ケチ子おばさんの空色ハット

山歩き 街道歩き その他お出かけの記録

秩父三十四観音霊場 十番から十九番

 

 

秩父三十四観音霊場の霊場巡りの続きをしてきました。

前回のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

秩父三十四観音霊

秩父三十四観音霊場は1234年(2021年より787年前)室町時代に作られたとも言われています。

江戸時代に入ると、観音霊場巡りは伊勢参りと並ぶ庶民に人気の旅になったと言われます。街道が整備されたこともあり、善行寺参りや成田山新勝寺などへの参拝も盛んに行われて旅行ブームだったともあります。しかし、ひと月以上もかかる旅は費用もかかり裕福でないと難しかったようです。

秩父三十四観音霊場は江戸からほど近い距離にあったこともあり、多くの江戸庶民の観音信仰巡礼の聖地として賑わいました。

秩父方面にドライブすると、宿場町であった場所を観ることが多くあり、宿場があったという事は、街道があり、その道を通る人が多くいた。多くの人々が訪れた秩父霊場巡り。江戸時代は今の様に電車や車もありません。人々は歩いて秩父に向かい、約100㎞ある三十四観音霊場を参拝した。多くの人々が信仰してきた観音様。私も観音様にお参りしよう。歩いてお参りしよう。今回霊場巡りをしようと思ったきっかけでした。

何故、秩父だったのだろうかと思う事もあります。川越でも良かったのではないかとか…。江戸の五街道では甲州街道と中仙道の間にあり、交通の便があり、少し足を延ばして行くという距離でも無かったであろうし…。そもそも、秩父地域は盆地であり四方を山で囲まれていて、何処から行くにも峠を越えなければいけないという、難所と言えば難所だと思います。しかし、人々を引き付ける魅力が秩父にはあったのだろうと思います。

私は結構秩父地域が好きだなぁと思いました。

秩父地域はジオパークだったことを思い出しました。秩父は複雑な断層が重なっていたり、それが観える場所に露出していたり、武甲山石灰岩でできているし。関東平野の奥にある盆地なのですが、地形がとても複雑だったりします。それが結構楽しいです。

交通手段

前回同様、今回も道の駅秩父よりスタートしました。公共交通機関を使うならば秩父駅になります。そして、今回のお寺は町の中心街にもあり、そこを歩く巡礼になりました。秩父観光ですヽ(^。^)ノ。

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道の駅 秩父

秩父三十四観音霊場巡り 十番から十九番

十番 万松山 大慈寺

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お寺と御朱印の写真を撮り忘れました(;^_^A。御朱印は頂きました。

十一番 南石山 常楽寺

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十一面観音が祀られています。

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十二番 仏道山 野坂寺

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仁王門に閻魔大王が祀られているそうですが、気付きませんでした<(_ _)>。

仁王門の正面に祀られていた預かり観音に目が行きました。正面の顔は修理復元されている様ですが、観音様の左側には怒りの顔があり、左側には妬み煩みの顔があり、小面の顔は病による苦しみと。それらをすべて預かってくれる観音様であり、観音様の裏側には慈悲の観音様が祀られていました。

仁王門の片側には、牛が祀られており、反対側には、山の神、風神、雷神が祀られていました。

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十三番 旗下山 慈眼寺

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秩父市街地にほど近い場所にあります。

境内には目薬の木が植えられており、御朱印を頂く人はと目薬の木のお茶を頂けます。はい、私も頂きました<(_ _)>。市街地に近い事もあるのか、参拝者が多いように思いました。

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十四番 長岳山 今宮坊

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秩父市街地より、今宮神社を抜けた先にあります。

 

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十五番 母巣山 少林寺

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少林寺の事が良く解らないです<(_ _)>。

こちらのお坊さんは、少林寺と聞いて想像する独特の服装?和装?をされていました。禅寺の様です…。まだまだ良く解らない事があります(;^_^A。

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十六番 無量山 西光寺

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真言宗豊山派のお寺で、四国八十八か所霊場に祀られている仏様が祀られています。大日如来阿弥陀如来薬師如来、不動菩薩、千手観音、十一面観音、他、まだまだ、仏像を拝見しても仏様が解らいなぁと思いました(;^_^A。

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境内にいた猫ちゃんたち。人慣れしていて可愛かった(*^-^*)。

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十七番 実正山 定林寺

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正方形のお堂の形に惹かれました。

 

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十八番 白道山 神門寺

 

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こちらのお堂も正方形。お堂の周りをまぐることが出来、裏側には観音様と繋がっているという組紐がありました。

 

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十九番 飛淵山 龍谷

 

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大きな岩の上に建てられている言われているお堂です。確かにこのお堂の周りは岩です。何故、こんな大きな岩があるのか。

 

弘法大師がこの地に訪れた際、雨が降らず干ばつが深刻であったと。弘法大師は杖で岩を割り、雨を降らせたという。

 

この岩をよく見ると、細かい石が集まってできているのが解ります。しかし、さざれ石の様に細かい石が多くないように感じます。ここは荒川の浸食で出来た海岸段丘の上に露出した大きな岩盤の上に本堂が建てられているとありました。

 

突然、荒川を見下ろすこの場所にある大きな岩盤を観ると、不思議です(*^-^*)。

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立ち寄った神社

秩父神社

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秩父三社(秩父神社三峯神社宝登山)の一つである秩父神社です。初めて境内に入りましたが、参拝行列が出来ていました。秩父の市街地に鎮座されており、参拝者が多いです。狛犬がとても立派です。

 

秩父今宮神社

秩父神社からほど近い場所にあります。修験道の開祖でもある役小角も祀られています。境内にある大きな木に圧倒されます。

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今回の記録

19番の龍谷寺で、16時となり終了しました。

  • 歩行距離 15.6㎞
  • 歩行時間 5時間41分

昼食とおやつ

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昼食は、秩父市外にあるお蕎麦屋さんで頂きました。

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道の駅ちちぶに戻り、ちちぶの水をマイボトルに汲んで、隣のスーパーで前回とおなじサンドイッチを購入して、国道299号を走って帰宅しました。

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約850円
  • 御朱印代 300円×10=3000円
  • 昼食のお蕎麦 1000円
  • サンドイッチ 214円
  • 合計 5064円

 

 

 

 

 

大洗磯前神社と酒列磯前神社、めんたいパーク

 

 

山が好きになってから、山には神様が祀られていることが多くあり、結構、神社にお参りしているなぁと思いつつ、昨年には秩父三十四観音霊場巡りを始めた事も重なり、神社やお寺には良く足を運ぶようになりました。

 

セミリタイアしてからは平日に休みがあるので、日帰りで大洗に行きたいなと思っていました。おばさんになってから、思う事はなるべく我慢せずに実行しようと考えなおしたこともあり、お正月休みが落ち着いてから行ってきました。

大洗と言えば、水族館やマリンタワー那珂湊漁港のお魚市場など、観光名所でもあり、海鮮三昧を楽しめる場所でもあります。一泊して、ゆっくり観光しながら、アンコウ鍋に海鮮三昧してというのも良いと思います。

しかし、ただいま子供が絶賛大学受験中であり、私がすることは何もないのですが、1人、泊りで遊びに出かけるのはやめておこうと平日日帰りにしました。しかも、高速代をケチって(平日なので(;^_^A)、大洗磯前神社と、酒列磯前神社参拝とかねふくめんたいパークに行先を決めて行ってきました。

大洗磯前神社酒列磯前神社

856年、古事記の神様である大己貴命と小彦名命がこの地の民を救うためにこの地に降り立ったと言われています。古事記の中ではこの二神の神様がセットで登場しているとの事です。856年は平安時代で、天然痘が大きく蔓延していたと言われています。

 

大己貴命大国主神(おおくにぬしのかみ)であり、スサノオの子孫でいなばの白兎を助けたり、出雲の国づくりをした神様で、出雲大社の祭神です。また、大国はだいこくとも読めることで、神仏習合より大黒様とも言われています。

 

小彦名命(すくなひこなのみこと)も古事記に出てくる神様で、大国主命の手のひらに乗る程の小さな神様であり、大国主命と一緒に国づくりをした神様とあります。多様な性質を持っていたとされる少彦名命は医薬・温泉・まじないの神様でもあり、神仏習合では薬師如来と言われているそうです。また、大己貴命が大黒様と言われることに対して、小彦名命は恵比寿様とも言われているそうです。

 

大洗磯前神社酒列磯前神社は兄弟社であり、大洗磯前神社主祭神大己貴命で、配祀神は小彦名命、酒列磯前神社主祭神小彦名命で、配祀神は大己貴命が祀られています。

水戸黄門様である水戸藩二代目藩主の水戸光圀公は1690年(江戸時代初期)神社を造営・起工したとあります。

 

大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)

海近くに祀られているこの神社には、大己貴命と小彦名命が降り立ったと言われている岩礁に鳥居が奉納されています。

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この日は波が高く、太平洋から大きな波が押し寄せられ岩礁で大きく白波を立てていました。海の大きな力を感じます。大きな波を受け止め、何事も無かったように波を消し海水を海に返す岩礁は、自然の大きな力を吸収し、お社や信仰する人間を守ってくれているようにも感じました。1200年前も人間は大きな自然の力をこの地で感じたのではないか。そして、自然の大きな力を目の当たりにして、神々しさを感じて大事に祀ろうとしたのかと思った。

新春初日の出には多くの人が訪れるようです。丁度、海の向こうにサンフラワーが観えました。大洗港から北海道苫小牧港まで就航している様です。

 

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一の鳥居は道路に建てられており、鳥居を車でくぐり駐車場に行きました。写真は二ノ鳥居です。駐車場は二ノ鳥居をの向こうの階段を登った向こうの、神社の境内と同じ高さにあります。階段は91段あります。

 

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随神門と社殿
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三の鳥居からも海がきれいにみえました。

令和3年に奉納されている二宮金次郎像。昔とは違い座って本を読んでいるのが令和らしい。歩きスマフォ禁止の世の中なので仕方がないのか、時代の移り変わりを感じました。

 

酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)

大洗磯前神社と兄弟社である酒列磯前神社は、車で約20分ほどの海近くの丘に祀られています。

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酒列磯前神社

何だか、宝くじ当選祈願を行った事があるそうで、境内にある亀像は金運があるとかないとか…。私は、宝くじを買うのがもったいないと思います。だって、買った分の金額はほとんど戻らないし…。そう言うと、夢を買うんですよと言われたことがありますが、夢はお金で買わないかなぁと、心の中で反論したことがあります(笑)。

 

この神社の鳥居から境内までは木々に囲まれた中を歩いて行きます。海が近く小高い場所に良く樹があり続けることが出来るなぁと思っていまら、樹齢300年を超える物もあるそうで、このような自然林はとても貴重だとありました。参道は石畳できれいに整備されています。

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木々に囲まれた参道と参道脇、鳥居越しに見える海
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社殿と社殿中央にある左甚五郎の彫刻

厳かに鎮座する社殿の中央に左甚五郎作と言われる彫刻があります。左甚五郎は日光東照宮の有名な眠り猫を彫刻したことで有名である、江戸時代初期の伝説的な彫刻職人です。ブドウとリスが彫られていますが、意味は良く解らないようです。ブドウと言えば薬師如来に繋がるので、医薬の意味もあるのかなぁ。再興したのが水戸藩2代目藩主の徳川光圀と3代目綱條。再興された本殿は、日光東照宮の建設時期と同時期のため、装飾が非常に似ています。

 

かねふくめんたいパーク

明太子大好きです。工場見学も大好きで、私にとって大洗と言えば神社と明太子なのです。海鮮三昧も良いですが、今回は時間も無かったのでめんたいパークです(*^-^*)。

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めんたいパークとめんたいソフト360円

相変わらずお昼を食べ損ねてしまい、めんたいパークの巨大おにぎり🍙を食べようかと思ってたのですが、思いのほか大きすぎるので(;^_^A、せっかくだからとめんたいソフトを頂きました。

めんたいソフトはですね。個人の味覚と思うのでなんとも言えませんが、美味しくない事は無いです''`ィ (゚д゚)/。美味しいと言えば美味しいです''`ィ (゚д゚)/。一度食べると話題になって良いかなぁ(*^-^*)。やっぱり明太子は白いご飯が良く会います<(_ _)>。

ソフトにトッピングされている明太子せんべい(👈お土産に買った)との融合が、微妙な味を醸し出しており、早々にせんべいはせんべいの味をソフトなしで美味しく頂きました(;^_^A。次、機会があればめんたい肉まんを食べたいです(*^-^*)。

 

めんたいパークは工場内を見学できるようになっています。平日だったので空いていたのですが、週末などではゆっくり見学できない日もあるようです。トレイに詰められた沢山の明太子を観ると白いご飯と食べたくなります。フードコートで大きなおにぎりが売られている事にも納得できます。

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フードコートのメニューと大きな🍙
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オリジナルグッズと店内の様子

