や特産品も販売されており梅干し(300円)を購入。

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かなり小粒なのですが、結構おいしいヽ(^。^)ノ。お弁当に2粒入れてお昼に美味しく食べています。

城峰神社 狛🐺犬探し

道の駅万葉の里から狛🐺犬が祀られている城峰神社に向かいます。Googlemapでナビしていましたが、本線であるR462号から神流湖を渡り、景色が良いので愛車のS子さんの写真を撮る。

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しかし、この先は落石で通行止め(T_T)。

引き返して再度R462号に戻り何とか城峰神社に到着。

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日本武尊に由来しており、大口真神が祀られており、お犬様のご守護にて災難・厄が消除されると言われている。又、眷属であるお犬様をお借りすることで災難消除を行うと、畑は豊穣、養蚕も多量に収穫でき、商売繁盛、安産などのご利益があるとの事。

本殿前に一対の狛🐺犬が祀られていましたが古くから大切にされてきたように感じます。

そして、神社の奥宮までは登山道を約30分間と書かれており👀。登山道30分は奥宮に参拝できるなぁと思い、参拝口より登りましたヽ(^。^)ノ。

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奥宮までは結構急な山道です。登山をしている私で登り約25分かかりましたので、結構大変な山道です。登り初めの本社のある場所で標高約500m、奥宮のある山頂は732mで、標高差約230mを登りました。

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城峰神社奥宮

無事に参拝させて頂きました<(_ _)>。

参拝後はもう少し足を延ばして神流町にある日帰り温泉に行こうと思っていましたが、時間が遅くなったので諦めて自宅に帰りました。

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1700円
  • 御朱印帳 2000円
  • 御朱印代 300円
  • 合計   4000円

 

 

【登山用品の話】レインウエア

登山用品の三種の神器の一つであるレインウエアの話。

 

※もし、これから山を始める方で、アルプス3000m峰で縦走したいというのが目標であれば透湿性に優れているゴアテックス素材の物を購入することをお勧めします。

 

先日日光男体山に行ってきました。

早朝に日光に着き山々を観ると、なんと山頂に雲がかかっているではありませんかΣ(・ω・ノ)ノ!。かろうじて男体山山頂は雲がかかっていませんでしたが、上空の雲は流れるかもしれない。雲の中は視界が悪くなるだけで済むか、雨風に見舞われるか。やはり、山の天気は読めないものである。レインウエアを持っていて良かった。

 

登山とレインウエア

登山用のレインウエアと言えばゴアテックスで作られているものが良いとされています。ゴアテックスのレインウエアは結構お高い商品です。

そろそろアルプスの山に挑戦し始めているので、ゴアテックスのレインウエアを購入しようと思っていますが、実はまだ購入していません(;^_^A。

 

今、私が使っているレインウエアはお値段で1万円程のもので、造った会社独自の加工がされているものです。最近ではゴアテックスを使っていなくてPB商品の物や、独自開発の素材で作られたレインウエアもあります。

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雨は降っていませんが防寒の為に来ているレインウエア

ソロ山歩きをしている私は、当初、登山に関しての知識が無かったのでネットや本で色々調べました。山歩きの道具はどれも結構お値段がかかります。初心者で、どんな山に登れるようになるのかが解らなかった事もありますが、とりあえず三種の神器は持っていないといけないかなと思って購入したレインウエアです。

山と一言で言っても色々な山があり、同じ山でも季節や天候で難易度が変わるので一言では何とも言えないなぁと。それが山だと最近ではしみじみと思います。本当に山を登るだけの様ですが登山は難しいです。

登山で、山頂での景色を楽しむことは楽しみでもあります。山に行くときは出来るだけお天気が良い日を狙いますが、山は天気予報通りに登山日和にならない事もあるので、レインウエアは必ず持参したほうが良いと思います。

登山を始めたころは必要性を理解出来ていなかった

登山を始めたころは、ただ山にいるのが楽しくて奥多摩の山にほぼ毎週登っていました。その頃、レインウエアは持って行っていましたが使う事はほとんどなくザックの奥にしまっていました。登山はとても体力を使うので大量の汗をかきます。真夏では暑いので雨が降っても体が冷えるどころか天然のシャワーのように気持ちよく感じる時もありました。

しかし、夏が終わり暑さが収まってきたころに気付きました。山は風が強い。尾根歩きや山頂では勿論、森林の中でさえでもまともに風を受ける時があります。風を受けると体温が奪われて寒い。汗で体が濡れているとさらに体が冷やされる。濡れる・風に気を付けないと危険だと知りました。

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暴風雨、視界も悪く途中で撤退した鳥海山

雨具だけでなく防寒に使える

レインウエアにはよくお世話になります。というのはレインウエアは水が入らないように様々工夫がされているので防寒にも風が入る隙間が無いので丁度良いのです。雪山は行っていませんが、冬の時期、風が強く吹く山は風で体温を奪われます。そして体が濡れていればもっと冷やされてしまい低体温症で命の危険があります。汗等で濡れないようにする必要もあります。

登山では荷物を厳選する必要があるので、最近では一番上にレインウエアを着るようにしています。寒いときはその下にフリースを着ることもあります。そして行動の運動量に合わせて衣類を調節しながら登山を楽しんでいます。

ゴアテックス素材の物を使った事が無いので何とも言えませんが、この商品も透湿性がそれなりにあるので汗をかかない程度に行動量を調節すれば今のところ蒸れなく快適に使えています。

しかし、色々な人の記事を拝見していると、ゴアテックス素材を使用したらとても快適とあるので、私の様に一度買った物は買い替えることになるので、思い切って最初から購入することも検討することも良いと思います。

レインウエアは必須

雨や風から自分の身を守る。自分の命を守るレインウエア。

初めは命を守るレインウエアと聞いても意味が理解できませんでした。日常ではレインウエアは雨に濡れないようにするものであり、命を守るという大げさというか、そんな状況になることはほとんどないからです。

山では違いました。夏の暑い季節は別としても、山では標高が高いので気温は低いですし当然風も場所によってはまともに受けます。特に稜線で風に吹かれるとかなりきついです。そんな時のレインウエアは雨風からの防護服です。命を守る防護服。

山では町のように雨が降ったから傘を買うなんてことは到底できませんし、傘は役に立たないですしコンビニのレインコートでは山の雨風を防ぐことは出来ません。自然の中に行くという事は何回か行く中で解っていく事なので、初心者も最低限の装備と細心の注意が必要だと思います。

レインコートを持参することが面倒だとか荷物になる等思わずに、持っていく事をお勧めします。突然雨が降ってきたら持っていて良かったと思い、突然風が強くなってきたら防寒具として使えて良かったと思う。使わなかったら使わないでお天気が恵まれて良かった。そう思うようにしてレインウエアは必ず持参します。

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防寒の為に来ているレインウエア

 

日光旅行 旅の記録と使ったお金

突然、思い立ったように出かけた日光旅行

行きたいと思っていた男体山の登山、奥宮参拝も無事に出来ました。

出掛ける前

連日仕事で、心が疲れ切っていました(;^_^A。しかし、行きたいと思っていた日光男体山は今年(2021年)は11月11日で閉山される事を知り、何とかお天気が良い日で滑り込みで行けないものかと、天気予報とにらめっこしていました。

仕事の日は朝早く帰りも遅いし、とにかく心が疲れてしまい、帰宅してもぐったりしてしまい色々な事をする気力はありません。

しかし、何せ一人旅は気楽な物で他人に伺う事も無く、相談する事も無く、自分で決めればよいのでとても楽です。

 

一日目は早朝に自宅を出発して(高速道路の深夜料金狙い)登山口駐車場に行く。その後どうしようかと考えますが何せ頭も疲れている時はそんなに良い案が出る訳もなくです。はい。

日光でお宿を探しますがなかなかこれというところが見つからず…。それではと、二日目にどこに行こうかと考えました。日光を散策するのも良いですがそうすると日光でお宿を探さなくなるので残念しました。日光近くでまだ行っていない関心がある場所と思うと「足尾銅山」を思い出しました。そうすると、日光市内より少し離れ足尾にお宿をとることも出来ると思い探してみると、足尾のお宿って選ぶほどないと解かり、取り急ぎ国民宿舎を見つけたのでそこに予約をしました。国民宿舎にしてはお値段高めだなぁと思いましたが、他を探す気力もなく、ま、良いかと。

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国民宿舎かじか荘

今回はとても疲れていたので、お宿ではゆっくりして、温泉に浸かって、ゆっくりチェックアウトして、足尾銅山を観光して都内の自宅に戻ろうと思っていました。

一日目 日光男体山登山

早朝、男体山登山口程近くの駐車場に車を停めて男体山に登りました。

男体山登山の記事はこちら👇

男体山を下山した後車でお宿にむかいました。この時期は日が短く日光市内を出るころには真っ暗でした。国道122号を走り、そこからお宿に向かいましたが、まぁなんという山道でしょうか(笑)。どんどん山の方へ向かったその先にお宿がありました。本当に山の中だなぁと思いチェックインすると、「登山の方ですか?」と聞かれ、「はい、男体山に登ってきました」と答えると、何だかかみ合わず…。

スタッフの方の説明を聞いていると、ここは日本百名山である皇海山、その手前にある庚申山への登山口であることが解りました。

皇海山へは往復で12時間を超える難コースのようなのですが、庚申山へは片道3時間と👀。え、庚申山に登れるなぁ。

でも、今日男体山に登ったばかりで、連日の登山は大丈夫かなと思い直しましたが、とりあえず温泉に入ってさっぱりして、夕飯を頂くことにしました。

国民宿舎かじか荘に宿泊

お宿の温泉♨

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国民宿舎かじか荘 庚申の湯

ここの温泉、庚申の湯は㏗10.0の高アルカリ性温泉。結構温泉も好きでよく入っていますが、㏗10を超す高アルカリ性の温泉♨はあまりないように思う。少しぬるぬるしてお肌すべすべになります(*^-^*)。

ここは日帰り温泉もされており、大人1人800円。

山奥の温泉で800円は少し高いと思いますが、お湯が良い事と施設が綺麗な事も思えばお勧めかなと。

お宿の夕食

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お宿の夕食

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生ビール🍺も頂きますヽ(^。^)ノ

このお宿のお食事は美味しかったですヽ(^。^)ノ。

前菜もそれぞれ美味しいし(栗はあまり好きではないので残しました<(_ _)>)、お刺身はマグロと鯛なのですが、造りたての美味しさ。岩魚の唐揚げはお客の好みの時間に揚げたてを持ってきてくれる。

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揚げたての岩魚の唐揚げ

骨せんべい最高ヽ(^。^)ノ。

 

ビーフシチューは、明治時代に足尾銅山に来られる海外の方にふるまったと言われるレシピを再現されているとの事。

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明治時代に足尾銅山に来られる海外の方にふるまったと言われるビーフシチュー