オリジナルグッズ欲しいと思ったのですが、使い道が無いなぁと思い泣く泣く諦めました(T_T)。こういうの好きなんです😭。店内は比較的すいていましたが、お客さんの購買率の高い事にびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!。ケチな私ですら自宅用明太子を買っているのだから当然ですよねぇ(;^_^A。

オリジナルグッズは諦めましたが、オリジナル保冷バックは買っちゃいました(;^_^A。

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タラピヨバック 330円 保冷剤付き

お土産に買った物

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  • 明太子せんべい 1080円
  • 家庭用辛子明太子 1080円
  • 明太からし高菜 510円
  • タラピヨ(保冷)バック 330円
  • 合計 3000円

でした(*^-^*) たまにはね。

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1900円
  • めんたいソフト 360円
  • お土産 3000円
  • 合計 5260円

三ツ峠山 開運山

 

2022年 新しい年を無事に迎えることが出来ました。

新年と言えば、富士山🗻が観たくなるのは日本人あるあるでして、私もその一人です。青空を観るとなおさら富士山が観たくなり、富士山🗻が良く見える山の一つである三ツ峠山の開運山に行きましたヽ(^。^)ノ。

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三つ峠山(開運山)山頂 標高1785m

 

三つ峠

三ツ峠山山梨県にある山で、三つの峰からなる山とあります。三つの峰とは北側の御巣鷹山(1775m)、西側の毛無山(1732m)と、開運山(1785m)の総称ともありますが、開運山を三ツ峠山という事もあるようで、二等三角点は開運山(三ツ峠山)にあります。神鈴峰や仙泉山とも呼ばれているそうです

三ツ峠山(開運山)山頂からは遮るものが無く富士山🗻を眺めることが出来ます。大きく裾を延ばす雄大で美しい姿。麓に広がる街並み。ため息が出るほどの美しさです。

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三つ峠山(開運山)山頂より観る富士山🗻

開運山とは、とても縁起が良い名前だなぁと思い、由来を調べてみましたが、よくわかりませんでした<(_ _)>。たた、山頂直下にある、ロッククライミングで有名な屏風岩はとても雄大で迫力のある岩壁です。

 

修験道の山である三ツ峠山

三ツ峠山奈良時代役小角(役行者)によって開かれたと言われている霊山でしたが、一時衰退し、江戸時代後期(1832年)に善応空胎上人が三ツ峠山(神鈴峰)を再興をされ、参道には沢山の石碑・史跡があります。

達磨石

写真撮り忘れました(;^_^A。三ツ峠山の表参道に向かい林道を進み登山道に入ると高さが1mもあるほどの大きな岩が祀られています。その岩の表面には文字が彫られています。調べると、大日如来を意味するアークという梵字で、修験道の本尊とされているそうです。達磨石が祀られている周辺は出水により一瞬で埋まってしまった経緯があり、幕末期に水難防止の願いを込めて達磨石が建てられたとの事です。

股のぞき

登山道と進んでいくと視界が開け富士山🗻がドンと目の前に現れます。股のぞき。誰もいなかったので、股から覗いてみようかと思いましたがおばさんだしなぁと思い直しました(;^_^A。股から覗かなくても絶景を楽しめます。

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股のぞき

愛染明王

修験道の山では不動明王が祀られいる事が多いように思いますが、同じ明王でも愛染明王が祀られていました。愛染明王は恋愛、縁結び、家庭円満、そして愛が藍になり染物、織物職人の守護仏との事です。

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愛染明王

不二石(ふじいし)

1831年に作成された木版画に記録があるという石。石の前に鳥居が描かれていた事より信仰の対象であったと言われています。現在、鳥居は無いです。また、富士山に形が似ている事で富士石とも言われているそうです。写真の角度では富士山🗻の様に見えない(^_^;)。

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不二石

空胎上人の墓

1832年、空胎上人が三ツ峠山(神鈴峰)に登り、衰退してい修験道の山が再興されたと言われています。そうすると前述の👆不二岩の記録が1831年になっているので、衰退していた期間も何かしらで信仰の山として人々に大切にされてきたのではないかと思います。霊山と言われる山対して人間は、何かしら感じるものがあったのではないだろうかと思う事があります。空胎上人は本宮を再建し参道を整備されたとの事です。三ツ峠山の表参道は山梨県西桂町からの登山道です。

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富士山に向かい建てられている空胎上人の墓

八十八大師

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八十八大師

空胎上人をはじめとする神鈴峰の歴代上人の布教活動により奉納されたとある八十八大師。弘法大師ゆかりの西国八十八か所巡りがなかなか出来ない地方では模倣が造られています。三ツ峠山の八十八大師像は1860年に祀られたと言われているそうです。

八十八大師の最上部の真ん中に惣講中と書かれた台座の上に祀られている大師像を囲むように祀られていますが、八十八大師であるからすべて弘法大師なのかな。

約160年経過している石仏であり、風化は仕方がないのですが、それでも圧倒されるというか、人々の信仰により尊いものであると感じます。

 

八十八躰供養塔

空胎上人は約30年間この地で修業をされた後、1862年に亡くなられています。その2か月後に修善大道浄阿和尚により、空胎上人の供養と信者の安全祈願をこめて建てられたとあります。

この地は、上人や和尚が埋葬されたと言われており、神鈴峯において大切な信仰の場であったとの事です。

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八十八躰供養塔

親不知(おやしらず)

この先は、がれ場となり危険を伴う登山道となる事より登山者の安全を祈願して、1859年に岩に文字が刻まれたとの事です。

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親不知岩

現在は登山道が整備されているので危険を伴う登山道という程ではなく、比較的初心者でも登れる山だと思います。

 

秩父三十四か所御詠歌文字塔

西国三十三か所観音文字塔

坂東三十三か所観音塔

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秩父三十四か所御詠歌文字塔 西国三十三か所観音文字塔

江戸時代より多くの人々の信仰を集めた霊場巡りであり、その文字を刻まれた石碑が奉納されているとの事です。三ツ峠山を登ると、屏風岩付近にも古い石碑が多くみられるので、人々の信仰の深さを感じます。坂東三十三か所観音塔は愛宕尊近くにありました。

 

愛宕

この場所は空胎上人がこの地で修業をする際に、草庵と言われる修行をするための仮小屋とした場所とあります。その入り口に祀られたのが愛宕尊。愛宕というと京都にある愛宕山山頂に祀られる愛宕神社は雷神が祀られており防火の神様として信仰されています。

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愛宕尊 坂東三十三か所観音塔

一字一石供養塔

1835年に空海上人により作られた石塔とあります。空胎上人が神鈴峯を開山する際に小石に経文を写経して地に埋め、その上の石塔が一字一石供養塔。

仏教の信仰修行の一つに写経があります。書物ではなく石に写経することで経文を長く書き留める風習があり、空胎上人の神鈴峯に対する霊山の思いの大きさを感じられます。

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一字一石供養塔

神鈴権現社(みすずごんげんしゃ)

登山道には案内があるのですが、社が良く解らずに登りではスルーしてしまいました(;^_^A。下りの時、登山道より少し入っていくと石の社が祀られていました。

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神鈴権現社

山の神様が祀られていました。

1835年空胎上人が再建されたとあるそうですが詳しくは解らなさそうです。現在の社は1998年に地元の方々により石祠と鳥居が祀られており、三ツ峠山の安泰、五穀豊穣などを祈願する例祭が行われ、地域の方に大切にされている神様です。

 

三ツ峠山 登山

表参道のピストンで登りました。

駐車場

三ツ峠山登山道にある憩いの森駐車場(無料)を利用しました。駐車場にトイレはありますが、水が無いのか手洗い場は無かったよに思います(;^_^A。

登山道

登山道は大変良く整備されています。木で階段も多く作られています。真冬の寒い季節では沢?滝?の水が凍っており、それが橋が架けられている登山道にまで凍り付いている箇所が二か所ありました。

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カチカチに凍っているのでつるつるに滑ります(;^_^A。何とか凍っていない場所を進みましたが、滑ると危険なので場合によっては軽アイゼンが必要かと思います。

屏風岩付近では岩より染み出した水がとても大きなつららになっていました。

山頂では雪が積もっていましたが、滑るような事も無くアイゼンやチェーンスパイクなしでも大丈夫でしたが、冬場は持参する必要はあるようです。私は軽アイゼンを持って行きました。

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山頂と山頂付近

三ツ峠山の山頂からは富士山は勿論、絶景が広がっています。南アルプス方面も良く見えますが、山頂は雲がかかっていました。しかし、ここからの眺めにはうっとりします。私が登った日はお正月二日であった為か、人が思ったより少ないような気がしました。

山頂付近にはNHKと書かれた大きな看板が目に留まります。FMの中継局が設置されているとの事です。

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山歩きの記録はこちら👇

yamap.com

山ご飯と下山後のお楽しみ

何時もと同じですが、寒い季節の山ご飯はうどんの一択です(;^_^A。今回もうどんを美味しく頂き温まりましたヽ(^。^)ノ。

山頂は余り広くないのですが、少し降りた場所にも展望がある広い場所があります。

寒かったにも関わらず、やっぱり下山後にはアイスが食べたくなり、途中のコンビニで購入(*^-^*)。

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富士山の傘雲

今回、初めて富士山の傘雲を観ることが出来ました。以前から見たかったので結構嬉しかったです(*^-^*)。

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富士山に傘雲がかかるとお天気が崩れると言われますが、この日は下山するころには傘雲は流されて山頂が観えるようになっていました。

富士山の傘雲は、西から雲が流されてきて、太平洋側から山頂に周りついていう感じで大きくなっていく事を観て何だか感動。台風はどっち向きだったけ?と思うと、台風と同じ回り方だなぁと気付く。北半球だから?太平洋側の静岡側の方が温かいから?よくわからないですが(*^-^*)。富士山の山頂にかかる傘雲は、とても大きな綿あめが造られていくようにも感じました。そして、自然が造る大変美しい光景でしたヽ(^。^)ノ

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1700円
  • アイス 190円
  • 合計 1890円

 

 

※参考・引用URL

- 西桂町教育委員会 - 西桂町の史跡

【登山用品の話】登山三年目突入… 意外に持っていない物

 

 

明けましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

 

月日が経つのは早いもので、2022年元旦を迎えることが出来ました。

気付けば、私も山歩き3年目に突入です。この2年間の山歩きはどれもみんな楽しかった思い出しかありません。山は大好きです。

 

そこに山があるから…とか、自分探し…とか、そんなことは全く無く、ただ一人で山に行ったらはまってしまいました(笑)。そして、体力にあわせて色々な山に登り、そうこうしているとテント泊登山もしたくなり、お金ないのにいろいろ必要な道具を購入しました(;^_^A。

今では、(スペックを考えると良いものは沢山あるので)なんとなくですが、テント泊登山できる山道具は一応そろっています。ですが、名前の通りケチな性分ですので(笑)、ハイスペックな物が欲しいと思うけれど、何だか、もったいないと思うのか、自分が本当に必要だと思っていないのか、何気に購入していない物もあります。

それに加え、面倒くさがりな面も併せ持っており苦笑、物が多くては準備片付けや管理が面倒に感じます。あると便利な物でも、無くても良い物があり、それらは使うのが面倒に感じる時があります。心の中で「私には無くても良いかな」と、つぶやいています(;^_^A。

登山用品は何かとお高い事もあるのですが、欲しいなぁと思いつつ何だかそのままになっています。

意外に持っていない物

ナルゲンボトル

未だに100均のマイボトルを使っています。意外に落としても割れた事が無く、丈夫なので助かっています。一回山に行くのに2本は持参しています。

容量が500mlであり、少し量が足りないと思う時がしばしばあります。出来れば750mlの物が欲しいなぁと思っています。ナルゲンボトルはそこそこのお値段ですが、金額自体は手が届く値なので、そのうち購入しようと思うのですがずるずると買っていないものの一つです(;^_^A。

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初めて山歩きした頃から使っている100均のマイボトル

椅子

椅子も持っていません。代わりではありませんが、荷物にならないレジャーシートは毎回持参します。軽くて荷物にならなくて、広げればプライベートスペースを確保できるレジャーシートは最強アイテムです(^_^)v。私の休憩時のスタイルは、ベンチがあれば使わせて頂くこともありますが、レジャーシートにべたすわりで、靴を脱いでいることが多いです。リラックス全開ですヽ(^。^)ノ。山では全くの平地でない事がほとんどなので、傾斜を上手く使ってすわれば結構収まりも良いです。

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子供のお下がりのポケモンのレジャーシートがおばさんらしい
日光男体山山頂

チタンマグ(シェラカップ)

山に行くとマグカップは必要な時が多いです。コーヒーやお茶は勿論、テント泊の時にはお味噌汁を入れたりもします。

私が使っているのは100均のプラカップで、初めてテント泊に行った時にカップが無いと不便だと思い購入した物です。洗面所で歯磨きの時に使っていても不思議が無いかなと(;^_^A。

色が鮮やかな赤なのですが、これが意外にも写真映りが良いです。しかし、山で温かいものを入れるとすぐに冷めてしまうので、出来ればチタンのダブルマグが欲しいなぁと思っています。これも、別に100均のプラカップでも問題なく使っていますが、欲しいなぁと思いながら買っていない物の一つです。

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意外に写真写りが良い100均の赤いカップ

山専ボトル

私は、サーモス製品が大好きで、水筒やランチジャー、スープジャーと色々なサイズで持っています(;^_^A。なので、普通のステンレスボトルの水筒はあるので、寒い冬場は温かい飲み物をそれぞれのサイズの水筒に分けて(お茶は500ml、コーヒーは200ml等)入れて持って行くので、これも無くてもなんとかなっているのです。しかし、山専ボトルは普通のステンレスボトルよりも保温力がよいのです。お湯を沸かすだけの為にバーナーとコッヘルを持って行くには荷物が増えるので、熱いお湯を持参できる山専ボトルは価値があります。私は、山でカップラーメンを食べることはあまりありませんが、コーヒーを淹れられることはとても魅力があります。寒い季節に温かいものは何気に嬉しい物です。これも、欲しいなぁと思っており、いつか買うのだろうなと思っています(*^-^*)。

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使い込んだステンレスボトルを愛用し続けています。

スタッフバック

これも、100均の巾着タイプの袋を使っています(笑)。テント泊は時々していますが、一泊しかしたことが無いです。利便性は当然劣りますが、1泊だと100均でも何とかなっています。今後、2泊以上のテント泊登山をする時が来れば、防水のスタッフバックは購入しようと思っています。

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登山用手袋

夏場は無印良品で購入した軍手(100円位)、寒いときは100均の手袋。もっと寒い場所に行くときは、子供がスキーに行くときに買った手袋を使っています(;^_^A。夏場の低山等、寒くない普段の登山ならこれで十分で使いやすく、コストもかからずに良いなぁと思っています。

しかし、寒い季節に濡れると大変なので、防水手袋の必要を感じています。山は寒いので、濡れると乾かないし、氷点下では凍るので凍傷の危険が高くなります。濡れないように細心の注意が必要だと痛感しています。

ゲイター

ゲイターは使った事が無いので何とも言えませんが、便利という記事もあるし、お値段もそんなに高い物ではないので、買っても良いかなと思い続けている物の一つです。雪山に行く機会があればその時に購入しようかな。

スペックの良いレインウェア

夏でも冬でもレインウエアは必ず持参していますし、私が一枚上に何かを着る時の第一選択肢はレインウエアです。雨にも風にも対応できるので、レインウエア最強です。今使っているレインウエアでも困ったことが無いので使っていますが、スペックが良いレインウエアが欲しいなと思うのは、私も例外ではありません(*^-^*)。でも、お値段がお高く、さすがに3万円以上はまだ手が出ていません(;^_^A

登山用腕時計

チープカシオを使っています(;^_^A。

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本格的な登山用の時計やスマートウォッチも良いなぁと思いますが、今は現実的に思っていないかな。チープカシオは最低限の時計機能はあるのでおばさんには問題なしです。

 

ニット帽

ニット帽欲しいです。しかし、自分が気に入るものが見つからない事もあるのですが、私、ウルトラニット帽が似合わないのです(T_T)。どうしたらこんなになるのと思うくらい似合わない_| ̄|○。それでも氷点下の山歩きをする時はニット帽は温かくて良いので、セブンイレブンで買った1000円の黒いニット帽を愛用しています。ニット帽が似合う小顔に借りたかったと思う、おばさんです。

買ったけれど使っていない物

防水ソフトシェル

一番初めに山歩きをしようとしたときに購入したのが登山用のズボンと防水のソフトシェルと帽子でした。その後、何回かはソフトシェルも使いましたが、山を登ればとても暑いので、すぐに脱いでザックにしまってしまいます。雨が降った時にも対応できると思い、防水を買いましたが、雨が降ればレインウエアを着ます。そうすると、着る事はほとんどないと気が付きました(;^_^A。すべてレインウエアで賄えてしまいます(;^_^A。

私にとってお高かったソフトシェル(諭吉様1人以上しました(;^_^A)は、現在ジョギングの時に使っていますので、無駄にはなりませんでしたが…。デザインもシンプルなので、普段着にも着ています(*^-^*)。低山や里山などのハイキングがメインの方には良いのかなぁと思っています。レインコートもおしゃれになっていますが、ソフトシェルのほうが親しみやすいし、使いやすいし、デザインも良いし。

余談ですが、某低い山で下山途中に雨が降り出した時、近くにいた方がザックから傘を出して、傘をさして手に持ち下山したのを観て、登山道が危なくなければこれもありなのかと思った事があり、私にとって衝撃的な光景でもありました(;^_^A。

あると便利だと思う物

登山用テーブル

あれば便利。でも、出し入れは結構面倒(;^_^A。意外に荷物になる。という感じで、使っていないわけではないですが、無くてもなんとかなるかな。

実は、登山用テーブルを買うのにかなり悩みました。理由は上記に加えてお値段でした。登山用の物を買えばそこそこお値段がいります。そんな中、リーズナブルな価格で軽いプラ製品?のようなものもあります。こちらで良いかもともさんざん悩み、結局登山用の商品を購入しました。購入した登山用のテーブルには満足しています。

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ただ、意外に面倒なのです(;^_^A。日帰りでは荷物の量を気にしていないので持ってくことが多いのですが、出したり片づけたりが結構面倒。

テント泊の時は荷物になっても持って行っています。テント場に着いたら、ゆっくり過ごすので、テーブルはあると便利です。翌日の撤収するときまで出しっぱなしで良いし、軽いからさっと場所移動できるし。ゆっくりしている時はテーブルがある方が食事も美味しく感じるかも( *´艸`)。

 

ストック

元々、ストックは使わない派です。あったら便利な時もありますが、無いと困る時はと考えると…。凍った登山道を歩くときや、軽アイゼンを着けて歩くときかな。

テント泊の重い荷物を背負っての登りでは、ストックがある方が歩きやすいです。なので、テント泊の時には荷物になっても持参しています。手に持てなくなる時に、重いザックを下ろしてストックを畳んで収納するのは面倒だなぁと、やっぱり、何時も思うのですが、テント泊の時は仕方がないかな。

ストックを購入してから日帰り登山も何回かしましたが、持って行っても使う事がないかな。使っても良いけれど、ストックを出したり、使った後に手に持つのが邪魔になり収納するのが面倒だなぁと思うと、そのまま使わないでも良いかと思ってしまうズボラな私です(;^_^A。

 

買い直したコッヘル

私はコッヘルを二つ持っています。その事のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

初めに買ったコッヘルに樹脂加工が無く、フライパンとして使えなかった事と、ご飯を炊いた時に失敗して焦げ付いた事もあり、ほとんど同じ大きさで樹脂加工のあるコッヘルを購入しました(;^_^A。

購入すると嬉しくて、山で無駄に?魚肉ソーセージを炒めて食べたりもしましたが、

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よく使うのは最初に買った普通のコッヘルです(;^_^A。これで十分なのかなと。炊飯は何度か炊いているとコツをつかむので焦げ付かすことは無くなり、それなりにご飯が炊けるようになりました。そして、フライパンを使うような料理をする事ってあるようでない事にも気付きました。しかし、山で焼肉だって食べられると思えることも大事かもしれないと自分で自分を納得させています(;^_^A。

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ウインナーと目玉焼きもフライパンなしで食べられない事はない(;^_^A

2022年、今年もいろんな山に行きたいと思っています。

もっともっと、自分の心が嬉しいと感じる体験をしたいです。

さんざん、道具の事を書いておきながら、道具は二の次?的な表現になってしまいましたが、道具も大事。自分に必要な物を便利に使って、快適な時間を過ごす。大事な事ヽ(^。^)ノ。

伊香保露天風呂 (群馬県渋川市)

 

 

私は温泉が好きで、時々温泉に行っています。

 

一般的に温泉を楽しむには、温泉旅館に泊まって、美味しい食事を頂き、温泉に入ってゆっくり非日常を味わうというプランになることが多いのでしょうが、1人で気軽に出かける私は日帰り温泉もちょこちょこ出かけています。

blogに温泉の事を書いていたかなぁと思いましたが、そんなに書いていなかった事に気付きました(;^_^A。一言で温泉旅館や日帰り温泉と言っても色々な施設があるので、その時の気分で書かなかったのか、ちょこっと出かけてしまうからなのか。

私の温泉の楽しみ方は、温泉旅館に泊まる事や旅館の食事に舌鼓というよりは、山奥で人が少なくひっそりしていて、自然の中のワイルドな感じの露天風呂に浸かる事。泊まるか日帰りかはそんなに気にしていません。しかし、なかなかそのようなワイルドな温泉が無いなぁと思っています。

 

グーグルマップが好きで、ぼーっと見ていることが多いのですが(笑)、私が好きな山奥のワイルドな温泉のような場所を見つけたので早速出かけました。出かけたのは群馬県渋川市にある人気の伊香保温泉にある伊香保露天風呂です。かなり私の好みの温泉でしたヽ(^。^)ノ。

 

伊香保温泉

有名な温泉の一つであり、人気温泉ランキングでは常に上位にランキングしている温泉街です。場所は群馬県渋川市にあり、都心からのアクセスが良く、泉質が良いことも人気がある理由だと思います。

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伊香保温泉石段街

伊香保温泉と言えば石段街周辺にお店や温泉宿が立ち並び、365段の石段を登った先に伊香保神社が祀られています。日帰り温泉では石段街に石段の湯(大人1人410円)があり、立ち寄るには便利な日帰り温泉で、私も以前に利用したことがあります。ここも伊香保温泉特徴である黄色みのある温泉、黄金の湯(硫酸塩泉)なのですが、内湯のみなのと、場所がら人が多いという印象です。

伊香保露天風呂

源泉近くに露天風呂がある温泉ってないかなと思いながらグーグルマップを観ていると、みつけました👀。伊香保露天風呂です。

伊香保温泉の石段を登った先の伊香保神社から先に進んだその先に、伊香保温泉の源泉が湧いている場所があり、そこに露天風呂があります。

12月末で、大寒波がやってきている週末の日曜で、群馬県も大雪になりそうな天気予報が出ていましたが、伊香保温泉ならまだ大丈夫かと思い出かけました。

東京都心でも日中最高気温が10度に届かない日で、群馬県に向かい北上するとだんだん気温が下がり渋川市に着くころには小雪がちらちらと舞い始めました。伊香保温泉に着くころには氷点下となり、マイナス3度での露天風呂となりました(*^-^*)。お湯につかるまでが寒い(*_*)。

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伊香保露天風呂 写真はお借りしました<(_ _)>

写真では普通の露天風呂の様に見えるのですが、そんなことはありません(笑)。真冬では問題ないですが、夏場ではアブ等の虫さんとの格闘が必要だと張り紙があり、多分そうだよなぁと納得する程で、かなりワイルドなのにびっくりします👀。そして、この感じは私好みでありますヽ(^。^)ノ。山奥のひっそりした場所にあり、周りには木が生い茂り、更衣室は掘っ立て小屋(👈失礼な表現<(_ _)>)の様で、ドアも窓ガラスも無く暖簾やカーテンがあるだけ。グーグルマップの口コミを観ましたが、混浴ではないよねぇと思う程のワイルドさがあります。実際は男女別であり、鍵付きのロッカーも一応あります。

二つに分かれているお湯は熱めのお湯とぬるめの湯です。この日は本当に寒かったのでまず熱めの湯で温まり、ぬるめの湯でゆっくりと温泉を楽しみました。源泉であるこの露天風呂では体を洗う事はせず、ゆっくりとお湯を楽しむようになっています。タオルを持って入りますが使う事は無く頭の上にのせたり、浴槽の淵に置いたりして、少し濡れてしまったら、後に凍っているし、少し濡れた髪も凍っているという寒さで、そんな事も楽しめました。ゆっくりお風呂に浸かって温まるので、温まってしまえば寒くはありませんでした(*^-^*)。

山奥の温泉、そして源泉かけ流し。ぼーっとしてずっと浸かっていられます(*^-^*)。きれいな施設も良いけれど、温泉旅館も良いけれど、私が一番好きなのはこういう温泉だなぁ。お湯が良い、自然の中、静か。ヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノ。

伊香保温泉 源泉

伊香保温泉の源泉噴出部に作られているので、お湯は勿論、伊香保温泉の源泉かけ流しです。黄金の湯(硫酸塩泉)の伊香保の湯は金属のようなにおいがします。

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伊香保温泉 噴出口

伊香保温泉は飲めるようで、伊香保温泉露天風呂に行く途中に飲泉場所があります。

Googlemapの口コミを観ると、「日本一まずい飲泉」、「錆びたお湯」等の内容であり、どんな味なのかと私も飲んでみました。はい、口コミ通りの味でした<(_ _)>。飲める温泉は結構珍しいので、口コミを観てはいましたが、少し持って帰りたいなと2リットルのボトルを持参しましたが、素直に持って帰るのは辞退しました<(_ _)>。隣にある水は口直しの為にあるのかとも思いましたが、せっかくボトルを持ってきていたのでこちらを汲んで帰りました(笑)

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伊香保温泉 飲泉所

伊香保温泉露天風呂 アクセス

伊香保温泉露天風呂は有名な伊香保温泉街を抜けたその先にあります。車で行くと石段の前を通り過ぎ、少し進んだ先にある駐車場に車を停められます。ここから河鹿橋を渡り、少し(5分程)歩いた先に伊香保露天風呂があります。

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渋川市営河鹿橋駐車場(無料 トイレあり)と河鹿橋

バスなどでは、伊香保石段街を抜けて、伊香保神社を抜けた先で河鹿橋に着きます。

 

都内から伊香保温泉に行くには関越道練馬ICから渋川伊香保ICまでを走ると高速道路だけで1時間強なのでとても便利なのですが、気になる高速料金は、片道で普通車3150円(軽自動車2590円)。休日割引で普通車2590円(軽自動車2090円)です。

頑張って一般道を走る方法もありますが、片道約130㎞、所要時間は3時間強でした(;^_^A。

 

使ったお金💰

  • 入浴料 450円
  • ガソリン代 約1700円
  • 高速料金 2090円(軽自動車 休日割引) 
  • 合計 4240円

行きは国道17号をひたすら走りました(;^_^A。帰りは高速道路を走りお金💰で楽をしました(笑)。温泉♨に入るだけと思うとお高い?(;^_^A。

おまけ 走り屋の聖地?