ビーフシチューも美味しい。素直でとても深みのある美味しさでした。

 

お腹いっぱいになり、ほろ酔い気分でお部屋に戻り翌日どうしようかと考えながらぼーっとして、ベットでゴロゴロして、ウトウトして寝落ち(笑)。

お宿の朝食

早くから寝れば早くに目が覚めるもので(笑)、朝食前に露天風呂に入りに行けば空は雲一つない快晴ヽ(^。^)ノ。

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お宿の朝食

朝食はご飯をお代わりして完食(笑)。

あれ、私、今日、山登れるなぁ。

 

お部屋に戻り支度して早々にチェックアウト。

 

二日目 庚申山登山

まさかの二日連続の登山になりました。しかも、庚申山のほうがきつい(*^-^*)。

庚申山の登山記録はこちら👇

庚申山も無事に登山出来ました。

下山後はそのまま車で都内の自宅にもどりました。しかし、高速通路の休日割引が11月は適応されない事を思い出し、国道17号に出てひたすら走って帰宅しました(;^_^A。

やっぱり私はケチである(*^-^*)。

 

日光旅行で使ったお金💰

交通費

  • ガソリン代 約3300円
  • 高速代 1730円
  • 小計 5030円

宿泊費(一泊二食)

  • 宿泊代 14350円
  • 生ビール×2 1410円
  • 小計 15760円

その他

  • 登拝料 1000円
  • バス代 475円
  • 飲料 420円
  • 下山後のアイス 198円

合計💰

22883円 (宿泊費以外は7123円)

 

日光 男体山

昨年(2020年)の11月末、日光白根山に登りました。

その時に観た男体山中禅寺湖の美しさ👀。

男体山は日光にあり日本百名山でもあります。円錐形で凛々しく聳え立つその山容は、誰もが目を引かれる魅力がある山です。又、火山でもある男体山の噴火による溶岩でせき止められてできた中禅寺湖とわさっての光景はなんとも言えないほどの美しさです。

日本百名山の著者である深田久弥氏は「すべての湖はそのそばで聳え立つ山の姿で生きてくるが中禅寺湖男体山という取り合わせほど過不足なく彼我助け合って秀麗雄大な景色を形作っている例もまれである。天の造形の傑作というほかない。」と書かれています。

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男体山中禅寺湖 日光白根山 山頂より

男体山を含む山域の美しさ👀。

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男体山 女峰山 大真名子山 小真名子山 太郎山  日光白根山 山頂より

山域にある山々と自然の美しさに感動しました<(_ _)>。

いつか、ここから見えている山にも登りたいと思いました。

男体山

男体山は782年(2021年より1239年前)に勝道上人によって開山されたとありますが、男体山山頂には古くは古墳時代に奉納されたと思われる品が出土されているそうで、もっと古くから人々の信仰の山であったことが解ります。

 

現在は男体山というのが一般的なのですが、男体山をご神体とする神社の名前が二荒(ふたら)山神社であることが気になっていました。そして日光山とは?。

二荒山

二荒はふたらと読んだり、にこうと呼ばれたりされており、男体山の古い呼び名の様です。男体山麓の洞穴から年に二度嵐が生じる為に「二回荒れる=二荒」ともあります。

又、古来より二峰ある山は男神・女神が宿るとされることが多く、三神信仰である日光山は男体山、女峰山、太郎山とされたという説があります。

二荒を「にこう」と読むことは、にこう=日光になったとも言われています。

日光山

日光山とは男体山、女峰山、太郎山の総称とも言われる説があります。日光山には三山三神信仰(女神と二男神の三神)があります

男体山をご神体とする二荒山神社新宮(中禅寺湖畔に祀られている中宮祠)

女峰山をご神体とする滝尾神社中宮(二荒山神社本社の奥、徒歩20分程)

太郎山をご神体とする二荒山神社本宮(日光東照宮の奥に祀られている本社)

神と仏のの霊山

神が宿る二荒山、仏が守る日光山という意味で神仏習合の霊山と言われています。山岳信仰の山でもあり日光連山の神仏をめぐる山岳練行と展開され、日光修験として独自に厳しい修行が行われていたそうです。

男体山(標高2486m)に登る

現在、男体山に登るには二荒山神社境内にある表参道より登ることが推奨されています。男体山をご神体とする二荒山神社が整備・管理されています。

神社の社務所で奥宮参拝(男体山登山)の受付があり、入山受付(1000円)をしてお守りを頂きます。

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表参道から山頂の奥宮までは結構な急登を登ります。一合目から9合目まで石碑があり、どれくらい登ったかを確認できます。途中より岩場になりよじ登る感じです。累積標高は約1300m、登りの平均所要時間は約4時間になっています。美しい円錐形の山なので、途中のアップダウンは無く登りは登るのみ、下りは下るのみです(*^-^*)。

 

私は自宅にあった本をみて裏参道から登る登山コースを決めました。後で解った事ですが、裏参道は現在荒廃しており、男体山を管理している神社より裏参道から登ることを控えるように参拝者に言われています。自宅にある本を再度確認すると発刊が2012年で、今から9年も前👀。そりゃそうですよねぇ。

 

裏参道から登ったのですが、裏参道に入ってすぐに二荒山神社志津宮が祀られており、志津非難小屋があります。

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二荒山神社 志津宮

結局裏参道より登ったのですが、参道は大きくえぐれ荒廃していましたので、参道を縫うように山の中を登りました。途中に一合目から9合目(4合目は確認できず)までの木の碑はありますが、ピンクリボン等は極めて少なく道迷いの危険もあります。倒木は沢山あるし、がけ崩れも数か所、そこをロープだよりに進みました。こちらを通る参拝者もほとんどいませんでした。

結論、裏参道はお勧めできません(;^_^A。というが、そもそも神社より裏参道から登るのは危険とされています。はい(^_^;)。

ただ、裏参道の9合目を過ぎ、山頂付近までの道はかなり景色も良く気持ちが良い平坦で整備されている登山道ですので、表参道から登られて体力に余裕があれば散策されるのも良いかもしれません。

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男体山山頂 標高2486m

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男体山の象徴でもある剣

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おばさん休憩中 山ご飯のおうどんを煮ています
レジャーシートが子供が小さいころに使っていたポケモンなのがおばさんらしい(笑)

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太郎山神社 山頂の少し先に祀られています

下りは表参道より降りました。表参道は噂通りの急登の岩場で何とかかんとか無事に下山。表参道は随所に指導標があり、道迷いの危険が少ない登山道でした。

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瀧尾神社(女峰山がご神体) 8合目

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中禅寺湖が直下に見えます 急登で岩場の表参道

四合目-三合目間は林道なのに少しびっくり👀。その間の登山道が九十九折になっている事に納得しました。

 

無事に下山しましたヽ(^。^)ノ。

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登山の記録はこちら👇

写真もたくさんUPしています(*^-^*)。

使ったお金💰

  • 登拝料 1000円
  • バス代 475円
  • 男体山登山合計 1475円

 

※日光男体山は冬季閉山となります。今年(2021年)は11月11日で閉山されます。

庚申山とお山巡り

私は山歩きが好きなのですが、

五街道歩きもしています。最近はなかなか出来ていないのですが(;^_^A、五街道の起点である東京(江戸)日本橋より中仙道を歩き始めて、長野県軽井沢宿の先の追分宿まで進んでいます。地味ですが?結構楽しんでいます(*^。^*)。

五街道歩きはこちら👇

kechico.hatenablog.com

庚申講

旧街道を歩いていて古い石碑や石像が沢山あることを知りました。色々な石碑石像がある中で気になったのが庚申塔です。

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庚申塔 

文字を掘っただけの物もありますが、写真のように悪魔を踏みつけた青面金剛の像が彫られていたり、三猿が彫られているものもあります。

これは何かを調べてみると、庚申講と言われ中国の道教から生まれたものとあり、室町時代には民間にも信仰されるようになったと言われています。江戸時代には幸せを願う民間信仰として広まったようです。庚申講の集まりをして庚申待ちをし、建てられたのが庚申塔とありました。

 

その、庚申講の総本山が庚申山と言われており、栃木県日光市足尾にあります。日光市内より足尾に抜ける国道122号線より山に車で15分ぐらい山に入った場所に登山口があります。江戸時代、特に江戸末期には庚申信仰が盛んになり、多くの人が参拝に訪れ庚申山のお山巡りが盛んにおこなわれたそうです。麓の宿場は参拝者で大いに賑わったと。この辺りは江戸時代より続く足尾銅山の近くでもあります。山深い谷合に多くの人が暮らしていたと思うと共に、信仰の対象でもある庚申山は地域の人々にとっても信仰の山であると感じます。

 

庚申山の事は知っていて、いつか登りたいと思っていた山の一つなのですが、詳しい場所は調べていませんでした。しかし、偶然泊まったお宿が…、本当に調べた訳でないのですが、登山口にあるお宿でした。

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国民宿舎かじか荘

お宿の方に伺うとここから3時間で山頂まで登れるとの事。お山巡りをすればさらに1時間強必要らしい。

お宿で一晩考える。翌日はゆっくりチェックアウトしてその後足尾銅山観光をゆっくりして都内の自宅に戻ろうと思ってました。しかも、前日にも日光男体山に登山しており、連続になるなぁと。多分、庚申山の方が体力いりそうだしなぁと。

男体山登山の記録はこちら👇

yamap.com

そんなこんなでしたが、朝は早くに目が覚めるし、朝食前に露天風呂に入ると空には青空が広がっているし、おばさんの筋肉痛は三日後までやってこないし?(笑)。

お宿で朝食を頂くと美味しくてご飯をお代わりして完食(笑)。これだけ食べれれば登山できるなぁと思い、部屋に戻り早々に支度してチェックアウト。庚申山に登ることにしました(笑)。はい、私はこんな性格です(;^_^A。

 

庚申山

庚申山は栃木県日光市の足尾にある銀山平から登ります。足尾銅山で有名な足尾地域で、電車ではわたらせ渓谷鉄道通洞駅からタクシーになりそうです。

標高1892mの庚申山は登山口から山頂までは3時間強、お山巡りをするとさらに1時間半弱かかります。庚申山の山頂は木が生い茂り山頂からの展望が良くないですが、少し先に進めば展望が開けている場所があるそうです。皇海山を始め周辺の山が良く見えると。

庚申山の先に日本百名山である皇海山があり、皇海山への登山ルートが群馬県側が閉鎖され、ここから登山することになりそうですが、往復約25㎞、累積標高2500m、12時間以上かかる事になるかなりの難コースです。

 

この山には白い猿が住んでいたという言い伝えがあり、猿が申となり庚申山と名付けられたと言われているそうです。又、日本の神様では申(猿)の縁で?、導きの神である猿田彦が祀られています。山中に神社が祀られていましたが、昭和21年(1946年)に火災で焼失し、神社は麓に祀られています。神社の跡地には庚申講中の石碑が多く建てられています。