渋川市伊香保温泉、榛名山は「イニシャルD」の舞台でもあり、走り屋の聖地とも言われています(笑)。街中にはイニシャルDが描かれたバスが走っていますし、観光地には旗もあります。

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伊香保露天風呂の建物とイニシャルD

渋川伊香保観光協会のHPには👇のイラストもあり、ぐんまちゃんまでいるし( *´艸`)。

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渋川伊香保観光協会HPより

左上が伊香保石段街、左下が今回行った伊香保露天風呂、右が河鹿橋かな(笑)。登場人物も結構良い感じです(*^-^*)。

 

私が訪れた日帰り温泉一覧はこちら👇

kechico.hatenablog.com

冬のテント泊登山は寒い⛄

 

 

初めての冬のテント泊登山を甲武信ヶ岳でしました。その時、まさかの雪中テント泊になったのは想定外でしたが、天候なので仕方がありません(^_^;)。

冬の登山は寒いので気を付けなければいけないと思うポイントがありますが、寒いだけでなく雪が積もれば雪対策もしなければならなくなります。

冬登山は、昨年に日帰りですが日光白根山に登ったことがあり、寒さ、風、汗の危険な事や対策等を知ることが出来ました。

その時のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

日光白根山に登った時もかなりの寒さを経験しましたが、日帰り登山でした。そして、山の経験も少ないので、一度冬の山を経験したと言ってもそんなに大きな事を言えることは全くないです。

 

甲武信ヶ岳に登山する前日まで天気予報を確認したり、小屋に電話をして天候を伺い、少し前に降った雪は解けているけれど、夜間はマイナス7-8度まで下がる事を教えて頂いたり、私にしては、かなり慎重になっていました。

お世話になった甲武信小屋は甲武信ヶ岳山頂近くにある山小屋で、標高は2350m程の場所にあります。2000mを超えるテント場だなぁと思い、寒さの覚悟はしていたつもりでした。

小屋の方は登山者に寒さ対策を十分してくるようにと、かなり心配される気持ちが伝わる対応をしてくれました。シェラフはスリーシーズン用の物では難しい事や、テントもシングルウォールでは無理という話など…。

甲武信ヶ岳日本百名山でもあり多くの人が登る山である反面、奥秩父山塊の山奥にあり、積雪はもちろんの事、天候の不安定さに加え、冬季には冬山・雪山の難しさがあるのだろうと感じました。

実は前年の同季節に甲武信ケ岳に登りたく、冬用のシェラフを始め冬装備を購入したのですが、コロナ渦の影響もありテント場の予約が取れず残念しました。

寒いのは苦手なのですが、それでも甲武信ヶ岳に登りたくて、今年(2021年)、小屋の営業が終わる最後の週末に出かけました。

 

 

冬装備をして山に登った

普通にテント泊装備で山に登るのでも大変なのですが、それに加え冬装備となればさらに荷物は増えて重くなります。しかし、自然の中に行くので万全の装備をしないと危険なので、必要だと思うものはすべて持って行きました。結果、荷物は増えましたが、それが出来ないならば冬のテント泊をすること自体を考えることも必要かもしれません。

実際、私が登った日は雪が積もるテント場で、私の他数名がテント泊をされていましたが、その中の一組は日が落ちた後、テントを撤収し小屋泊に変更されましたし、他にも、小屋の方に小屋泊に変更できるかを聞いている人もいました。それくらい、冬で、標高2000mを超えるテント泊には不安を感じます。

 

そして、冬に山に登ると一言で言っても同じ山は無く、標高も違えば天気も違う。積雪量だって同じではありません。気温も違うので、これだけの装備を持って行けば大丈夫という保証はないと思いました。今回、私が使った装備があれば冬の山を安全に楽しめるという保証は全くないと思います。

そう考えると、山のプロでもない私が装備や技術を語ることなどもってのほかであり、返って危険かもしれないと気付きました。山に関しては山のプロにお任せするのが一番です。

 

冬山の過ごし方

当日は山梨県西沢渓谷より徳ちゃん新道で甲武信ヶ岳に向かいました。徳ちゃん新道は結構な急登で、テント泊装備を背負っているとかなりきついです(;^_^A。日が短い時期で16時30分頃には日没なので15時までにテント場に到着するようにして14時半には到着。受付等済ませ、テントを張るのですがとにかく寒いです。

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積雪の中でのテント泊

シェラフから出られない(T_T)

テントに入り、まずは温かいコーヒーを入れて飲み、持参したダウンジャケットとダウンパンツ、フリースは勿論すべてを着こんで(笑)冬用のシェラフに頭まですっぽり潜り込みました。持ってきていた使い捨てカイロで手先を温めますが、全く温まりません(;^_^A。

そうこうしていると日が落ち始めます。寒すぎて温まるどころではないなぁと気付きましたが、何とか外に出られる位にはなったので、テントより出てトイレに行きました。甲武信小屋のトイレには石油ストーブが炊かれてあり、凍り付くような寒さではない事にホットしました。

小屋から埼玉方面を眺めた時の日没後の景色はとても綺麗でした。

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甲武信小屋からの景色

凍ることが出来る物すべてが凍る

テントに戻り再度シェラフに潜り込みつつ、少し荷物の整理をしました。小屋で買ったビールがキンキンに冷えているのは良いとして…。あれ、凍っている👀。

考えてみると普通の事なのですが、氷点下の中では凍るのです。ボトルに入っているお茶、小屋でくんできたプラティパスの水は勿論、周りから凍ってきています。登るときに使ったネックウォーマー、口元の吐いた息がかかった部分が湿っていてカチカチに凍っている。

よく考えると、テント泊なので暖をとれるようなストーブはあるはずがない事に気付く。そう言えば何かで読んだことを思い出す。凍らないようにシェラフの中に入れると。使い捨てカイロの温かさで凍ってしまったネックウオーマーを溶かし、水分をタオルで拭きシェラフの中に入れる。勿論、タオルも手袋もシェラフの中に入れる。これで凍る心配はない。

その後、ザックの中身に凍るものが無いかを確認しすべて出して空にした。登山用品店の店員さんが教えてくれた話「寒ければシェラフの足元をザックの中に入れる」を思い出したから。そして、そのザックとシェラフの間に水やお茶を入れた。初めはシェラフのなかに入れようかと思いましたが凍り始めた冷たい水やお茶で自分の体が冷やされない方が良いと考えたから。お水とお茶はそれで何とか朝までそれ以上凍ることはありませんでした。

 

温かい食べ物で温まる

寒い中で温まるには、温かい物に頼る。夕飯はご飯を炊いて、持参した野菜とお肉でお鍋にして頂きました。ビール🍺を呑みながらのお鍋は結構美味しいです(*^^*)。

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夕食はご飯を炊いて野菜と豚肉のお鍋を食べました

そして身体がとても温まりました。これは必須だと思います。冬のテント泊で暖を取るには温かい食べ物ヽ(^。^)ノ。温かい食べ物に勝るものは無いとしみじみ有難さを感じました<(_ _)>。

私の持っているバーナーはシングルバーナーなので、鍋を煮ながら食べるのは、鍋ごとひっくり返しそうで結構気を使いながら頂きました。持参したカット野菜に豚肉、出しはめんつゆでしたが美味しくて、お代わりし二杯分を食べました(笑)。

野菜でお腹がいっぱいになってしまい、ご飯は少ししか食べなかったのですが、そのままウトウト寝てしまいました。そうしたら、お腹が空いて夜中に目が覚めてしまい👀、残ったご飯とお鍋のスープ、勿論凍りかけていましたが(;^_^A、何と水分を少量足して夜食におじやを食べました。卵も入れると結構おいしいヽ(^。^)ノ。

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夜食( *´艸`)

美味しくおじやを頂き、体も温まりそのまま朝まで眠れました。夜中から明け方にかけては風が強く吹いていましたが、そんなに緊張感はありませんでした。

 

持って行って良かった物と持って行けば良かった物

持って行って良かった物

使い捨てカイロ

出掛ける準備をしていた時にたまたま目について持って行ったのですが、これは良かったです。寒い冬のテント泊では暖を取るものが無いので、唯一の温まるものでとても助かりました。

スープの素

私は山に行くときにフリーズドライの味噌汁やうどんスープの素を持って行く事があります。この日は、深夜にお腹が空いておじやを食べましたが、粉末のうどんスープを持って行っていました。寒い所に行くときは飲み物やスープになるものがあると心も体も温まるとしみじみ思いました。

ニットの帽子とネックウォーマー

山では行動中には結構身体は温まるものですが、予想を超える寒さもあることを学びました(;^_^A。

レインコート

雪が降る中での登山。街中で降る雪の様に人の温かさで溶けるような事はないので濡れることが無いのは助かりましたが、やはり、フードのついているレインコートを着て雪を払い、自分が雪だるま⛄にならないように(笑)、防寒することも大事でした。

持って行けば良かった物

ステンレスボトル

これは、すっかり忘れてしまいました。氷点下の世界では水が凍るので、凍らないようにステンレスボトルを持って行く事が大事だと反省しました。

速乾性のタオル(今回は必要なかった)

私がもたもたしたこともあるのですが、雪が降る中でテントの設営すると、どうしてもテントの中に雪が入ってしまいました。雪が解けると濡れるなぁとかなり心配しました。雪が解けて水になり、シェラフが濡れてしまうと危険だなぁと。シェラフカバーは使っていますが、もし雪が解けた時には普通のタオルを使うかな。濡れたタオルが凍ってしまった時には仕方ないと思っていました。

結果は、寒すぎてテントの中に入り込んだ雪が解けることはありませんでした。良かったのか悪かったのか、それくらい寒かったです。

ナルゲンボトル

実はまだナルゲンボトルを購入していません(笑)。山に行くときに持って行くのは100均で購入したマイボトルです。

ナルゲンボトルを持って行けば良かったと思うのは、ナルゲンボトルは耐熱性があるので湯たんぽとして使えるからです。100均のマイボトルでも熱すぎないお湯を入れれば使えないわけではないと思いますが、耐熱仕様のナルゲンボトルがあれば心強かったと思います。

低温やけどの危険があるので使うには十分注意が必要です。寒すぎて血流が悪くなり凍傷になりかけている場合や、糖尿病等で末しょう神経障害がある人にはお勧めできないです。

 

寒いのは苦手ですが、空気の澄んだ冬の山は好きです

今後、雪山に行くかと言えば余り考えてないですが、機会があれば行きたいと思う気持ちはあります。やはり、冬山は難しいです(;^_^A。今回は積雪量が多くなく、道迷いの心配はありませんでしたが、積雪で登山道が解らなくなっている山に登るには知識と技術が必要だと思っています。

しかし、冬の山には冬でなければ経験できない素晴らしい景色が広がっているのだろうなと思っています。

【登山用品の話】コッヘル(クッカー)とバーナー

 

寒い季節になれば、温かいものが美味しく感じます。

山歩きなど、自然の中に行くと、温かい山ご飯が美味しいとしみじみ思う物です。はい。

 

山歩きを始め、その勢いでテント泊登山もしているのですが、山で食べる食事はとても美味しいです。

最近では、山ご飯という言葉も定着し、山歩きや登山と食事の美味しさはセットの様になってきています。それと共に、テント泊登山だけでなく、日帰り登山や山歩きでも、山で調理をして食事を楽しむ人が増えてきています。

先日、埼玉県にある飯能アルプスに行った時、多峯主山(標高271m)のテーブルとベンチで4名ほどが自宅で使うようなカセットコンロとアルミのお鍋を使ってワインを飲みながら鍋料理を楽しまれていました。

勿論、その方々の写真はありませんが、低山で体力もそんなに必要が無い山であれば、自宅で使っているカセットコンロやお鍋、ピクニック用の食器などがあれば手軽に山ご飯が楽しめると、食事をされている方々を観て思いました。

コロナ渦で、アウトドアというか、青空の下で色々な事を楽しむ人が多くなった事もあり、山も同様に人が多くなったような気がしています。私もその一人ですけれど(;^_^A。

目的に応じて道具を揃える

低山で、みんなと楽しむ食事であれば参加者で分けて持てば何とか運べるのですが、標高のある山や、宿泊を伴う山であれば、道具や材料も考える必要が出てきます。山道具はお高い事もあるので、自分の目的に合った物をよく考えて購入する事も大事です。

 

コッヘル(クッカー)

クッカー(コッヘル)とは山用のお鍋兼食器です。一言でコッヘルと言っても色々な形や大きさがあります。ネットを観ていると用途別に分けられた解かりやすい表がありましたのでお借りしました👇。

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クッカーと表 (ネットよりお借りしました)

私が持っているクッカー(コッヘル)はこちら👇

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平型と深型のセット 殆ど同じ大きさの物を二つ持っています(;^_^A

私は日帰り登山を楽しみ始めていた頃の山ご飯はおにぎり🍙とお弁当でした。山歩きではとてもお腹が空くので、山で調理するよりもおにぎりや🍙やお弁当のほうがすぐに食べられるからで、山で調理する事にはあまり関心がありませんでした。

しかし、登山を楽しみ始めた時にテント泊登山がしたくなりました。テント泊登山をすれば山で調理して山ご飯を食べる事になるので、コッヘルとバーナーを購入し山ご飯をしました。そのblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

私はご飯が大好きなので、山でもご飯が食べたいのです。ですので、炊飯が出来るクッカーが欲しいと思いました。そして、収納性があり多用途に使える物が良いと考えました。

炊飯が出来るクッカーと言えばメスティンを思います。山でもメスティンで炊飯している人も良く見かけますし、私の様に平型と深型セットのクッカーで炊飯している人はほとんどいないのではないかと思っています。メスティンも良いと思うのですが、道具が増えると荷物が増えるのです。日帰り登山では持ってく荷物は結構適当で、忘れ物が無ければ良いと思うのですが、テント泊になると荷物は考えます。ですので何事にも使える万能タイプであり、ガス缶(OD缶)とバーナーがすっぽり収納できる物が欲しいと思いました。

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OD缶(ガス缶)を逆さにしてその上にバーナーを乗せるとすっぽり収まる

 

私が持っているクッカーは上👆の表の食べたいメニューに使えるか?

コーヒーやスープ 湯沸かし

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蓋を兼ねている平型で湯沸かししてカフェオレを飲んだ (谷川岳にて)

湯沸かしは全く問題ないです。湯沸かしだけならジェットボイルも良いと思います。(今は欲しいと思っていませんけれど…。) 日帰り登山ならばステンレスボトルで飲み物を持って行くのも良いのではないかと思っています。山専ボトルは保温力が良いと言われており、カップラーメンも可能とあります(*^-^*)。私のクッカーで湯沸かしは可能ですが、湯沸かしのみで持って行くには少し考えるかな。熱い湯だけを用意するならば山専ボトルが便利かな。

 

袋ラーメン 煮る・茹でる

私の持っているクッカーに袋麺は入らないので、二つに割って無理やり入れます笑。

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初めて作った山ご飯は袋ラーメンでした(奥多摩 御前山)

袋麺は茹で上がるまで箸でかき混ぜると麺に傷がつき味が落ちると言われます。袋麺を一番おいしく食べたい!と思うならば角型のコッヘルをお勧めしますが、深型でも作れないわけでは無いです(;^_^A。

 

目玉焼きや焼肉 焼く・炒める

テント泊登山をした時の朝ごはんに、目玉焼き🍳やウインナーを焼いて食べたいと思ったのです。はい。なので、私は同じようなクッカーを二つ持っています(;^_^A。

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モンベルは小鍋が便利 コールマンはフライパンに使える

私が持っている殆ど同じサイズのクッカーの違いは、モンベルのは樹脂加工が無く、蓋と兼用の小鍋は少し深みがあり、お値段はリーズナブルです。もう一つのコールマンのは蓋はモンベルに比べて少し浅いのですが、樹脂加工されておりフライパンとして使えるので、卵やウインナーを焼けますヽ(^。^)ノ

コールマンの深型のクッカーも樹脂加工されているので焦げ付かず、炊飯時の焦げも無いので使い勝手が良いです。しかし、お値段は少しお高いです(;^_^A。

モンベルの小鍋で、油をひいて卵を焼こうとしましたが、山用のバーナーは結構火が強い事もあり、修行が必要です(;^_^A。結構難しく私は諦めました。しかし、モンベルのクッカーで(焼肉は無理ですが(;^_^A)卵とウインナーを美味しく食べる方法はありますヽ(^。^)ノ👇。

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ご飯を炊いた時、火から下ろす直前に卵とウインナーを入れる

これ、卵の火加減が難しいですが結構おいしいですヽ(^。^)ノ。

ご飯 炊飯

平型・深型セットのクッカーでの炊飯は、少しコツが要りますがご飯は炊けますヽ(^。^)ノ。メスティンのように火加減お任せの様にはならず、ほぼ付きっ切りでの炊飯になりますが慣れれば大丈夫です。標高が高い場所で気圧が低くても調節しながら炊飯できます(*^。^*)。

テント泊登山の際は毎回ご飯を炊いています。しかし、この平型と深型セットのクッカーで炊飯すると平型が蓋になるので、蒸らしている間に平型が使えない事を不便に感じました。何か、蓋の代わりになるものは無いかと色々試行錯誤した結果、今はアルミホイルを使っています。私は、山に行くときにアルミホイルに包んだおにぎりを持って行くのでそのアルミホイルをクシャクシャにしないでとっておきます。そして、ご飯を火から下ろす直前にアルミホイルを蓋にしてコッヘルを覆い、少し火を入れてからタオルに包んで蒸らしています。それで何とかなっているかな。ご飯を蒸らしている間には、平型でお湯を沸かしてスープを作ったり、レトルト食品を平型にあけて温めたり、樹脂加工の物であれば卵を焼いたりしています。

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甲斐駒ヶ岳テント場での朝食 フリーズドライのお味噌汁と卵を焼いた

 

燃料とバーナー

登山用のバーナーの燃料は主に二種類あり、家庭で使う卓上カセットコンロのガス缶(CD缶)と丸いガス缶(OD缶)があります。

家庭用カセットコンロでも使うCD缶は100円ショップでも売られている程でお値段リーズナブルです。しかし、標高が高く気温が低い場所では使えない物もあります。(登山用に作られている物もあります)

OD缶は寒冷地に対応している物があるので、これを使っていますが1缶600円程いります。お高いですが、思うより結構長く使える気がしていますが…。そして、クッカーの中にすっぽり収まるので、山ではこちらを便利に使っています。

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CD缶と分離型バーナー (写真はネットよりお借りしました)

バーナーはガス缶に取り付けて使います。一体型のシングルバーナーと、分離型のバーナーがあります。当然、分離型の方がクッカーの安定感があります。

私の様に一人登山をするのであればシングルタイプが便利だと思いますが、ガス缶直結なので、クッカーを置く位置が高くなるので滑り落ちないように注意が必要です。山では平らな場所を作ってガス缶を置くように気を付けて、調理し終わったらガス管の上に置かないようにしています。しかし、鍋料理の時だけは火にかけたまま食べるのでかなり注意します。

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鍋料理を食べるときは要注意 食べるときは必ずコッヘルを手に持つ (甲武信ヶ岳)

 

自分が美味しいと思う山ご飯を楽しむ

山で食べるとご飯は美味しい

山ご飯は美味しい。はい、山で食べるご飯はとても美味しいのです。それは、山を楽しむ人々の同じ意見だと思う。山で調理する山ご飯はツールの一つであり、それでないといけない場面もありますが、そうでなく、持参した物を山で食べることもあります。

山で食べるご飯は美味しいから

山で調理できる道具を、自分にとって必要な用途に合わせて購入した今でも、私は山で調理することも好きですし、持参したお弁当を食べることも好きです。

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ランチジャーで持参する温かいお弁当も美味しい
夏の暑い季節はスープジャーの冷たいうどん弁当も美味しい

冬の寒い季節にはお弁当は冷えてしまうのですが、私は日常でランチジャーを使っているので、寒い冬山でも何とか温かいご飯を食べることが出来ます。

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氷点下の寒さの日光白根山 
ランチジャーで持参したお弁当も食べ終わる頃には冷えるほど寒かった

日帰りでは、やっぱりお弁当が良いと思うのですが、冬の寒い季節は温かいうどんも捨てがたい(*^-^*)。冬の日帰り山歩きでは山でうどんを煮て、美味しくうどんを頂いています。

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冬の寒い季節 山で食べるうどんはとても温まり美味しい。

山ご飯とお弁当では荷物の違いはある?

はい、あります(*^-^*)。私は山で調理する方が荷物は多くなります。

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コッヘルと保温ジャーのお弁当箱はサイズが変わらない

コッヘルの中にガス缶とバーナーは入っていますが、食材や調味料などは別に持参するので、山で調理する方が荷物は多くなります。

日帰りでは荷物が増えてもそんなに気にならないので、自分が食べたいと思う物を持って行くようにしています。荷物が多くても、冬の寒い季節に山で食べるうどんはとても美味しいですし温まります(*^-^*)。

 

最後に気になる二つのコッヘル

ほとんど同じようなコッヘルを購入してしまい、ケチな私は何だかなぁと思う事も無い訳ではないのです(;^_^A。ん~、最初から樹脂加工されたコッヘルを買えば良かったのではないかと思った事もあります。しかし、樹脂加工のコッヘルを購入した後も、最初に買ったコッヘルも使っています。

良いじゃないか、と思う事にしよう。使わないでお蔵入りはもったいないけれど、使うならばもったいなくない。

山で調理して食べたいと思うメニューに応じて便利に使えば良い。美味しいご飯を食べることは心が嬉しいと思う事。

二つ目のコッヘルを購入した理由は、山ご飯の失敗…でした(;^_^A

二つ目のコッヘルを購入したのは、山ご飯の失敗でした。今では何とか山ご飯を楽しめるようになってきましたが、当時は調理経験のないコッヘルやバーナーを使い、標高の高い山で作る山ご飯は、何度も失敗しました。

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焦げ付いたコッヘルと、炒めるのに便利な樹脂加工のコッヘル

深型のコッヘルは炊飯で失敗し、中型のコッヘルは焦げついてはいませんが、卵を焼いて失敗しました。その頃には、焦げ付かないコッヘルが欲しいなぁと思い、もう一つコッヘルを購入しました。今でもフライパンとして使うならば樹脂加工がされているコッヘルはとても便利です。

余談ですが、その他にも、コッヘルが滑り落ちで中身(その時はお湯)をすべてこぼしたり、忘れ物をして、お昼が食べられず、予定変更して下山したり、大事に至らない失敗もしました(;^_^A。

自分の技術を補ってくれる道具

道具は、自身の技術不足を補ってくれるものだなぁと。

それが良いのか悪いのかと考えると、道具があって当然の世の中なのか、そうでないのかという事なのかなぁと思う。と、同時に、自分の技術を補ってくれる道具が無いときに、自分の技術で乗り切れるか。と思うきっかけになった。道具を便利に使うことも良い事だし、自分自身に技術があることはとても大事な事で、それを取得したいと思っています(*^-^*)

失敗もしているけれど、失敗を反省し、自分が失敗する事を受け止めて、同じ失敗はしないようにしたい。想定できる失敗にも注意し、起こった事に対応できる能力を身に付けられれば良いなぁと思います(*^-^*)。

 

秩父三十四観音霊場 二番から九番

 

 

先日、ふと霊場巡りをしたいなぁと思い立ち、秩父三十四観音霊場の一番目のお寺に行き、専用の御朱印帳(納経帖)を購入し、御朱印を頂きました。

kechico.hatenablog.com

この日は、思い立っただけだったので、霊場巡りをするにはもう少し調べないとと思い、これだけでした(;^_^A。無鉄砲な性格ですが、たまに慎重になる時もあります。

秩父三十四観音霊場巡り

日本百観音霊場は西国三十三観音霊場坂東三十三観音霊場、そして、秩父三十四観音霊場を合わせていうそうです。近畿地方にある西国観音霊場も、関東にある坂東観音霊場も霊場があるお寺が結構広範囲にありますが、秩父三十四観音霊場は比較的まとまってあり、全行程も約100㎞とありました。

都内にすんでいるので秩父はそんなに遠くないので日帰りで出かけることが出来ます。何回か日帰りで秩父に出かけると三十四観音霊場は歩いて回れることが出来るだろうと、基本は歩いて霊場巡りをしようと考えました。

 