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猿田彦神社跡地 ここより山頂までの登山道とお山巡りの道に分かれる

庚申山 お山巡り

庚申山は(山頂の前で合流するのですが)途中からコースが二手に分かれています。そのコースの一つがお山巡りと言われる難コースで、上級者向けときっぱりと書かれています(;^_^A。庚申信仰はお山巡りなのです。はい、お山巡りコースに行きましたヽ(^。^)ノ。

お山巡りは、上級者向けの難コースで間違いありませんでした<(_ _)>。私は行って、無事に下山することが出来て良かったと思っています。

お山巡りをして山頂まで行き、その後下山は登山道を歩いたのですが、登山道も結構な難所ではないかと思う程で、はしごも、ロープや鎖もたくさんあります。絶壁を歩く場所もありました。その登山道の数倍は難しいと感じるお山巡りでした。絶壁の岩場を縫うように進みます。絶壁にあるとがった先端からは絶景が広がっていましたが、先までは立ち入り禁止⛔。

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断崖絶壁の先端

時には橋が壊れているし、足場がほとんどない場所を鎖頼りに渡りますし、突然現れた岩穴はやたらと低いし(笑)👇。

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日帰り用のザックを置いてみた

ともかく断崖絶壁なのです。はい。

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鬼の耳こすり

登ったのに下る、下っているのに登る(笑)

私は登りでこのコース(お山巡り)を歩きました。登山道と分かれてからどんどん山を登り標高を上げるのですが、登りきると突然はしごの連続でどんどんコースが下っていくのです(;^_^A。せっかく登ったのに下っていると残念に思いながら進んでいると、向かいから私と同じソロ登山の方が来られました。

「(お山巡りを)下りで選んだのに何故か登ってる(笑)。」と言われたので、

「私は上りで選んだのに何故か下っています。」と答たら場が和みました(笑)。

その方は「かなりトリッキーなコースだね。妙義山の様だ」と言われていました。確かにトリッキーかも。最後に「まだまだ先は長いからね~」とニコニコしながら教えてくれました😂。

庚申山 山頂到着 下山

お山巡りコースより登山道に合流した後は、急登を少し登った先に山頂があります。

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庚申山 山頂の碑

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誰もいなかったので、自撮り棒で撮影

山頂に登頂後は水分補給してそのまま下山しました。足はふらふらでしたが、朝食をしっかり食べたのでお腹はまだ大丈夫ですヽ(^。^)ノ。

下山時も岩場を抜けながら進みますが、登り程体力が要らないので危険が少ない登山道はサクサク降りていけます。勿論、山では下山のほうが事故が多いので細心の注意をします。

信仰の山である庚申山はとても心が落ち着く山でした。

とても楽しく、怪我無く・事故無く、山を楽しめた事に感謝しながら下山しました<(_ _)>。

庚申山荘 宿泊計画

庚申山には庚申山荘があります。宿泊のみの小屋でテント泊は出来ないとの事。水は上流の沢より引いているらしく、トイレはバイオトイレがあるようです。

私は車移動なので、自分の移動時間に制限が少なく、(高速道路の深夜割引料金が適応される)深夜や早朝から出かけることが多いのです。しかし、この辺りは公共交通機関が不便なのか私が下山していた午後に登る方とすれ違いました。その中でヘルメットを持っている人も。ヘルメットを持っている方はお山巡りに挑戦されるかな。確かにお山巡りをするにはヘルメットはあったほうが良いかも(;^_^A。

そう思えば、私が泊まったお宿もほとんどの方が登山者でした。

公共交通機関での移動手段を考えると、庚申山登山だけで6-7時間かかるこの山では山小屋前泊して、ゆっくりと山を楽しむ方法も良いですし、この先の皇海山に行くにも距離が少し短くなります。

 

山歩きのデータはこちら👇

yamap.com

 

お楽しみの下山後のアイス

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お楽しみの下山後のアイス

国道122号を走り群馬県に抜ける途中のファミリーマートで購入。美味しいヽ(^。^)ノ。

使ったお金💰

今回は、駐車場代もなく、泊まっていたお宿から数10メートル先の駐車場までの移動のみ。お昼も食べていないのでアイスのみでした。

  • アイス 198円

登山雑誌には書いていない おばさんの私が初心者から始めて、登山にはまった10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

私がはまっている「登山」について書きたいと思います。

登山を始めたきっかけ

思い立ったように山に行きました。私は東京都に住んでいるので、行った山は奥多摩にある「浅間嶺」という、比較的有名でない山でした。ここに決めたのは「関東ふれあいの道東京都」の道であり、初心者が山歩きをするには指導票が各所に置かれている事で道迷いの可能性が少ない事と、ふれあいの道なのだからそんなに厳しいコースではないだろうを思ったからでした。

山歩きをしようと思ったのは運動がしたいとか、健康になりたいとか、そういった理由は一切なく(;^_^A、ただ静けさと一人の時間を持ちたいと思ったのです。

自宅に居ても一人の時間はあるのですが、長年主婦をしていると「あれもしなければいけない、これもあるし」とゆっくりしていても何だか落ち着かないのです。ならば、家事がが出来ない遠くの場所に出かけようという単純な発想ですヽ(^。^)ノ。

その頃同時に思った事は人間関係の煩わしさでした。これは私だけでなく誰もが思う事であり、皆それぞれに対応している事なのですが、私はその頃に始まった訳ではありませんが上手く対応出来ないので、1人になりたいと思ったのです。

しかし、人間社会にいると一人になれる場所は中々ないのです。カフェに行っても周りには店員さんや他のお客さんがいるし、大好きなドライブをして車の中でいるときは一人だけれど、どこかに立ち寄ると必ず人がいます。そんな時気付いたのが山だったのです。

人間社会と離れて自然の中に行こう!山へ行こう!!

初めて登った山が有名ではない山だったことは登山者が少なく、私はとても静かな山歩きが出来ました。今思うとそんなに体力が必要な山ではないのですが、その頃は何も運動をしていなかったので、少し登るにもヒーヒー言いながら何度も心は折れました(笑)。頑張って山頂に登れた時の何とも言えない心の嬉しさは今でも覚えています。

下山するのも結構楽しく麓まで降りれば民家があり、季節は春で梅の花が満開に咲いていた光景を見てきれいだなぁとしみじみ思いました。下山した時お豆腐屋さんのソフトクリームが売っていたので買って食べました。そのソフトクリームは言葉にならない美味しさでした。

 

そんな初めての山歩きをしてどっぷり登山にはまった私が「登山にはまる10の理由」を書きたいと思います。

 

理由1、1人で楽しめる

私は一人になりたくて始めた登山なので、ソロで山に行きます。ソロ登山というと安全面で色々な考え方があるのは事実ですが、それは又別の機会に。

1人なので、誰に合わせる必要もありませんので、自分の体力に合わせてコースを考えます。歩いている時も自分の体力に合わせてきついときにはゆっくりと歩きますし、下りでは早足で歩くこともあります。休憩も食事も人に気を遣うことなく自由に楽しんでいます。

日程はもちろんですが、特に自然を楽しむに関わるのがお天気なのですが、それらも自分一人ならば誰に合わせる事も無く行きたいときに山に行くことが出来ます。

理由2、体力に合わせて楽しめる

山と一言で言っても、高い山もり低い山もあります。又、登山口のある場所やその場所までの交通手段もあり様々です。高い山だから体力が必要や、低い山だから比較的楽に登れるという絶対的な事も無く、森林限界を超す山でもロープーウェイがある山は比較的楽に登れますし、標高1000m以下の山でも尾根歩きをすれば大変な山もあります(;^_^A。

地図や登山アプリを利用して自分に合った山歩きを計画し楽しめます。

体力があれば色々な山にチャレンジすることが出来ますが、体力に自信のない人でも上手に山を選べば山からの絶景を楽しむ事が出来ます。

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ロープーウェイやリフトがあり初心者でも楽しめる谷川岳

理由3、山頂に着いた時の達成感は言葉にはならない

山登りはただ歩いている(登っている)だけの様なのですが、かなりの体力が必要です(;^_^A。何度も心の中で「まじかぁ」「何でこんなことしているのだろう」等、色々思います。当たり前の事ですが、街中のようにバスやタクシーはありませんので、途中で楽をすることは出来ず自力で自分の足で登るしか方法は無いのです。

自分の力だけで登り、山頂という一つの目標にたどり着いた時は本当に達成感があります。自分が頑張ったことすべてが肯定されるような気持になります。

理由4、山から見える景色はとても美しい

お天気が良ければ山頂からの景色はとても素晴らしいく、うっとりと景色を眺めてしまいます。そして、山頂からの絶景を観ることが出来る自分は贅沢だなぁといつも思います。山に登ったのは自分であり、頑張ったのも自分。山からの絶景はご褒美を貰えたようにも感じます。山からの絶景を観るたびに、人間なんてちっぽけだなぁと感じます。

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甲斐駒ヶ岳 山頂から見る日の出

決して日常生活では見ることが出来ない景色であり、写真で見ることが出来ても景色の素晴らしさはその場所でしか見ることが出来ません。お天気が悪いときは少し残念な気持ちもありますが、またチャレンジすれば良いヽ(^。^)ノ。その山に登れたことには変わりないので自分に自信を持てます。

理由5、山で食べるとご飯が美味しい

山に登ることは相当体力を使います。日常生活とは比較にならないほどですのでとてもお腹が空きます。空腹は最強の調味料を思いますが、山で食べるご飯の美味しさはそれだけでないように思っています。確かにお腹が空いて食べるご飯は美味しいのですが。

山のきれいな空気や静けさの中、鳥の声を聴きながら自然の中で食べることも美味しさを強く感じるのではないかと思っています。気持ちよい季節に青空の下、温かい日差しを受け、絶景を観ながらご飯を食べることはとても贅沢だなぁといつも思いながら山でのご飯を食べています(*^-^*)。

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理由6、水場の水の美味しさは格別

日帰りの山だとなかなか水場がある場所が少ないかもしれませんが、山小屋があれば山の水を引いてくれており水場があります。

その水がとても美味しいのです。水道水もここ最近は美味しくなってきていますが、山の水の美味しさは格別です。その山水でコーヒーを入れて飲む事も最高ですが、私は水のままごくごくと飲んでいます。これも、贅沢だなぁと思いながら山の恵みを頂いています。

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両神山にある水場「弘法の井戸」

理由7、登山計画や準備も楽しい

あー山に行きたい。どの山にのぼろうかな。今回はこんな山歩きがしたい。絶景を楽しみたいなぁと、山選びをしたり、いつか行きたいなぁと思っていた山に行く機会を得られたり、目標とする山が決まったら、日程調整、登山口までの公共交通機関や駐車場調べ。同じ山でも登山コースがいくつもある山もあるし、ロープーウェイやケーブルカーがある山もある。自力で登るか、それらを利用するか、山の下山までも含めて全行程を確認して自分に合ったコースを自分で作ることも楽しみの一つです。