秩父三十四観音霊

1234年(2021年より787年前)室町時代に作られたとも言われています。

江戸時代に入ると、観音霊場巡りは伊勢参りと並ぶ庶民に人気の旅になったと言われます。しかし、ひと月以上もかかる旅は費用もかかり裕福でないといく事が難しかったと。秩父三十四観音霊場は江戸からほど近い距離にあったこともあり、多くの江戸庶民の観音信仰巡礼の聖地として賑わいを見せたとの事です。

秩父方面にドライブすると、宿場町であった場所を観ることが多くあり、宿場があったという事は、街道があり、その道を通る人が多くいたと思います。何故、人々は秩父に行ったのかと思う事がありました。秩父霊場巡りであったのではないかと思った事が、今回霊場巡りをしようと思ったきっかけでした。

何故、秩父だったのだろうかと思う事もあります。川越でも良かったのではないかとか…。江戸の五街道では甲州街道と中仙道の間にあり、交通の便があり、少し足を延ばして行くという距離でも無かったであろうし…。そもそも、秩父地域は盆地であり四方を山で囲まれていて、何処から行くにも峠を越えなければいけないという、難所と言えば難所だと思います。しかし、人々を引き付ける魅力が秩父にはあったのだろうと思います。

 

交通手段

私は出かける時は車でいきます。霊場横瀬町に始まり、秩父市内に多くあります。この辺りを巡るには、秩父駅にほど近い道の駅ちちぶを拠点としようと考えました。公共交通機関を使われるのであれば秩父駅になります。

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そして、霊場巡りは基本歩いて廻ろうと計画しました。そうすると、ここからの距離が遠くなるのは30番から34番の様です。時間をかければ歩いて回れなくなさそうなので、歩いて回ろうかなぁと思っていますが、まずは回り始めてみて、距離感や自分の体力と歩く速さを知ろうと思いました。

霊場の多くは駐車場もトイレも完備されていることが多く、バイクでも車でも回ることが出来ます。巡礼コースは時折車が通れない道もありますが、回り道をすれば大丈夫です。歩いて巡礼するにも地図が頂けますし、道には標識も設置されており、そんなに迷う事も無く安心して回ることが出来ます。道しるべは石にかかれているものも多く残っており、古くから人々が歩いて来た道であると感じます。

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秩父三十四観音霊場巡り 二番~八番

二番 大棚山 真福寺

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真福寺は標高370m程の山の上に建てられています。ちょこっとした山歩きをしてお参りします。

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秩父の美しい山並みが観えます。

御朱印は麓にある光明寺で頂きました。

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御朱印帳の右側は前のお寺の歌が書かれています。見開きでは無かった(;^_^A。

 

三番 岩本山 常泉寺

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石仏と蓮池、向こうに見える観音堂が美しい光景です。

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四番 高谷山 金昌寺

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境内には石仏が沢山祀られており、石仏だらけです。全部で1319体との事。

ここの見どころは👇

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本当に不整合です👀。実はこういう地形を観るのが好きです(。・ω・。)ノ♡。

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五番 小川山 語歌堂

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御朱印は近くにある長興寺で頂きます。

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武甲山に向かって歩きます。武甲山日本二百名山でもあります。

武甲山を眺めながら気持ちの良い道を歩きます。

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六番 向陽山 卜雲寺

六番 卜雲寺と七番 法長寺は、順番を変えて回りました。そのほうが効率がよさそうでしたので(;^_^A。

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七番 青苔山 法長寺

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今年ももう終わりそうですが干支の牛🐄

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八番 清泰山 西善寺

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九番 明星山 明智

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今回の記録

9番の明智寺で終了しました。ここからは西武横瀬駅が近いのですが、車をおいているので道の駅ちちぶまで歩いて戻りました。

  • 歩行距離 20.7㎞
  • 歩行時間 5時間47分

詳しい記録はこちら👇

yamap.com

道の駅ちちぶまで戻り、お腹が空いたのでスーパーの焼き立てパンコーナーでサンドウィッチを購入して食べました。美味しいヽ(^。^)ノ

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使ったお金💰

  • ガソリン代 約950円
  • サンドウィッチ 214円
  • 御朱印料 300円×8 2400円
  • 合計 3564円

甲武信ヶ岳

 

昨年の今頃に行きたいと思った「甲武信ヶ岳」。

秩父山域にある甲武信ヶ岳は、山深いので11月末になれば寒いだろうなぁと昨年の今頃も思いました。冬用の装備一式もなんとか揃えましたが、予約が取れず残念した昨年でした。

今年(2021年)になり、ゴールデンウイークを過ぎた6月、テント泊の予約がとれました。シャクナゲの花が満開になる季節です。当日の天気予報は良くなかったのですが、重いテント泊装備で登山道を登り始めました。しかし、悪天候の為甲武信小屋にて下山_| ̄|○。まさかのテント泊装備で日帰りでした。

私の中では三度目で、やっと甲武信ヶ岳に登れました。

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甲武信ヶ岳 山頂の碑



 

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳奥秩父山塊にあり、文字通り、甲(甲斐国:山梨県)、武(武蔵国:埼玉県)、信(信濃国:長野県)の県境にある標高2460mの山です。山の事を色々知り始めていた頃、埼玉県の最高峰はどこだろうと調べた事があり、まさかの甲武信ヶ岳のお隣の三宝山であることを知りました。三宝山は、標高2483.6mであり、確かに甲武信ヶ岳より23.6m高く、三角点も三宝山にあるとの事。しかし、三宝山日本百名山にも、日本二百名山にも、三百名山にもなっていない埼玉県最高峰の山なのです。

各県の最高峰が百名山や二百名山、三百名山にになっている訳ではないのです。しかし、日本百名山の著者(深田久弥氏)が、甲武信ヶ岳日本百名山に選んだ理由は何なんだろうかと思い、山に登ってみれば何かが解るかもと思いました。

 

甲武信ヶ岳に登る

甲武信ヶ岳への登山ルートは前回と同じ「西沢渓谷 徳ちゃん新道」で登ることにしました。西沢渓谷入り口にある道の駅みとみで標高は1100mあり、甲武信ヶ岳までは累積標高で約1500mをのぼります。甲武信小屋までは一度登っており、結構な急登であり大変だったことを忘れた訳ではありませんが、やっぱり、同じこのコースで登りたいと思いました。前回と同じテント泊登山の重い荷物になり、それに加えて思い冬装備となりましたが、何とか登ることが出来てホットしました。

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徳ちゃん新道

今回は、11月いっぱいで小屋が閉まる最後の週末に登ったこともあり、電話で予約した時から「寒いので冬装備で来てください」と教えて頂きました。シェラフもスリーシーズン用では無理ですよとの事。

シェラフは今年(2021年)10月初めに「甲斐駒ヶ岳」に登った際に冬用の物をすでに使っていたので、同じ冬用を用意しました。それに加え、ダウンジャケットにダウンパンツ、ホッカイロも持って行きました。テントはダブルウォールの物を使っているのでそれで大丈夫でした。

そんなこんなで冬装備の重いザックを背負って向かった甲武信小屋はまさかの雪⛄。登る途中で降りだした雪は山小屋に着くころにはすっかり積もっており、まさかの雪中テント泊になりました。寒い(*_*)。

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積雪の中 甲武信小屋でテント泊

持っていった冬装備を駆使して、食事は温かいものを食べ、シェラフに潜り込み雪が降り続き、深夜には風も吹いていた寒い一夜を凍死することなく(笑)過ごすことが出来ました(;^_^A。水は勿論の事、濡れた手袋や自分の呼吸に含まれた水分を含んだネックウォーマーも凍り付く寒さでした。

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極寒の寒さの中では温かい鍋料理で温まる

翌日は山頂に登頂後、朝食をしっかりと食べてから、雁坂嶺、雁坂峠に向かい道の駅みとみに下山しました。甲武信ヶ岳より続く奥秩父山塊の稜線からは富士山がとてもきれいに観えました。

 

甲武信ヶ岳登山で行きたい場所

登山は、山頂に登るのが大きな目標の一つなのですが、甲武信ヶ岳は私にとってそれ以外にも行きたい場所があり、とても魅力のある山です。

 

千曲川、荒川、笛吹川の源流

以前、甲武信ヶ岳から奥秩父の稜線で繋がっている「笠取山」に登った際に多摩川源流に行ったことがありました。

その時のblogはこちら👇

kechico.hatenablog.com

笠取山の山頂付近に「小さな分水嶺」があり、分水嶺を境にしてこの辺りに降った雨はそれぞれに「荒川」、「多摩川」、「富士川(笛吹川)」に流れていく事を知りました。空から降った雨雫(水)は、重力に従って流れていくのは当然と思えば当然なのですが、何だか山って凄い、自然って素晴らしいと思いました。「小さな分水嶺」に立ち、空から降る雨を眺め、山の稜線で一人で感動しました。

そして、甲武信ヶ岳を調べていると、千曲川、荒川、笛吹川の水源でもあることを知りました。ぜひ、水源にも行きたいと思いました。

日本百名山の中にもこの水源の事が書かれています。著者の深田久弥氏が「甲武信ヶ岳」を日本百名山に選んだ理由の一つは三つの川の源流で、山頂が分水嶺である事に魅力を感じたのではないかと勝手に思っています(;^_^A。

今回、やっと「甲武信ヶ岳」に登れましたが、当日はかなりの冷え込みたっだこともあり、山頂からの景色をゆっくり眺めることも出来ず、源流にも行けなかったので、今度は無理せずに温かい季節に再度登ろうと思っています。

 

日本三大峠雁坂峠

甲武信ヶ岳から稜線上に南に行くと、日本三大峠の一つである「雁坂峠」に行けます。この雁坂峠・雁坂嶺も是非行きたいと思っていた場所の一つでした。二日目は早朝は冷え込みましたが、晴天に恵まれた事もあり、絶景の稜線歩きを楽しむことが出来ました。

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雁坂峠と富士山

雁坂峠は、埼玉県秩父から山梨県に抜ける唯一の道路で、現在は有料の雁坂トンネルで抜けることが出来ます。私はドライブも結構好きで数年前に初めて雁坂トンネルを通った時に(とってもお高い通行料金でもあったので)興味を持ち色々調べた事がありました。

埼玉県秩父地域は盆地でどこに行くにも峠を越さなければならない地形とあります。その中で雁坂道は「開かずの国道」とまで言われたそうで、雁坂トンネル開通は1998年(平成10年)開通されていて、今年2021年よりわずか23年前なのです。それまで埼玉秩父地域より山梨県には車で行くことが出来なかった。雁坂トンネル開通までは、国道140号は登山道に設定されており、雁坂峠にある雁坂小屋を通っており、小屋のトイレが国道140号の上に立っており、国道トイレと呼ばれたそうです。

又、雁坂峠古事記にも日本武尊が超えた記載があったり、武田信玄が整備されたともあります。そして、秩父大滝地域に住む人々が養蚕の繭を山梨県塩山に大正時代まで運んだと言われ、何十キロもの荷物を背負い峠を越えるのは大変であっただろうと。古くから人々が通った道でもありその道を歩いてみたいなぁと思っています。今回は雁坂嶺を超えて雁坂峠に行きましたが、旧街道ではなさそうなので、再度チャレンジしたいと思っています。

www.fruits.jp

 

三宝山

埼玉県最高峰の三宝山甲武信ヶ岳の隣の山でその間は約30分程とあります。せっかくなので、埼玉県最高峰にも行きたいと思っています。

毛木平より登るコースにして、千曲川源流、三宝山甲武信ヶ岳、十文字峠と歩いてみたいです。

 

甲武信ヶ岳を含む奥秩父山塊

奥秩父山塊はかなり大きくどっしりとしており、日本百名山の山もたくさんあります。日本の山と言えば北アルプス(飛騨山脈)、南アルプス(赤石山脈)、中央アルプス(木曽山脈)を思い浮かべる事が多いです。

日本の高い山の100位までの山は北アルプス52、と南アルプス31、中央アルプス(木曽山脈)9、八ヶ岳5で、日本の高い山100位までの97座が、この4か所の山脈にあります。残り3座は、独立峰の「1位:富士山」と「14位:御岳山3067m」、「90位:白山2702m(両白山地)」が加わっています。100位以下は、この4ヶ所の山脈の山が続く中に奥秩父山塊の山が入り始めてきます。日本アルプス八ヶ岳の山々は山脈の形をしています。奥秩父山塊も日本の山の中では2500mを超す山もあり、高さもあると共に山脈でなく山塊である事は山深い事が特徴と思います。歴史のある山、信仰の山も数多くあり、とても魅力的な山域だと思います。

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奥秩父山塊稜線からの絶景

山歩きのデータはこちら👇

yamap.com

 

使ったお金💰

  • ガソリン代 約2000円
  • テント泊 1000円
  • 飲料 1000円
  • アイス 140円
  • 合計 4140円

寒くなった。でも年内にもう一度テント泊登山がしたい

11月に入っても暖かい日が続いている秋でしたが、先日の雨の日を境に急に寒くなった。

寒い。実は寒いのは苦手です(;^_^A。

でも、冬は嫌いではありません。

寒いのは苦手なのですが、冬は空気が澄むので結構好きです。

 