もし、山初心者の方でしたら関東ふれあいの道等あらかじめ設定されているコースで歩くことも出来ます。山はすべてが自己責任ですから、自分に合ったコースを作ります。

そうしたら持って行くものを決めて、お楽しみの山ご飯に行動食の準備もしなければなりません。これらも楽しんで準備できます。ザックがパンパンになるかも( *´艸`)。

理由8、下山した後のお楽しみ

山歩きでは相当体力を使いますので汗びっちょりになります。下山後に日帰り温泉でさっぱりするのも良し、その後に飲むビールも最高でしょうし、お腹もすいているので食事をするのも美味しく頂けます。

私の楽しみは下山後のアイスです。結構毎回食べています(;^_^A。少しお高めのアイスをコンビニで買って贅沢に頂いています。やめられない至福の時です(*^-^*)。

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下山後のお楽しみ

理由9、山では誰もが平等、頑張って登るしかない

山では誰もが自分の力で歩くしか方法はありません。他人と比較する必要もありません。一番大事な事は安全に山を下山する事です。誰もが平等に自分の体力を使って登るだけです。自

人間社会は色々面倒なことだらけですが、山に行けば人と関わる事も無く人と比較することもされる事も無く自分のペースで山を楽しめます。頑張ってスピードを上げてトレーニング的に登るのも良し、ゆっくりたひどまって景色を楽しむのもそれも良し。何より一人は人に合わせることが無く、人に気を遣う事も無いので、自分のしたいように山を楽しむことが出来ます。自分一人になる事で自分に向かい合う。

理由10、自己肯定感が高まるような気がする

山を登れることで得られる達成感。それは自分の力で行った結果に得られる事。自分自身を誉めました(笑)。やればできるじゃないかと。

それを繰り返すことや、森の中で樹を観てきれいだなぁと思う事、大きな岩を観て天狗が座っていそうだなぁとか、生えているキノコ(毒キノコですが(;^_^A)を発見して楽しんだり、自分がその時に良い感情を持てば良いのです。心が嬉しいと感じることで心が洗われる気持ちになります。

山頂に立った時。山は人類が誕生するはるか前に山として存在していると感じる。想像もつかないはるか昔から、山は山として存在し続けている。山頂から麓の街を眺めた時、街全体を見渡し、街の大きさを感じると共に小ささも感じる。そして、自分なんてちっぽけだなぁと思う事がよくある。

ちっぽけな自分を感じ、ちっぽけで良いじゃないか。山が変わらないように自分も変わらないちっぽけなものだ。人間なんて、自然から見るとそんなものじゃないかと。

そう思えばちっぽけで良い自分を肯定しても良いじゃないかと思う。

 

そんな気持ちになれた事が私にとって一番「登山を始めて良かった事」だと思う。

心が疲れたら、めいっぱい体力を使って、きれいな景色をみて、美味しいご飯を食べ、ちっぽけな自分を感じ、それも良いじゃないかと自分を肯定する。又、山に行こう。

 

【登山用品の話】ストック

少し気になる登山用品の話

 

登山用品と一言で言っても色々あります。まず三種の神器と言われるのが登山靴・ザック・レインウェアなのですが、それとは違いストックに関して私が思う事を書きたいと思います。

少し自己紹介(*^-^*)

名前はケチ子

文字通りケチというかどちらかというともったいない症候群進化系のケチだと自負しています(笑)。余計に解りにくい表現になってしまいましたが、無駄にお金を使いたくないという強い思いが根底にあります。なので、自分が無駄ではないと思うお金は使います(*^-^*)。

年齢・性別はおばさん

職業は会社員。

 

山歩きをすれば、見かける登山者の半数以上は使っているように感じるストックです。ストックは使う派と使わない派に分かれるそうですが、私はストック使わない派です。今は(*^-^*)。

今はというのは、おばさんのこの先は足腰を含め身体機能は老いに伴い低下することが決まっています。そういう何年か先になった時は、それなりに自分の体力に見合うような山歩きをすれば良く、道具に頼り山に入る事の方がリスクがあるのではないかと思っています。なので、道具に頼らず自分の体力に合わせた山歩きを楽しみたいと思っているのですが、道具なしでも歩ける山歩きで、自分が楽に歩けるのであれば使う事も良いと感じています。気になっていることは、もし山でストックを無くしたり壊れた時に、自分の体力で安全に下山できるかです。下山するまでが登山と言われますし(*^-^*)。

もう一つは、雪山では使ったほうが良いと。私は雪山をする予定は無いのですが(機会があればしてみたい気持ちはあります)、冬の山は雪山に行かなくても雪が積もっていたり凍っていたりすることがあり、軽アイゼンやチェーンスパイクが必要な個所もあります。そのような場面ではストックはあったほうが良いと思っています。

 

ストック使わない派

私がストックを使わない理由は、「必要を感じていなかった」なのです。今まではストックなしでも登れていましたし、急な登山道で鎖や岩場があるような場所ではかえってストックをザックに収納する動作が増えます。登山道で写真を撮ったりするときにも手を持ち替えたりと面倒だろうなぁ感じる事もありました。そして、自分の体力で登れる山だと、使わないストックはただの荷物になります。そんなこんなで、登山を始めて今まではストックを使わずに楽しんでいました。

 

ストックを買った

そんなストック使わない派の私ですが、ようやくストックを購入しました。購入したストックはこちら👇

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ストック

ストックを購入しようと思った直接のきっかけは、先日登山した甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根でした。黒戸尾根は急登であることも有名ですが、結構距離が長いのも特徴です。そこをテント泊一式を持っての登山にはストックがある方が良いかもと思ったのです。しかし、もし使わなかったら荷物が増えるだけですし、無駄にお金を使ってしまうので結構悩みました(;^_^A。

甲斐駒ヶ岳の記事はこちら👇

kechico.hatenablog.com

一言でストックと言っても種類はあり、重さが違う物や材質が違う物等があります。私が買ったのは好日山荘のPB商品かな。お値段は1万円しなかったです(*^-^*)。単刀直入に言うと、登山用の商品ですが、その中で一番お安い(👈リーズナブルともいう(笑))商品です。

余談ですが、登山用品は結構お高いのです。なので、色やデザインも含め自分が気に入った物を購入しています。で、私は赤やピンク系の色よりも青やネイビー等の寒色系の色や自然の中にある色が好きなのです。ですが、この商品のレディースモデルは赤かピンクしかないという現実(-_-)。メンズモデルは私好みの色なのが残念感を倍増させる次第で(;^_^A結構悩みました。結局、テント泊用の青色のザックのアクセントカラーがピンクだったことでピンクをチョイス。しかも、ストックのピンク色の部分は写真に写っている部分だけしかなく、ストックを伸ばした部分は黒色であったことも良く、まぁまぁ気に入っていいます。

テント泊用のザックに取り付けるとこんな感じ👇

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ストックを収納したテント泊用のザック

ストックを使い山登りをした

そんなこんなでストックを購入し、いざ登った甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根。

思った事は、テント泊装備での急な傾斜ではない登りの時はストックを使ったほうが歩きやすかった。でした。

使って良かった事

テント泊装備は重いのです。はい。ここ最近続けてテント泊をしたこともあって、少しテント泊装備を背負っての山歩きにも慣れてきたようにも思うのですが、重さが軽くなることはありません(*^-^*)。そして、荷物を背負う分重心を保つことも大変なのです。ストックを使っての急ではない登りはかなり楽に歩けました。二足歩行に二点の支持が加わるので重心が保てるし、登りの足の負担も少しですが手に分散させることも出来ました。これは良いなぁと思いました。

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ストックを使って歩く

使わずにザックに収納

黒戸尾根は日本三大急登ともいわれる急な傾斜が特徴の登山道です。登り初めは緩やかな登りが続く気持ちよい森の中の道なのですが、途中よりはしごの連続で岩場も加わり、しがみついてよじ登るような登山道になります。両手ははしごや鎖をつかまなくてはならないのでストックは不要であり、持っていることも危険なのでザックに収納して登ります。テント泊用のザックはとても重いのでザックを下ろして、ストックを装着して又背負うのって結構大変なのです(;^_^A。そして、よく考えるとただの荷物ではないかと(;^_^A。

下山時はどうだっかというと、登りと同じようにはしごや鎖場は手を使わないと危険なのでザックに収納しました。急な下りを過ぎれば穏やかに下山するだけなので、ストックが役に立つかと思ったのですが、結局使いませんでした。

 

ストックは登りは短く、下りは長めに調節して使います。下りで使って何だかしっくりいかず、長さも色々調節しましたがそれでも無いほうが歩きやすかったです。私には下山時のストックは合っていないのかもしれません。

二日間のテント泊登山でストックを使ったのは緩やかな登りの時のみで、その他はザックに収納して荷物になってしまいました(;^_^A。

 

私にとってのストックは

テント泊の時はこれからも荷物になっても持って行こうと思います。急な傾斜でなければ使ったほうが楽でしたヽ(^。^)ノ。

日帰りの場合は荷物が重くないのでストックの必要性を感じていないです。しかし、荷物が少ない日帰りなので、持って行っても負担にはならないので持って行くだけでも良いかな。その時の登山道や自分の体力や気分次第かな。

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日帰り用のザックにストックを収納

テント泊用のザックに比べて日帰り用は小さいのでストックがはみ出しています(*^-^*)。

登山用のザックなので、ストックを取り付けられるように作られており、ストックの先をしまったらこのように取り付けられるようになっています👇。

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テント泊用のザック

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日帰り用のザック

好きな色を買ったので、違いが良く解らないのですが、二つを並べる観るとこんなに大きさが違います。


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山とストック

本来山は人間の住みかではなく樹が生い茂る動物の住みかであります。その中に人間がお邪魔している印象を持っています。

ストックを使う事が悪い事ではないですが、最近の山のごみにストックの先についているキャップが落ちている事が良くあります。

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ストックの先とキャップ

ストックの先は尖っており、その先にキャップが付いています。外すとこんな感じです。雪が無い山ではキャップを外さないで付けたまま使います。ゴムで滑らないですし、土で出来ている登山道に突き刺さることも防げます。

キャップが無いストックで登山道にストックの先が突き刺さることは問題があり、その少しの穴が1人で左右二本を歩いた分、集団であれば×人数分のストックの穴が登山道に空きます。そういう事が重なると登山道は少しずつ掘られてしまいます。百名山など登山者が多い登山道などでは良く山肌より掘り下げられた自然では作られないであろう登山道をよく見かけます。

そういう登山道は歩きにくいし、雨が降った時の水はけも悪く粘土質の地質に滑ることも良くあります。山にとっても登山者にとっても良くないです。

ストックを使う時は必ずキャップを使い、落ちているキャップはたとえ自分の落としたものでは無くても、山で落としたものを落とし主が拾いに来ることはまずないので、同じ山を楽しむ人間として回収することも心掛けたほうが良いかもと思っています。