今年の8月より始めた休みの日限定のジョギングもなんだかんだで続いており、寒くなってからも寒い中を走っています。走っているとだんだん温かくなり今でも少し汗ばみます。

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ようやく都内も紅葉が見ごろになってきました。東京都は都の木が銀杏ですので銀杏の木が沢山あり、私がジョギングしている公園の中にも銀杏並木があります。銀杏の木と言えばぎんなんがつきもので、想像通り銀杏の木の下にはぎんなんが落ちてあり時々踏んづけています汗。

 

そんなこんなで、冬が来たなぁと思うのですが年内にもう一度テント泊登山がしたいなぁと思っています。

山小屋に予約の電話を入れると、10月末に降った雪は解けたとのことですが山はすでに冬であり冬装備で来てください。と、念を押されました。そうですよね。はい、冬用の装備で向かいます。寒いのは苦手なので(;^_^A。

実は昨年の今頃にもその山に登りたいなぁと思い冬装備を何とかそろえたのですが、11月末で営業を終了する山小屋で、コロナの影響もありテント泊の予約が取れずに残念しました。今年は何とか予約は取れましたが、先日の雨の影響で雪が降っていないかと心配しましたが、何とか積雪はなさそうなのでホットしています。

山の南側の尾根道からのコースに決めた。食事は何を持って行こうかな。寒いから温まるものが良いなぁ。

少しづつテンションが上がってきた。

おばさんになれば 自分が楽しい時間を持とう

気が付いた時にはおばさんと言われる年齢になっていました。

思えば仕事に子育てに主婦業に。毎日慌ただしい生活を送ってきました。そして子供が高校卒業しました。まだ学生を続けますが子供はもう自分で色々な判断が出来る年になっていました。無事にここまで来れた事には感謝の気持ちしかありません。私の中での子育ては卒業した。

子育て卒業と同時に自分の時間が持てるようになった。

これまで頑張った自分にご褒美がもらえたように、私は自分の時間を持つことが出来た。この時間をどう使うか

 

自分の時間は 自分の為に使う

おばさんになるまでよく頑張ったと自分を誉めよう。そしてご褒美のように得られた時間は自分が楽しいと感じるように使おう

 

その頃、私は登山を始めていました。私の登山は一人で登るソロのみ。1人でいる事の良さを知ることが出来た。すっかり山が大好きになっていた私はふと思った。いつまで山に登れるのだろうか。おばさんになって得られた自分の時間はいつまで続くか解らない。確実に老いが迫ってくる。

 

登山家の中には70代、80代の元気な方もいるかもしれない。私も、もしかしたら70代になっても山に登っているかもしれない。しかし、おばさんになった今日この頃思うのは、老いに伴う変化であり、結構実感してしまっている。目は老眼になり、頭には白髪。老眼はコンタクトレンズを使い、白髪は定期的に染めてごまかしている。しかし、おばさんになるまで生きた私の体は確実に老化している。

 

人生80年ともいわれる世の中であり、元気にされている人が多くいることも事実。判断能力があり、運動機能も低下無く歩いたり登山出来たり、美味しくご飯が食べられるのであれば、長生きすることも良いと思う。しかし、自分自身はいつまで自分で判断能力を持って生きられるのかを考えた時に、70歳まで出来るだろうかと考えた。

 

今は特に生活習慣病も無く、元々足腰も丈夫なのでそんなに心配はないと思われるタイプですが、人間何事もなく、なんて保障は無いなぁと思っています。いつ癌になるかもしれないし、難病になるかもしれないし、事故にあう事もあるかもしれない。そんなもしもの事を言っていれば何も出来ないと思われそうですが、それを反対に考えました。

 

今、したいことをする そして今を楽しんだら良い

 

もしもの事を理由にするのではなく、自分自身が楽しんでも良いじゃないか。

これまで仕事に子育てに主婦業、頑張ってきてようやく卒業した。これから先、したいことが出来る時間がどれくらいあるかはわからないけれど、おばさんでは20年程ではないか。50歳なら70歳、55歳なら75歳。20年なんてあっという間だ。今から20年前を思うとつい先日の事の様に思い、若い頃でなくおばさんには一年が短く感じるので、おそらくあっという間に20年なんて過ぎるであろうと思う。そして、もし病気に罹ったり、事故やケガなどに合えば自分が楽しめる時間が短くなるだけだと気付く。短くなることはあるかもしれない。(長くなることには期待しない方が良い。結果的に長くなれば、自分へのご褒美と思おう。)

あっという間であったと言って、したいことをしないでいるのも自分。

あっという間であると思い、したいことを実行するのも自分。

どちらにするのかは自分次第。

 

人それぞれ、色々なしたいことがあると思う。それで良いじゃないか。

その人がしたい事はその人にとってとても大切な事。

 

私がしたいことは

私の心が嬉しいと感じる事

目で見るものに美しいと思い、風の音や鳥の声、好きな音楽を聴いたり、大好きな山や森の匂いを感じ、自然の日差しを受け、暑さ寒さで四季を感じ、自分が美味しいと思うご飯を食べる。

五感が嬉しいと感じる事

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私は登山に加えて、五街道歩きにも挑戦している。五街道歩きはここ最近行けていないが、積極的に計画をしていかないと、あっという間に月日が経ちそうだ。

そして、霊場巡りもしてみようと始めた。

いろいろ、欲張りすぎかなとも思う。

でも、欲張ってもよいじゃないか。自分が楽しければそれでよい。自分の心が嬉しいと感じればそれでよい。いつまで(何歳まで)自分のしたい事が出来るかは誰にもわからない。それなら、出来るときにしたい事をしておく方がよい。そう思っている。

秩父三十四観音霊場と狛🐺犬探し城峰神社、道の駅万葉の里

思い立った時が吉日

秋の青空が広がる日に、支度して出かけました

霊場巡りをしたいと思った

ふと、霊場巡りが頭に浮かんだ。霊場巡りと言えば西国八十八か所の弘法大師霊場に行ってみたいけれど、都内に住んでいる私には四国は遠い。江戸時代には、四国までは遠くなかなか行けないという人々の願いがあり、御府内八十八か所といい四国八十八か所霊場のうつしが開かれているけれど、行くならば四国の八十八か所に行きたい。

四国八十八か所は仕事を辞めてからゆっくり行こうか。

そう思っていると、百観音霊場に目が留まった。

西国三十三か所、坂東三十三か所、秩父三十四か所で合計百観音となっています。

観音様(観音菩薩)は阿弥陀如来の慈悲の現れとされ「すべての人を必ず絶対の幸福に救う」という阿弥陀如来の本願を求める人を守る菩薩とあります。

慈悲とは「仏の心」であり、抜苦与楽(苦しみを取り除いて楽しみを与える)とありますが、何せ仏教の教えですのでかなり奥が深い話であり、凡人で煩悩だらけの私には本来の意味を理解できることは大変難しい。しかし、霊場巡りをしてみて少しでもその言葉の意味を理解出来れば自分にとって良い事ではないかと思いました。

西国三十三か所は遠いので、こちらも仕事を完全リタイアしたら行きたいなと思いますが、坂東三十三か所は頑張れば行けるなぁと。そして、秩父は三十四か所ありますが、総距離で100㎞程との事。3日か4日あれば歩いて回れそうだなぁと思い、早速一番目のお寺に行ってきました。

 

秩父三十四観音霊場の一番目のお寺四萬部寺

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四萬部寺 秩父市栃谷

今回は一番目のお寺「四萬部寺」にお参りして御朱印帳を購入して御朱印を頂くのみ。

御本尊は六観音の内の聖観音様。

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秩父三十四観音霊場納経帖

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四萬部寺御朱印

この先は地図とにらめっこしながら自分のペースでゆっくりと回りたいと思っています。

 

道の駅万葉の里

四萬部寺御朱印を頂いた後は、狛🐺犬探しに行こうとして、少し遠回りになりますが、Googlemapで目に留まった道の駅万葉の里に寄りました。

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神流川沿いに沿ってあり、休憩できるテラスも完備。ゆっくりできそうな場所です。中には食堂もあり、お店では地元の野菜や特産品も販売されており梅干し(300円)を購入。

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かなり小粒なのですが、結構おいしいヽ(^。^)ノ。お弁当に2粒入れてお昼に美味しく食べています。

城峰神社 狛🐺犬探し

道の駅万葉の里から狛🐺犬が祀られている城峰神社に向かいます。Googlemapでナビしていましたが、本線であるR462号から神流湖を渡り、景色が良いので愛車のS子さんの写真を撮る。

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しかし、この先は落石で通行止め(T_T)。

引き返して再度R462号に戻り何とか城峰神社に到着。

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日本武尊に由来しており、大口真神が祀られており、お犬様のご守護にて災難・厄が消除されると言われている。又、眷属であるお犬様をお借りすることで災難消除を行うと、畑は豊穣、養蚕も多量に収穫でき、商売繁盛、安産などのご利益があるとの事。

本殿前に一対の狛🐺犬が祀られていましたが古くから大切にされてきたように感じます。

そして、神社の奥宮までは登山道を約30分間と書かれており👀。登山道30分は奥宮に参拝できるなぁと思い、参拝口より登りましたヽ(^。^)ノ。

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奥宮までは結構急な山道です。登山をしている私で登り約25分かかりましたので、結構大変な山道です。登り初めの本社のある場所で標高約500m、奥宮のある山頂は732mで、標高差約230mを登りました。

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城峰神社奥宮

無事に参拝させて頂きました<(_ _)>。

参拝後はもう少し足を延ばして神流町にある日帰り温泉に行こうと思っていましたが、時間が遅くなったので諦めて自宅に帰りました。

使ったお金💰

  • ガソリン代 約1700円
  • 御朱印帳 2000円
  • 御朱印代 300円
  • 合計   4000円

 

 

【登山用品の話】レインウエア

登山用品の三種の神器の一つであるレインウエアの話。

 

※もし、これから山を始める方で、アルプス3000m峰で縦走したいというのが目標であれば透湿性に優れているゴアテックス素材の物を購入することをお勧めします。

 

先日日光男体山に行ってきました。

早朝に日光に着き山々を観ると、なんと山頂に雲がかかっているではありませんかΣ(・ω・ノ)ノ!。かろうじて男体山山頂は雲がかかっていませんでしたが、上空の雲は流れるかもしれない。雲の中は視界が悪くなるだけで済むか、雨風に見舞われるか。やはり、山の天気は読めないものである。レインウエアを持っていて良かった。

 

登山とレインウエア

登山用のレインウエアと言えばゴアテックスで作られているものが良いとされています。ゴアテックスのレインウエアは結構お高い商品です。

そろそろアルプスの山に挑戦し始めているので、ゴアテックスのレインウエアを購入しようと思っていますが、実はまだ購入していません(;^_^A。

 

今、私が使っているレインウエアはお値段で1万円程のもので、造った会社独自の加工がされているものです。最近ではゴアテックスを使っていなくてPB商品の物や、独自開発の素材で作られたレインウエアもあります。

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雨は降っていませんが防寒の為に来ているレインウエア

ソロ山歩きをしている私は、当初、登山に関しての知識が無かったのでネットや本で色々調べました。山歩きの道具はどれも結構お値段がかかります。初心者で、どんな山に登れるようになるのかが解らなかった事もありますが、とりあえず三種の神器は持っていないといけないかなと思って購入したレインウエアです。

山と一言で言っても色々な山があり、同じ山でも季節や天候で難易度が変わるので一言では何とも言えないなぁと。それが山だと最近ではしみじみと思います。本当に山を登るだけの様ですが登山は難しいです。

登山で、山頂での景色を楽しむことは楽しみでもあります。山に行くときは出来るだけお天気が良い日を狙いますが、山は天気予報通りに登山日和にならない事もあるので、レインウエアは必ず持参したほうが良いと思います。

登山を始めたころは必要性を理解出来ていなかった

登山を始めたころは、ただ山にいるのが楽しくて奥多摩の山にほぼ毎週登っていました。その頃、レインウエアは持って行っていましたが使う事はほとんどなくザックの奥にしまっていました。登山はとても体力を使うので大量の汗をかきます。真夏では暑いので雨が降っても体が冷えるどころか天然のシャワーのように気持ちよく感じる時もありました。

しかし、夏が終わり暑さが収まってきたころに気付きました。山は風が強い。尾根歩きや山頂では勿論、森林の中でさえでもまともに風を受ける時があります。風を受けると体温が奪われて寒い。汗で体が濡れているとさらに体が冷やされる。濡れる・風に気を付けないと危険だと知りました。

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暴風雨、視界も悪く途中で撤退した鳥海山

雨具だけでなく防寒に使える

レインウエアにはよくお世話になります。というのはレインウエアは水が入らないように様々工夫がされているので防寒にも風が入る隙間が無いので丁度良いのです。雪山は行っていませんが、冬の時期、風が強く吹く山は風で体温を奪われます。そして体が濡れていればもっと冷やされてしまい低体温症で命の危険があります。汗等で濡れないようにする必要もあります。