自分のストックのキャップを無くしてしまったら、登山用品店に行けば合うキャップを買う事が出来ます。

 

キャップを外してストックを使う時は雪山や凍った登山道を歩く時です。このような登山道ではストックを雪や氷に突き刺すことは問題ないですし、滑らないようにして怪我を防ぐ事はとても大事です(*^-^*)。

 

そんなこんなで、ストックを購入しての小話でした。

甲斐駒ヶ岳 南アルプス

甲斐駒ヶ岳は名峰である。もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないであろう(日本百名山 深田久弥著)

 

甲斐駒ヶ岳に行ってきましたヽ(^。^)ノ。

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甲斐駒ヶ岳 山頂からの日の出

2021年10月初め、台風が過ぎ去った翌々日、雲一つない青空が広がる天気の良い日に、南アルプスにある甲斐駒ヶ岳に行ってきました。

登山道は、日本三大急登である黒戸尾根を登る一泊二日の計画にして、宿泊は七丈小屋でテント泊を予約しました。

1、甲斐駒ヶ岳

甲斐駒ヶ岳南アルプス(赤石山脈)にある標高2967mの山です。日本百名山にも選ばれている山で、山頂は白い花崗岩で美しいピラミット型をしています。

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駒ケ岳と言えば名前が馬に由来することが多くあり全国に駒ケ岳があります。木曾駒ケ岳や会津駒ケ岳と共に有名な駒ケ岳の一つが甲斐駒ヶ岳です。

そんな沢山の駒ケ岳がある中で、一番高いのが富士山の頂上にある一峰の駒ケ岳(3710m)で、その次に高い駒ケ岳が甲斐駒ヶ岳(2976m)です。

山の神様

信仰の山であり、山の神様は大国主命(大巳貴命)で出雲大社に祀られている神様です。大国主命須佐之男の子孫でもあります。本社(奥宮)は山頂のすぐ下(摩利支天)に祀られており、里の宮は表参道である黒戸尾根へつながる登山口二か所にあります。

登山道(表参道)の長くて急な傾斜の道中には導きの神と言われる猿田彦命が祀られています。

 

信仰・修験道の山

文化3年(1816年)江戸時代末期に弘幡行者(延命行者)により開かれた信仰の山で、表参道である黒戸尾根には沢山の石碑、石像があります。修験道の仏様は開山威力不動明王が祀られているとのことです。不動明王が持つ剣も多く祀られており、山頂付近の大きな岩(不動岩?)に祀られている二本の剣は圧倒されます。

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不動岩と二本の剣

甲斐駒ヶ岳山頂より標高で47m手前に摩利支天(標高約2820m)があり、たくさんの石碑祀られています。同じ場所に駒ケ岳神社奥宮(本社)も祀られています。山岳信仰は江戸時代に始まっているので神仏習合の名残りを感じさせられます。

 

2、登山口と駐車場

甲斐駒ヶ岳に黒戸尾根で登るとなると登山口は二か所あるのですが、広い駐車場がある尾白川渓谷駐車場を利用しました。市営の駐車場なので無料できれいなトイレもあります。日曜・月曜の一泊二日で行きましたので、駐車場が混んでいないか心配しましたが、半分弱位のみ車が停まっているのみで、困ることは全くありませんでした。売店もあります。

甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根は急登であり距離も長い事もあるので早朝から登る人が多く、車中泊をしている車も多かったです。

都区内に住んでいる私は中央道を走って登山口に向かいます。今年(2021年10月)は緊急事態宣言が解除されたものの、高速道路の休日割引は引き続き適応されない事もあり深夜料金が適応される時間に走りたいと考えました。しかし、中央道は高井戸インターから高速道路に行けない構造になっています。環七で首都高に入り中央道に行くか、もう一つ下りにある調布インターまで甲州街道を走る必要があります。深夜割引が適応されるには朝4時までに中央道に入らなければならないので結構悩む(-_-)。少し遠くなりますが、早朝の甲州街道は混んでいないので調布インターまで甲州街道を走る事にしました。少し余裕をもって朝3時半ごろに自宅を出発しました。

 

3、甲斐駒ヶ岳に黒沢尾根(日本三大急登)で登る

日本三大急登の一つである甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根。日本百名山の中にも「日本アルプスで一番つらい登りは、この甲斐駒ヶ岳の表参道かもしれない」と書かれている程です。

約一年前に、同じ日本三大急登である谷川岳の西黒尾根に日帰りで登ったことがあり、今回はテント泊装備ですが何とか登れるだろうと、何の根拠も無く思っていました。しかし、登山計画を立てていたらとても距離が長く時間も長くかかることが解り、早朝出発で正解だなぁと思っていました。そして、今回はテント泊装備ですので、今まで買っていなかったストックを購入しましたヽ(^。^)ノ。

登り初めはそんなに急登と言われるような登山道ではなく、気持ちよく歩けるていました。少し歩くとはしごがあり登るのですが。そうこうしていると刀渡りと言われる切り立った岩場があります。富士山や八ヶ岳の絶景を眺めながら、落ちないように注意して先に進んだその先には刀利天狗の祠があります。

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刀利天狗の祠

その先に屏風岩があり、お社と沢山の石碑が祀られており、圧倒させられながら眺めていました。

そして、ここからが黒戸尾根の急登の始まりでした。急なはしご階段に岩場に鎖やロープ、「え、これを登る?」と思うような場所の連続でした(;^_^A。笑えないけど、笑ってしまうような急登ですΣ(・ω・ノ)ノ!。安全第一で突破し、何とか無事に七丈小屋に到着しました。

受付をして、缶ビールとジュースを購入。水を汲んで小屋より登山道を少し進んだ先にあるテント場がお宿となりました。

小屋より甲斐駒ヶ岳の山頂までは標高で約300m程の急登を登った先にあり、時間はゆっくり登った私で約2時間でした。

 

4、ナイトハイクで山頂へ

テント泊をすると、日の入り前に夕飯を食べてしまうので19時前には寝てしまいます。そうすると、当然朝も早くに目が覚めます。

テント場より山頂までの所要時間は約2時間で、日の出が5時40分頃なので3時40分に出発すれば山頂から日の出を観れるなぁと思い、出発15分前に目が覚める👀。水分と少しの荷物を小さいザックに入れて、真っ暗な中をヘッドライトをつけて出発しました。

山頂までの登山道は相変わらずの急登続きなのですが、荷物が少ない分楽に登れます。鎖を使わなければならないような岩場もたくさんありましたが、岩場を登るのも嫌いではなく楽しんで登りました。

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甲斐駒ヶ岳山頂の碑(標高2967m)

予定通りの約2時間で山頂に到着。の予定でしたが、まさかの山頂直下の日の出(笑)。私の他に一人の方が先に登頂されており、山頂より写真を撮っている音が聞こえるほどの山頂すぐ下(笑)。他に人が登ってくる様子も無かったので、その場所で私も日の出を眺めながら写真を撮りました。

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甲斐駒ヶ岳 日の出

空は雲一つない快晴で、眼下には雲海が広がっていました。勿論富士山も。

甲斐駒ヶ岳山頂は展望が素晴らしい事でも知られています。山頂なので360度の景色を楽しめるのは勿論ですが北に八ヶ岳北アルプス、西に中央アルプス、南に日本の山高さ2位の北岳、同一三位の間ノ岳、少し離れて富士山も見えます。

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日本の高い山ベスト3のスリーショット

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甲斐駒ヶ岳山頂から見た八ヶ岳

日の出前の空の色が綺麗だと思う

少し余談なのですが(;^_^A、日の出前のこの空の色がとてもきれいだなぁと思います。

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空が明るくなる直前、夜空と太陽のオレンジ色の移り変わるこの瞬間ヽ(^。^)ノ。

 

5、七丈小屋でテント泊

この日のテント場は結構空いていました。テント場は登山道に沿って二か所ありますが、トイレが小屋の近くにしかないので小屋に近いテント場に設営することにしました。それでもテント場からトイレまでは登山道を歩いて5分ほども距離があります(;^_^A。

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七丈小屋テント場

テント場に着く前に水や飲み物を買って登ってきたので、テントを張ったらマットを敷いて少し休みました。少しウトウトしてしまい、気が付くと17時頃。テントの中で少し荷物を片付けて、夕飯を作って食べました。朝は山頂で日の出を観てテントに戻ってきてからご飯を炊いて頂きました。

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テント泊 朝食と夕食

夕食後はシェラフ(寝袋)に入ってゴロゴロしていると空も暗くなり、ウトウトしながら寝てしまいました。ソロ登山でテント泊して寝られるのか?と思うかもしれませんが、結構寝れます(笑)。標高2600m程の場所で10月、シェラフは温かい冬用を持ってきていましたので温かく寝られました。寒いのは苦手です。はい(;^_^A。

※7丈小屋のテント場は電話予約が必要です

 

 

6、甲斐駒ヶ岳を登ってみて

一言でいえば、黒戸尾根の急登は想像以上でした(;^_^A。一泊二日の行程で二日間の累積登りは2677mでした。今回は大変だったから累積の登りも一番高かったと思い過去の記録を観てみると、テント泊登山を最初にした三条の湯から雲取山に登った時が2890mと今回より200m強も高くて、あれ(。´・ω・)?。登山道は黒戸尾根のほうが難しかったですが…。いずれにしても、大変であることに変わりはありません(;^_^A。

登山の記録はこちら👇

写真もたくさんUPしています

 

日本三大急登とは

と言われています。昨年西黒尾根、今回黒戸尾根を登りましたので、ブナ立尾根もいつか登ってみたいかなぁ(笑)。

西黒尾根を登った時のブログはこちら👇

kechico.hatenablog.com

 

山頂直下ら眺める山容は息をのむほどの美しさで、山頂からの景色もとても素晴らしかったです。山頂からの周りの山々の展望も素晴らしかったです。調べていなかったのですが、山頂から南アルプスの山々を見渡すと一番高い山が観えるので北岳と解ったことも嬉しかったです。その隣に間ノ岳が観えた事にも感激しました。麓の北杜市から向こうの八ヶ岳の麓まで街並みが観え、今回はナイトハイクもしたので夜景も楽しむことが出来ました。

前回のテント泊登山から約一か月しか経っていない事もあるのか、テント泊装備に少し慣れたように感じました。テント泊も回数を重ねるごとに自分らしいスタイルが出来て来るように思いました。

お天気にも大変恵まれ、とても楽しい山での時間を過ごすことが出来ました。自然に感謝です。

 

7、使ったお金💰

  • 高速料金 4360円(調布IC~勝沼IC1420円、須玉IC~高井戸IC2940円)
  • ガソリン代 約2140円
  • 七丈小屋 2100円(テント泊:800円、缶ビール:800円、ジュース:500円)
  • 下山後のアイス 238円
  • 合計 8838円でした。

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下山後のアイスは美味しい

 

登山中の食事の悩み 消化しない件

私は、山歩きにはまっていて、機会を見つけて山に行こうといつも思っています(笑)。

 

山歩きと言っても、山の高さであったり、登山口から山頂までの標高差であったり、日帰りで行ける山、宿泊をする山等、色々な山歩きがあります。

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山歩きをして結構な運動量に関わらず食べられない

山歩きを楽しんでいる少ない経験の中で解った事の一つの問題は「結構食べられなくなる」ことです。日帰りでは、持参したお弁当を残すことが結構多くあり、テント泊となると結構食べられなくなるのです。食べるものが無いのではなく、体(胃腸)が受け付けにくくなるのです。

 

山に行けば食事が美味しいと良く言われています。私も、こんなに食事が美味しいのかと思っていて、休憩時に山ランチをする時にはとても美味しく「最高の贅沢だなぁ」と思います。しかし、量がそんなに食べられないのです。すぐにお腹がいっぱいになります。そして、テント泊や体力に余裕が無い山歩きではそういう事がおおいです。

kechico.hatenablog.com

この時は、初めての山ご飯で、インスタントの袋麺(塩ラーメン)を作って美味しく食べたのですが、その後胃がもたれてしまいました。結構ショックでした(T_T)。

 

少し前に、山歩きをしていた時お話しした同年代の方が同じような事を言われていました。「そこそこ、体力のいる山に登っていないと、食事も喉を通らなくなるのよ」と。

そうなんだ、食事が食べられなくなるのは私だけでないのかも?と思いました。おばさん独自の悩みかな…とも思いますが(;^_^A。

 

登山はソロです

ソロ登山が良いか悪いかの事に関しては別の話とさせて頂き、ソロ登山ではそれなりの緊張感があるのは事実だと思います。緊張感はなぜ起きるかと考えると、自分が経験したことが無い事をしているからだと思います。しかも、登山は、人間が造った社会と離れて自然の中に行きます。緊張します。はい。

人間が緊張状態になると、体の自律神経は緊張し交感神経が優位になるので、消化吸収機能は低下します。はい。自分が望んでしている登山なのですが、私には経験値がすくないので、安全であるかどうかの判断が出来ていないのです。これに関しては、山をもっと知る事や天気・気象を知ることや登山経験を多くする事で解決すると思います。今はまだまだですが(;^_^A。

登山していて、過度に緊張する事が無くなれば、副交感神経が優位に立ちます。副交感神経が優位に立てばお腹は空くし消化吸収する胃腸の動きも活発になり、食べた物がエネルギーとなります。やっぱり経験しか方法は無いのかとも思うのですが。

 

消化吸収の良い食事をする

先日、北アルプス常念岳蝶ヶ岳にテント泊して登った際、何時もと同じように朝食分と昼食分におにぎり🍙4個を自宅より持参しましたが、結局お昼は一個しか食べられない。山の上は寒いので、残ったおにぎりは腐ることなく翌朝おじやにして食べました。

 

テント場での夕食はいつも炊飯しています。やっぱりご飯が一番です。その日は標高が高かった事もあるのか、ご飯が上手に炊けないで芯が残ってしまうのです。困ったなぁと思いましたが、えーい、お粥でも良いじゃないかと割り切り(;^_^A、お水を足しながら柔らかくなるまで炊飯しました。出来上がりは柔らかいご飯でしたが、それが良かったのか、食欲はあまりなかったにもかかわらず、頑張って無理やり食べたのですが胃もたれしなかったのです。

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おかずも、レトルトを食べることが多いのですが、結構油で胃もたれしてしまっていました。その時は同じレトルトでも鯖のレトルトパックだった為、消化良しヽ(^。^)ノ。

翌朝は、前日に残ったおにぎりを、持参したフリーズドライのお味噌汁を使って、卵も入れておじやにして、これは勿論消化良しヽ(^。^)ノ。

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やっぱり、メニューの見直しが必要だと痛感しました。

 

行動食

二日目の朝食におじやを食べた日は、やはり行動中にお腹が空きます。そうですよねぇ。行動食に柿ピーと羊羹を持参していました。

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羊羹は虎屋です~(笑)。虎屋の羊羹ってそんなに甘すぎない印象ですが、この時は甘く感じるのなんのって(;^_^A。山で食べる羊羹ってこんなに甘く感じるものなのかと実感した次第です。はい。そして、血糖値がすぐに上がるような気がします。羊羹も行動食によく言われていますが、私には合っていないかも(;^_^A。

ちょこちょこ食べる行動食にはやっぱり定番の柿の種が良いのでしょうか。油で揚げていないし、ピーナッツの脂もそんなに大量に食べていないので胃がもたれない気がします。なにより腹持ちが良いかも。

昔から定番の物には何かしらの理由とそれが良いという結果があるのかなと思いました。

 

そんなこんなで、今まで「何でこんなにエネルギーを使っているはずなのに食べられないのだろう」と思っていたことが、たまたま解決策を経験したことで、振り返ってみることが出来ました。

 

しかしながら、改善策はまだ検討が必要かなぁと。

実は、この時にカレーなどのレトルトを持って行かなかったのは、レトルトパックが重い事に遅れながら気が付いてしまった事です(;^_^A。あれ、重いですよねぇ。

では、軽くて消化が良くて美味しい食べ物って何があるのかと現在試行錯誤中です。そんな頻回にテント泊をするわけではないのですが、いくつかのメニューや食材をかんがえたいなぁと思っています。

鯖のレトルトパックはリピ決定していますが(;^_^A。

常念岳・蝶ヶ岳 北アルプス

あー、山に行きたい。と、思った。

そういえば、ここ最近で2回天候で諦めて下山している。本格的に登山して、テント泊をしたい。天気を最優先にして、天気予報をじっくり見ていると、日程で行けそうなのは北アルプスでした。

 

北アルプスを含み私はまだ日本アルプスに行ったことがありませんでした。よし、この機会に行ってみよう!。グーグルマップで駐車場を検索し、山ご飯や行動食を準備して前日は早々に寝て、早朝ごそごそと起きだして準備し出発しました。

 

1、常念岳

北アルプス(飛騨山脈)の東側の常念山脈にある標高2857mの山。山頂はピラミット型に聳え立っているのが特徴の山です。

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とても雄壮にそびえたっています。

常念岳の麓は長野県安曇野市松本市であり、この辺りからは北アルプス槍ヶ岳穂高連峰常念山脈の後ろに隠れてしまうそうです。街から見る象徴的な山は常念岳であり、それにふさわしい山容です。

 

登山道は三股登山口より登り始めました。樹木帯を一歩一歩頑張って登っていくと森林限界を越します。その先は急な傾斜の岩場になりますが登るには何とか登れます。この辺りより常念岳山頂がちらりと見えてきます。初めて見ても山容で常念岳と解る美しさです。しかし、山に登っている途中で山頂が観えると、山頂まで登ることに少し不安を覚えるのは私だけでしょうか(;^_^A。山を登っている途中で見るとかなり高いなぁと実感してしまいます。しかし、実際登ってみれば何とかなるのですが。このコースは休憩場所が無いので、登山道が少し広くなっている所で一休み。

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持参したおにぎり🍙を食べてしっかりと水分補給。

常念岳(標高2661m)に到着したころにはすでに結構頑張っていますが、まだまだ先があります(;^_^A。頑張って岩場を登りました。

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一日目の天気予報では曇りで、周辺の山も雲に隠れており、時折雲が流れて見える程度でしたが、常念岳には雲がかかることは無く視界は良く、風も少しだけでした。9月中旬で、本格的な紅葉はこれからという感じで、先走ってしまった極一部の木のみ紅葉していました。気温はそれなりに低く休憩すると寒さを感じました。

 

常念岳を過ぎて急登を登りきると尾根道に出ました。ハイマツが生えています。少し歩きやすくなり、頑張って前に進みます。途中、雷鳥が数羽いました。

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雷鳥を初めて観ました。こんな環境で生きられる雷鳥は凄いなぁと思い、色も保護色だなぁなんて改めて感心し、数羽の雷鳥がちょこちょこと歩く姿に癒されました。

 

一日目は常念岳登頂はせずに常念小屋を目指しました。三股登山口からのコースだと途中に常念小屋に向かうまき道もあましたが、上級者向けコースでしたのでそこは諦め、常念岳の登山コースの手前まで進み(上り)、その日の最高標高2802mの場所より常念小屋に向かって下りました。常念岳は2857mなので、あと少し登れば山頂なのですが、翌日の二日目に常念岳山頂より蝶ヶ岳に向かう事にしていたので、一日目は小屋へ向かいました。常念小屋は標高2500m弱の場所ですので、約300m下るのが何だか思うものがありますが、自然の中なので仕方がありません。はい。頑張って下りました。

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常念小屋とテント場

 

小屋でテント泊の受付をしました。どこから登ってきたかを聞かれ「三股登山口」と答えると、「明日は、蝶ヶ岳だね」と。ここは定番の周回コースの様です。常念岳だけなら一の沢からのコースなのでしょうね。

少し込み合っているテント場に何とか自分のテントを張り、まずはビールとお水を買いに小屋に戻りました。その後、少し寒いのでフリースと防風の為レインコートを着込んで、ビールを飲みながら山を眺めました。常念岳と東天井岳はとてもきれいに観えます。北アルプスで有名な槍ヶ岳穂高連峰の眺めがとてもきれいに観える場所なのですが、この日は雲がかかっていました。それでも、勇壮な山容を想像できるほどの存在感に、ただただ圧倒されるのでした。

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ビールを飲みながらぼーっと山の景色を眺める。最高に贅沢だなぁと思う。

 

テントに戻り。少し荷物を片付けてマットを敷いて休憩した後、18時ごろより食事の支度。やっぱり私はご飯が好きなのでコッヘルで炊飯開始。何とか食べられるくらいには炊くことが出来ました。おかずは鯖のレトルトパウチと野菜の卵とじ。相変わらず食欲が無いが頑張って完食しました。明日は常念岳登頂後、稜線歩きをして蝶槍をこえて蝶ヶ岳に行き、下山する。19時頃にはシェラフに潜り込み、うとうとしていたらいつの間にか眠っていた。

 

夜、トイレに行こうと起きた時、夜空に明るく星が輝いていた。こんなに明るくて大きな星を観たのは初めてのような気がする。空が近いなぁ。本当に贅沢だなぁ。と改めて自然に感謝しました。

 

二日目の朝は勿論日の出前に起床。早く寝ているので(;^_^A。

雲が出ていたことがあり日の出の時間がやや遅く、テントを撤収して常念岳に登っている途中で空が輝いてきた。

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2、蝶ヶ岳

常念岳に登頂した後、来た道を戻る人が多くいる中で蝶ヶ岳を目指して先に進みます。

二日目は空に雲はあるものの、良いお天気でした。槍ヶ岳穂高連峰もこの通りヽ(^。^)ノ。

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素晴らしい眺めです。こういう景色を観ることが出来るってやっぱり贅沢だと思う。