登山では荷物を厳選する必要があるので、最近では一番上にレインウエアを着るようにしています。寒いときはその下にフリースを着ることもあります。そして行動の運動量に合わせて衣類を調節しながら登山を楽しんでいます。

ゴアテックス素材の物を使った事が無いので何とも言えませんが、この商品も透湿性がそれなりにあるので汗をかかない程度に行動量を調節すれば今のところ蒸れなく快適に使えています。

しかし、色々な人の記事を拝見していると、ゴアテックス素材を使用したらとても快適とあるので、私の様に一度買った物は買い替えることになるので、思い切って最初から購入することも検討することも良いと思います。

レインウエアは必須

雨や風から自分の身を守る。自分の命を守るレインウエア。

初めは命を守るレインウエアと聞いても意味が理解できませんでした。日常ではレインウエアは雨に濡れないようにするものであり、命を守るという大げさというか、そんな状況になることはほとんどないからです。

山では違いました。夏の暑い季節は別としても、山では標高が高いので気温は低いですし当然風も場所によってはまともに受けます。特に稜線で風に吹かれるとかなりきついです。そんな時のレインウエアは雨風からの防護服です。命を守る防護服。

山では町のように雨が降ったから傘を買うなんてことは到底できませんし、傘は役に立たないですしコンビニのレインコートでは山の雨風を防ぐことは出来ません。自然の中に行くという事は何回か行く中で解っていく事なので、初心者も最低限の装備と細心の注意が必要だと思います。

レインコートを持参することが面倒だとか荷物になる等思わずに、持っていく事をお勧めします。突然雨が降ってきたら持っていて良かったと思い、突然風が強くなってきたら防寒具として使えて良かったと思う。使わなかったら使わないでお天気が恵まれて良かった。そう思うようにしてレインウエアは必ず持参します。

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防寒の為に来ているレインウエア

 

日光旅行 旅の記録と使ったお金

突然、思い立ったように出かけた日光旅行

行きたいと思っていた男体山の登山、奥宮参拝も無事に出来ました。

出掛ける前

連日仕事で、心が疲れ切っていました(;^_^A。しかし、行きたいと思っていた日光男体山は今年(2021年)は11月11日で閉山される事を知り、何とかお天気が良い日で滑り込みで行けないものかと、天気予報とにらめっこしていました。

仕事の日は朝早く帰りも遅いし、とにかく心が疲れてしまい、帰宅してもぐったりしてしまい色々な事をする気力はありません。

しかし、何せ一人旅は気楽な物で他人に伺う事も無く、相談する事も無く、自分で決めればよいのでとても楽です。

 

一日目は早朝に自宅を出発して(高速道路の深夜料金狙い)登山口駐車場に行く。その後どうしようかと考えますが何せ頭も疲れている時はそんなに良い案が出る訳もなくです。はい。

日光でお宿を探しますがなかなかこれというところが見つからず…。それではと、二日目にどこに行こうかと考えました。日光を散策するのも良いですがそうすると日光でお宿を探さなくなるので残念しました。日光近くでまだ行っていない関心がある場所と思うと「足尾銅山」を思い出しました。そうすると、日光市内より少し離れ足尾にお宿をとることも出来ると思い探してみると、足尾のお宿って選ぶほどないと解かり、取り急ぎ国民宿舎を見つけたのでそこに予約をしました。国民宿舎にしてはお値段高めだなぁと思いましたが、他を探す気力もなく、ま、良いかと。

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国民宿舎かじか荘

今回はとても疲れていたので、お宿ではゆっくりして、温泉に浸かって、ゆっくりチェックアウトして、足尾銅山を観光して都内の自宅に戻ろうと思っていました。

一日目 日光男体山登山

早朝、男体山登山口程近くの駐車場に車を停めて男体山に登りました。

男体山登山の記事はこちら👇

男体山を下山した後車でお宿にむかいました。この時期は日が短く日光市内を出るころには真っ暗でした。国道122号を走り、そこからお宿に向かいましたが、まぁなんという山道でしょうか(笑)。どんどん山の方へ向かったその先にお宿がありました。本当に山の中だなぁと思いチェックインすると、「登山の方ですか?」と聞かれ、「はい、男体山に登ってきました」と答えると、何だかかみ合わず…。

スタッフの方の説明を聞いていると、ここは日本百名山である皇海山、その手前にある庚申山への登山口であることが解りました。

皇海山へは往復で12時間を超える難コースのようなのですが、庚申山へは片道3時間と👀。え、庚申山に登れるなぁ。

でも、今日男体山に登ったばかりで、連日の登山は大丈夫かなと思い直しましたが、とりあえず温泉に入ってさっぱりして、夕飯を頂くことにしました。

国民宿舎かじか荘に宿泊

お宿の温泉♨

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国民宿舎かじか荘 庚申の湯

ここの温泉、庚申の湯は㏗10.0の高アルカリ性温泉。結構温泉も好きでよく入っていますが、㏗10を超す高アルカリ性の温泉♨はあまりないように思う。少しぬるぬるしてお肌すべすべになります(*^-^*)。

ここは日帰り温泉もされており、大人1人800円。

山奥の温泉で800円は少し高いと思いますが、お湯が良い事と施設が綺麗な事も思えばお勧めかなと。

お宿の夕食

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お宿の夕食

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生ビール🍺も頂きますヽ(^。^)ノ

このお宿のお食事は美味しかったですヽ(^。^)ノ。

前菜もそれぞれ美味しいし(栗はあまり好きではないので残しました<(_ _)>)、お刺身はマグロと鯛なのですが、造りたての美味しさ。岩魚の唐揚げはお客の好みの時間に揚げたてを持ってきてくれる。

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揚げたての岩魚の唐揚げ

骨せんべい最高ヽ(^。^)ノ。

 

ビーフシチューは、明治時代に足尾銅山に来られる海外の方にふるまったと言われるレシピを再現されているとの事。

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明治時代に足尾銅山に来られる海外の方にふるまったと言われるビーフシチュー

ビーフシチューも美味しい。素直でとても深みのある美味しさでした。

 

お腹いっぱいになり、ほろ酔い気分でお部屋に戻り翌日どうしようかと考えながらぼーっとして、ベットでゴロゴロして、ウトウトして寝落ち(笑)。

お宿の朝食

早くから寝れば早くに目が覚めるもので(笑)、朝食前に露天風呂に入りに行けば空は雲一つない快晴ヽ(^。^)ノ。

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お宿の朝食

朝食はご飯をお代わりして完食(笑)。

あれ、私、今日、山登れるなぁ。

 

お部屋に戻り支度して早々にチェックアウト。

 

二日目 庚申山登山

まさかの二日連続の登山になりました。しかも、庚申山のほうがきつい(*^-^*)。

庚申山の登山記録はこちら👇

庚申山も無事に登山出来ました。

下山後はそのまま車で都内の自宅にもどりました。しかし、高速通路の休日割引が11月は適応されない事を思い出し、国道17号に出てひたすら走って帰宅しました(;^_^A。

やっぱり私はケチである(*^-^*)。

 

日光旅行で使ったお金💰

交通費

  • ガソリン代 約3300円
  • 高速代 1730円
  • 小計 5030円

宿泊費(一泊二食)

  • 宿泊代 14350円
  • 生ビール×2 1410円
  • 小計 15760円

その他

  • 登拝料 1000円
  • バス代 475円
  • 飲料 420円
  • 下山後のアイス 198円

合計💰

22883円 (宿泊費以外は7123円)

 

日光 男体山

昨年(2020年)の11月末、日光白根山に登りました。

その時に観た男体山中禅寺湖の美しさ👀。

男体山は日光にあり日本百名山でもあります。円錐形で凛々しく聳え立つその山容は、誰もが目を引かれる魅力がある山です。又、火山でもある男体山の噴火による溶岩でせき止められてできた中禅寺湖とわさっての光景はなんとも言えないほどの美しさです。

日本百名山の著者である深田久弥氏は「すべての湖はそのそばで聳え立つ山の姿で生きてくるが中禅寺湖男体山という取り合わせほど過不足なく彼我助け合って秀麗雄大な景色を形作っている例もまれである。天の造形の傑作というほかない。」と書かれています。

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男体山中禅寺湖 日光白根山 山頂より

男体山を含む山域の美しさ👀。

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男体山 女峰山 大真名子山 小真名子山 太郎山  日光白根山 山頂より

山域にある山々と自然の美しさに感動しました<(_ _)>。

いつか、ここから見えている山にも登りたいと思いました。

男体山

男体山は782年(2021年より1239年前)に勝道上人によって開山されたとありますが、男体山山頂には古くは古墳時代に奉納されたと思われる品が出土されているそうで、もっと古くから人々の信仰の山であったことが解ります。

 

現在は男体山というのが一般的なのですが、男体山をご神体とする神社の名前が二荒(ふたら)山神社であることが気になっていました。そして日光山とは?。

二荒山

二荒はふたらと読んだり、にこうと呼ばれたりされており、男体山の古い呼び名の様です。男体山麓の洞穴から年に二度嵐が生じる為に「二回荒れる=二荒」ともあります。

又、古来より二峰ある山は男神・女神が宿るとされることが多く、三神信仰である日光山は男体山、女峰山、太郎山とされたという説があります。

二荒を「にこう」と読むことは、にこう=日光になったとも言われています。

日光山

日光山とは男体山、女峰山、太郎山の総称とも言われる説があります。日光山には三山三神信仰(女神と二男神の三神)があります

男体山をご神体とする二荒山神社新宮(中禅寺湖畔に祀られている中宮祠)

女峰山をご神体とする滝尾神社中宮(二荒山神社本社の奥、徒歩20分程)

太郎山をご神体とする二荒山神社本宮(日光東照宮の奥に祀られている本社)

神と仏のの霊山

神が宿る二荒山、仏が守る日光山という意味で神仏習合の霊山と言われています。山岳信仰の山でもあり日光連山の神仏をめぐる山岳練行と展開され、日光修験として独自に厳しい修行が行われていたそうです。

男体山(標高2486m)に登る

現在、男体山に登るには二荒山神社境内にある表参道より登ることが推奨されています。男体山をご神体とする二荒山神社が整備・管理されています。

神社の社務所で奥宮参拝(男体山登山)の受付があり、入山受付(1000円)をしてお守りを頂きます。

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表参道から山頂の奥宮までは結構な急登を登ります。一合目から9合目まで石碑があり、どれくらい登ったかを確認できます。途中より岩場になりよじ登る感じです。累積標高は約1300m、登りの平均所要時間は約4時間になっています。美しい円錐形の山なので、途中のアップダウンは無く登りは登るのみ、下りは下るのみです(*^-^*)。

 

私は自宅にあった本をみて裏参道から登る登山コースを決めました。後で解った事ですが、裏参道は現在荒廃しており、男体山を管理している神社より裏参道から登ることを控えるように参拝者に言われています。自宅にある本を再度確認すると発刊が2012年で、今から9年も前👀。そりゃそうですよねぇ。

 

裏参道から登ったのですが、裏参道に入ってすぐに二荒山神社志津宮が祀られており、志津非難小屋があります。

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二荒山神社 志津宮

結局裏参道より登ったのですが、参道は大きくえぐれ荒廃していましたので、参道を縫うように山の中を登りました。途中に一合目から9合目(4合目は確認できず)までの木の碑はありますが、ピンクリボン等は極めて少なく道迷いの危険もあります。倒木は沢山あるし、がけ崩れも数か所、そこをロープだよりに進みました。こちらを通る参拝者もほとんどいませんでした。

結論、裏参道はお勧めできません(;^_^A。というが、そもそも神社より裏参道から登るのは危険とされています。はい(^_^;)。

ただ、裏参道の9合目を過ぎ、山頂付近までの道はかなり景色も良く気持ちが良い平坦で整備されている登山道ですので、表参道から登られて体力に余裕があれば散策されるのも良いかもしれません。

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男体山山頂 標高2486m

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男体山の象徴でもある剣

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おばさん休憩中 山ご飯のおうどんを煮ています
レジャーシートが子供が小さいころに使っていたポケモンなのがおばさんらしい(笑)

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太郎山神社 山頂の少し先に祀られています

下りは表参道より降りました。表参道は噂通りの急登の岩場で何とかかんとか無事に下山。表参道は随所に指導標があり、道迷いの危険が少ない登山道でした。

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瀧尾神社(女峰山がご神体) 8合目

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中禅寺湖が直下に見えます 急登で岩場の表参道

四合目-三合目間は林道なのに少しびっくり👀。その間の登山道が九十九折になっている事に納得しました。

 

無事に下山しましたヽ(^。^)ノ。

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登山の記録はこちら👇

写真もたくさんUPしています(*^-^*)。

使ったお金💰

  • 登拝料 1000円
  • バス代 475円
  • 男体山登山合計 1475円

 

※日光男体山は冬季閉山となります。今年(2021年)は11月11日で閉山されます。