 

尾根道には結構なアップダウンもあり、ヒーヒー言いながら進みます。

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先に見えるのは蝶槍です。

蝶槍ももれなく通過してひたすら景色の良い尾根道を進みました。その後に到着したのは旧山頂(2664m)です。三角点はこちらにあります。

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蝶ヶ岳の山頂は平成2年1990年ごろに解釈が変わったとのことで、現在の山頂は蝶ヶ岳ヒュッテのテント場付近(標高2667m)にあります。

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蝶ヶ岳森林限界を越した山頂がとても大きく広がっています。勿論、槍ヶ岳穂高連峰の素晴らしい眺めも絶賛継続中です(*^-^*)。本当に贅沢な眺めです。

 

常念岳はピラミットのように聳え立つ山頂の為、常念小屋は少し降りた鞍部に建てられています。蝶ヶ岳は山頂がどこにあるのかわかりにくいほどに、辺り一面に広がっているので、蝶ヶ岳ヒュッテは山頂にほど近い場所にあります。

 

蝶ヶ岳山頂に着いた後は三股登山口を目指して山を降ります。蝶ヶ岳は少し降りるとすぐに樹木帯になる事と、登山道がとても良く整備されており、階段が沢山ありますので、比較的安全に降りることが出来ました。途中にベンチも数か所整備されています。三股登山口にほど近い場所まで降りれば水場がありました。

 

3、テント泊

人生で三回目のテント泊でした。ようやく少し慣れてきたように思いますが、まだまだ緊張しているとも思っています。

 

私が使っているテントは山岳用の一人用テントでこじんまりした物です。

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私一人が使うには十分な広さで、荷物を置いても結構快適です。9月半ばで標高2500mと考えると夜は冷え込むだろうなぁと思いましたが、シェラフはモンベルの#3にして、シェラフカバーを使いました。日が沈んでシェラフに入ったころはTシャツと短パンで十分温かかったのですが、深夜に冷え込んで持参していたフリースを着こんで温かく寝ることが出来ました。やっぱり山は寒いです。

シェラフカバーを使いましたが、テント内が結露することは無かったです。しかし、シェラフカバーを使うと、使わないより温かくなるよう思いました。

テントマットはパタパタしてザックに取り付けるタイプの物を使っています。テント泊って結構快適に寝ることが出来るので、小屋泊をしたことが無いのですが、やっぱり荷物が多くなるのでザックがとても重いです。それでも私はテント泊がすきかな。

 

山歩きの記録はこちら👇

yamap.com

 

4、使ったお金💰

  • 常念小屋テント場使用料 2000円
  • 缶ビール(500ml)  800円
  • 水2リットル   400円
  • 500ml ペットボトルジュース  400円
  • ガソリン代  約3800円
  • 高速料金   3300円(関越道練馬IC~長野道安曇野IC 深夜料金)、3030円(長野道安曇野IC~中央道大月IC)👈中央道大渋滞していたため、高速道路を降りて甲州街道をひたすら走って帰宅しました(;^_^A。
  • 合計 13730円でした

何だかんだで1か月続いているジョギングの効果は?

約1か月前の8月初めに、

思い立って、近所の公園を走りました。その時のblogはこちら👇。

kechico.hateblo.jp

ジョギングを始めました(休みの日限定)

理由は色々あり、前回のブログにも書いてあるのですが、

その日に走ろうと思った直接のきっかけは、いろいろ、考えながら作業をしていて、脳が疲れてフリーズしてしまい、何とか復活させるには血液を循環させる事かなと思ったのです。

脳は沢山のブドウ糖を必要とします。座っていろいろな作業をしている事で、体全体が凝り固まってしまい、思う程血液が循環できていないのかと考えたのです。そう考えると答えは、血液を循環させればよいヽ(^。^)ノと思い付き、効率よく全身の血液を循環させるには体を動す、運動だろうと単純に考え、ウオーキングしようといそいそと近所の大きな公園に出かけました。

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その頃は、山歩きをして心肺機能の低下をひしひしと感じていたこともあり、日ごろの運動もしないといけないよなぁなんて思うものの、なかなか、実行しようと思うきっかけも無くだらだらと過ごしてきました。いざ、ウオーキングのつもりで公園に行ったら、思いのほか自分が走れることを知りました。登山、恐るべしです。はい。

 

同時に、何とか走れることは結構気持ちよく、頭も体もすっきりするので、休みの日はジョギングするようになりました。

※一度、仕事が遅出の日の朝に走ったことがありましたが、今後はしない方が良いと素直に感じました(;^_^A。

 

ジョギングで得られている事

そんなこんなで、本当に思い付きでジョギングをしたのですが3日坊主を通り過ぎ習慣になってきました。こういう事ってあるんだ👀と、自分自身にびっくりしています。多分、続けられている理由は、自分が気持ちよいからです。何事も自分が良いと感じることは続けられるものです。はい、人間は単純です。

 

私は、セミリタイアしているので、月に16-17日を目安に仕事をしています。それ以外の日は休みです。山歩き以外の日で、余程の雨でない限りはジョギングしています。

一回に走る距離は4-5㎞程のコースで、約40分間かけて走っています。考えて設定したわけではなく、なんとなく初めて走った日の時間が40分間だったのです。

1日1回の日もあれば、可能なら2回走るように心掛けています。大体、休みの日に色々していると、夕方には脳が疲れてくるので、走るととても気持ちが良いです。

気分が良くなる

今回、初めて走った時にはぁはぁ(*´Д`)言いながらもなんとか走れたことはとても気持ちが良かったのです。山歩は想像以上に心肺機能が必要であり、それなりに私も心肺機能が鍛えられていたのを実感しました。はぁはぁ(*´Д`)言いながらも歩くことなく走り切れることには本当に驚きました。私、走れるんだ…。

走った後は、色々な頭の中でぐちゃぐちゃ考えることがなんとなく考え込まなくなったり、気分転換にもなりました。汗をかくこともデドックス気分で良いかなぁと。

ジョギングやウォーキングは有酸素運動でもあるので、体の血液循環は良くなりますので頭も体もすっきりします。

 

体力維持

定期的に山歩きをすることが、山歩きをするには一番の体力維持になると言われていますが、なかなか思うように山に行けていないので、私も焦りの気持ちが出てきます。

実際にジョギングし走れたことで、自分の体にとってあまり負荷がかかっていないのかなとも思いましたが、先述のように気持ちが良いのと、体力維持に関してはやらないよりましかな程度の気持ちでいることにしました。

 

先日、本を読みました👇。

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ちなみに、この本の中ではジョギングは推奨されていなく、持久力と呼吸筋を鍛えるためにインターバルウオーキングという方法が紹介されています。登山では走ることがない事と走ることは膝など足に負担がかかることも懸念されていると思っています。

しかし、呼吸に関しては取り上げられており、呼吸筋を鍛える内容が書かれています。という事は、はぁはぁ(*´Д`)言いながら山歩きするのは呼吸筋を鍛えれば良いのかなぁなんて思っています。運動するには酸素が必要であり、効率よく酸素を取り込んで使えることはどんなスポーツにも大事な事です。

 

ダイエット

私事になりますが、私はダイエットで成功したことがありません(笑)。

若い頃は何度も挑戦しましたが、自分に都合の良い言い訳を何度も呪文のように唱えて(笑)、現実逃避、自己肯定するのがお決まりのパターンでした(;^_^A。

体重計に乗ると、体重が減っていると嬉しくて「ちょっとくらい良いか(*^-^*)」と食べてしまって反省し、反対に体重が増えているとかなり落ち込み現実逃避したくなります。それで気付いたのは「増えていても減っていても良いことが無いなら体重計には乗らない方が良い」でした。それ以来、健康診断の時以外は決して体重計に乗りません(*^-^*)。

なので、休日ジョギングを始めてから体重が減ったかは分かりません(;^_^A。しかし、普段はいているジーンズが少しだけゆったりしたように思います。ま、パツパツだったのが、ぴったりになった程度ですが(;^_^A(;^_^A。

 

ダイエットとは反対になりますが、食事が美味しいというか、お腹が空くようになったように思います。今までより食べる量が少し増えました。

そして、以前は、休みの日は朝食をしっかり食べ、昼食は食べす(お腹が空かないので)、早めに夕食を食べるというパターンでしたが、お昼にお腹が空くので昼食を食べるようになりました(;^_^A。ダイエットは出来ないですが、ご飯を美味しく食べられることは良いことです(*^-^*)。

太らなければそれで良いかな。

 

気になる膝等の足の痛み

おばさんにとってかなり気になるのですが、今のところは膝も含めて足に痛みはありません。毎日ではなく、不定期である事や回数もそんなに多くない事もあるのでしょうか。痛みは出ないほうが良いです(;^_^A。

 

おばさんにとってのジョギング

私もそれ相応に立派なおばさんなので、年寄りの冷や水とならないように、怪我に注意しながら、無理ない範囲で今後も続けられると良いなと思っています。

効果を考えると、良いことは色々ありますが、怪我さえなければマイナスな事はほぼ無いと感じています。ジムに通う訳ではないのでお金がかかる訳でなし(👈私はケチなので(笑))、衣類もこのために新調することもありませんでした。初期費用0円ですヽ(^。^)ノ。

参考)登山に比べたら、本当にお金がかからない。登山はなんだかんだで道具は高いし、怪我は勿論、滑落や遭難等の危険もあるし、その場所に行くまでの交通費も必要(-_-)。でも、登山は辞められないヽ(^。^)ノ。

 

今後、続けていると衣類は買わないといけないかなと思っていますが、そんなに大したものは必要ないと考えています。変な格好をして目立ちさえしなければそれでよい。ユニクロでセール品無いかなぁ(;^_^A

山形旅行 S子さんの軌跡と使ったお金

旅は楽しい

 

一番の目的でした鳥海山には登れなかったけれど、

ちょっとだけ登ったけど、暴風にさらされたけれど(笑)、それも良い思い出。

それでも楽しかった。

旅を楽しいと思うのは非日常を体験する事なのかなと思っています。

 

鳥海山は、リベンジしたいなぁと思う。

 

それはそうと、我が家のS子さんは良く頑張って走ってくれました。

 

一日目👇

Googlemapのタイムラインなので、日をまたいだ時点で切れてしまっていますが、関越道の練馬インターより高速道路を走りました。

走行距離 約562㎞

高速料金 4320円(だったと思う)深夜割引料金

一日目の旅はこちら👇

kechico.hatenablog.com

 

二日目👇

これもGooglemapのタイムラインです。お宿より山寺に向かい、その後はこの辺りの山を観たいなぁと思ったので、米沢~喜多方~会津へ抜けて、東北自動車道矢板ICより高速道路を走りました。

走行距離 約524㎞

高速料金  矢板~川口JCT 2800円

        東京外環道路 400円

二日目の旅の記録はこちら👇

kechico.hatenablog.com

 

二日間で 約1086㎞でした。S子さんお疲れさまでした。また一緒に行こうね(。・ω・。)ノ♡

 

【使ったお金】

  • 交通費  ガソリン代 約7200円
  •        高速料金 7520円
  •        駐車料金   300円
  • 宿泊費  13580円(夕食時の生ビール🍺含む)
  • 食事     304円(二日目に食べたコンビニおにぎり2個)
  • 拝観料    300円
  • お土産   1080円

合計   3,0284円 でした(*^-^*)。

 

※お昼を食べていないのですが、決してケチっている訳ではありません(笑)。ドライブしているとあまりお腹が空かないのです(;^_^A。二日目は、立石寺でかなり歩いたので少しお腹が空きましたが、外食するほどでもなく、コンビニおにぎりで軽く食べました。

 

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声 山寺(山形県立石寺)

山形旅行 二日目の朝

 

一日目の記事はこちら👇

kechico.hatenablog.com

 

少し早めに起き出し、昨日登れなかった鳥海山はどうかなぁと。もし、雲が晴れそうなら登りたいと思いながら、お宿の窓から見てみると

 

雲しか見えない(T_T)。鳥海山様、ここまでかくれんぼしてしまいました😭。

 

気を取り直して、朝風呂温泉に浸かり、宿の朝食を頂きました。

今日、どうしようかなぁとぼーっと考えました。

こういうところが1人の良いところです。計画通りに進まなくても、計画は元々あってないようなものだし、1人なので誰に気を使う事も無い。自分が行きたい場所、観たい場所、したい事だけをすればよい。気持ちが楽ヽ(^。^)ノ。

 

山形と言えば

せっかく、山形に来たのだから 山形と言えば!

いろいろ考えた末、有名な芭蕉の句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」を思い出し、その句が読まれた通称山寺(立石寺)を検索すると車で約2時間ほどで行けることが解りました。

お部屋に戻り支度して、9時半過ぎに出発しました。

 

最上川に沿って山形市方面へS子さんと走ります。勿論一般道路で、山間部の山道です。はい、S子さんのお得意な道路です(。・ω・。)ノ♡。

そういえば、一日目は新潟に出て日本海側を北上したので、酒田市最上川の河口付近を渡ったことを思い出します。最上川ってどんな川だったかなぁなんて思うのですが、何せ一人旅なので運転しなければなりません。帰宅してから少し調べると、日本では8番目に長い川(一番長いのは信濃川)。源流は米沢市福島県の境にある吾妻山(日本百名山)でした。吾妻山に登って源流を観に行きたいです。

たしか、芭蕉奥の細道で山寺(立石寺)より最上川沿いを下り羽黒山(出羽三山)に参拝し、酒田市に向かっています。

1689年(江戸時代初期 2021年より332年前)に芭蕉が訪れた旅で、訪れた場所には句碑が立っており、芭蕉にちなんだ名物もたくさんあります。

 

同じ山寺でも、この歌は違っていた(;^_^A (余談)

そんなことを考えていると、山寺・山寺…。あれ、たしか歌があったかなぁ。

♪山寺の 和尚さんが 毬をけりたし 毬は無し…♪ ?? この後、猫がけられていなかったっけ?あら、今では動物虐待' '`ィ (゚д゚)/。まぁ歌なので、娯楽の意味なのでしょうけれど、猫ちゃんには迷惑な話です。

ちなみに、ここで出てくる山寺は、芭蕉が訪れた山寺(立石寺)とは違うそうです。この歌の山寺は存在せず、モデルになった和尚さんは福岡県のお寺の和尚さんらしいです。

 

話がそれまくってしまっていますが、

一人旅はとても私に合っていて、自由気ままを楽しんでいるのですが、こういう小ネタに気付いても話す相手が私にはいないのです。息子に話しても「だから?」で済まされますし(;^_^A。なので、ブログに書いて発散しています。小ネタ大好きです(*^-^*)。

 

宝珠山 立石寺

実際の山寺(立石寺)は天台宗のお寺で、860年(平安時代)に創建されています。2021年より1161年前です。

800年代は空海最澄が唐から帰国しそれぞれ真言宗天台宗を開いているころで、その初期に作られているので結構古いお寺です。

修験の山であり、その名残が今でも随所に残っています。

 

山全体がお寺であり、奥の院まで登るには800段を超える石段を登らなくてはなりません。

そして、この門をくぐった先は、日本を代表する霊場の一つでもあります。

入場料 大人1人300円(;^_^A。

 

私が訪れた日は夏真っ盛りの8月で、30度を超えようとする暑い日でしたが、この門を一歩入るととても涼しいのです👀。ひんやりしています。霊場

山上の堂に登る。

岩に厳を連ねて山とし、松柏年旧り(松,杉や檜の類いは老木になり)、

土石老いて苔滑らかに、

岩上の院々扉を閉ぢ物の音聞こえず。

岸を巡り岩を這ひて、仏閣を拝し、

佳景寂寞(良い景色はひっそりと静まりかえり)として心澄みゆくのみおよぶ。

芭蕉と弟子の曾良

 

芭蕉がここを訪れたのは7月13日だそうです。

8月も、蝉、沢山鳴いています。はい。

 

 

奥の院まで続く800段を超える石段を一歩一歩登ることは煩悩を消滅させるとも言われているそうです。

煩悩だらけの私は、一歩一歩有難く登らせて頂きます(;^_^A。

 

芭蕉はここに夕方訪れています。元々、ここに来る予定は無く、先の尾花沢市まで進んでいたが「一見すべき好し」と人より言われて、7里(一里は3.93㎞なので27.51㎞)も戻っている旨が書かれています。

私は街道歩きもしているのですが、7里って結構な距離です。江戸時代の人は今の現代人よりも足腰が丈夫であったと思いますが、尾花で宿泊ていて、その際に土地の人より山寺(立石寺)の事を聞いて、朝から戻ったのではないかと思いました。そうすると到着したのが夕方で、宿をとってからこの場所を登り参拝している事も理解できます。

 

樹木の中を抜けると仁王門があります。

階段を上ってきたことで、煩悩を消滅させてきたことを確認する為に仁王像が観ています。その奥には閻魔大王も控えています。

仁王門の下には奪衣婆も祀られていました。

 

霊場でもあるこの場所は、この門を境に浄土となっています。あの世です。

奥の院の大仏様を参拝し、このお寺の開祖である慈覚大師のお堂に行きました。

 

慈覚大師のお堂は断崖絶壁に建てられています。

とても立派なお堂です。左の赤く少し小さなお堂は納経堂。

1000年以上も前からここに存在している。深いです。

 

今は展望台となっていますが、ここは五大堂と言い五大明王を祀り天下泰平を祈った道場とのことです。

浄土から素晴らしい景色を観れました(*^-^*)。

こういう景色を眺めると、自分なんてちっぽけだなぁと思います。

 

芭蕉は、何を思ってここからの景色をながめたのか。

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

 

しばし、眺めを楽しんでいそいそと降ります。

仁王門を再度くぐると、浄土から生き返ってしまいました(;^_^A。

まだまだ、あの世いけないので、この世での修行が続くのだなぁと、何だか現実に戻る…。

 

 

駐車場で待つS子さんに合流し、都内の自宅目指して帰ろうか。

駐車場 300円/日

 

現実に戻された(;^_^A。

鳥海山ジオパークとお宿の夕食

少しまとまった休みが取れたので、以前から行きたいと思っていた鳥海山に行こうとしました。
先日夜22時過ぎに都内の自宅を出発し、夜の関越道を走り、7時間かけて登山口に到着しました。しかし、
 
日本百名山である鳥海山登山に挑んだのですが、生憎、天候に恵まれず泣く泣く下山しました(T_T)。
その記録はこちら👇
 
鳥海山下山後は、取り急ぎ予約していた宿に連絡して早めのチェックインをお願いし、翌日に予定していた鳥海山ジオパーク巡りを少ししてみました。
 
〇にかほエリア
元滝伏流水
約10万年前に流れ出た溶岩流の末端部から滝のように湧き水が絶え間なく流れ出ている場所です。さすが、火山です🌋。実は🌋好きです。はい(。・ω・。)ノ♡。

日本海からの湿った空気の影響で、冬の鳥海山は大雪が積もるそうです。その雪解け水が溶岩層を通り水を通さない地層の上を流れ、その地層が地表に出ている場所のあちこちに湧き水があり、その一か所です。

しかし、かなりの量の湧き水である事や、雪解け水の冷たい水が地表に湧き出し霧が立ち込める光景にびっくりしますが👀、マイナスイオンにとても癒されます。

 
次に秋田県に突入し、道の駅ねむの丘に行きました。
日帰り温泉施設も併設されているとても大きな道の駅です。
 
ここで見れたのは
展望台からの写真で、何だかよく解らないのですが(;^_^A
約2500万年前の鳥海山の山体崩壊崩壊と岩なだれがおこり、小さな丘が点在する地形が出来、そこが湖になったことで、小さな丘は周りが湖になった為小さな島となったそうです。その後、1804年(江戸時代末期)の地震で隆起して湖は無くなり、今では田んぼになっている様です。
本当に田んぼの中に小さな木が生い茂る丘が無数にあります👀。
 
 
写真左に国道6号線が走っており、そこより海側は鳥海山の山体崩れが海に流れ出した場所とのことです。
夕日がきれいに観える場所との事でしたが、この日は天気が悪く夕日は観れませんでした。
 
遊佐エリア
約10万年前に流れ出た溶岩にたくさんの羅漢像が彫られています。
明治時代、吹浦海禅寺の21代和尚が海難事故で亡くなった漁師たちの供養と海上安全を願って掘られたものと伝わっているそうです。
かなりの規模なので実際に見ると圧倒されます。
 
釜磯の海岸噴水
先程の元滝伏流水と原理は同じで、火山である鳥海山の雪解け水、溶岩の層にしみこみ、水を通しにくい層の上を流れて行きます。その、水を通さない層が地上に出ている部分に鳥海山の雪解け水が湧き水として流れ出ます。ここまでは、富士山を始め火山🌋の特徴なのですが、鳥海山の特徴は海の近くの火山であることです。ですので、水を通さない層が地表に出た場所が海岸だったのがこの場所です。

 

お宿からみた夕方にみた鳥海山
雲が晴れることは無かったです(;^_^A。
 
日本海の絶景を観ながら頂く 本日の夕食は👇
 
 
 
生ビール、日本海に乾杯
一杯750円はちとお高い(;^_^A
 
 
お土産購入。
鳥海山を  楽しみました (T_T)
本当は 鳥海山に登りましたが良かった(;^_^A